「学研の科学と学習」を思い出そう | 気分良く前向きに生きよう & テクニカルを楽しむ

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日常感じた心の世界に通じることや脳の働きに関することを書きながら、PCや携帯やプログラミングなどの技術的なことなども書いていこうと思います。

先の記事で、小学生が科学の実験をするコースのことを書きましたが、それを書いていて我々が小学生だった頃旬だった「学研の科学と学習」のことを思い出しました。

当時は「科学を楽しむ教材」といえば、なんといっても「学研の科学」だったと思います。

いまでこそ、残念ながら時代の変化とともに廃刊・休刊になってしまった「科学と学習」ですが、当時はまず知らない人はいない大人気月刊誌であり、小学生の半数以上は確実に購読していたのではないかと思います。
全盛期には毎月なんと670万部も出していたそうです。

自分も類にもれず、小学校を卒業するまでずっと購読していました。

科学の付録には、数えきれないほどの思い出があるのですが、中でもよく覚えている付録が「腕時計型方位磁石」でした。

当時一年生だった自分は、科学も学習もとっていませんでした。
しかし集団下校時に一緒に帰っていた上級生が、本当はいけなかったのですが帰りの道中で付録を開けて、帰りながら見せびらかしていました。

そしてその上級生は方位磁石を腕にはめると、その針の方向をみながら「よし、うちはこっちだ!」などと言いながら帰宅していきました。

・・方位磁石が何なのか知らなかった当時の自分は、その方位磁石の針が自宅のある方向を自動的に示すようになっているのだと思いました。そう、まさにカーナビのようにです(笑)
なので「方位磁石って、なんて凄い機械なんだろう!」「その仕組みが知りたい!」と思ってしまいました。

その日からはもう、寝ても覚めても方位磁石です(笑)
厚紙を切り取って、その上級生が持っていた腕時計型方位磁石のような形のものを自分で作ってみたり、方位磁石の絵をかいたり・・そんな日々を送っていました。

今でも方位磁石を見ると、あの頃のことを思い出します。
なお、そんな自分も小学二年生になる頃には方位磁石が自分の家までの道筋を示してくれる魔法のような機械ではないことは理解しました。


「学研の科学」についてもう一つだけ、おそらくもっとも期待していた付録のことを書きたいと思います。

それは、「ミニ天体望遠鏡」です。

当時、自分にとって天体望遠鏡は最も欲しいものの一つでした。
ちょっと大きめの家に住んでいるような友達たちは、だいたい天体望遠鏡を持っていました。
しかしながら、小学生にとっては言うまでもなく高価なシロモノであり、到底買ってもらえるようなものではありませんでした。

ところがある月、「科学」の付録に天体望遠鏡が付いてくるという事で、まさに一日千秋の思いで待ち続けました。

しかし、実際にそれを使って夜空の星を見ても、ほとんど肉眼で見る世界と変わりはありませんでした。
まあ、それは当然であり、その付録についてきた天体望遠鏡というのは1.5倍からせいぜい2倍程度の倍率で、本当の天体望遠鏡とはまるで違うものだったのでした。


・・あれから時を越えて、今でも時々「大人の科学」シリーズが書店にならぶことがあると思います。
その中で、過去の回ではありますが、以下のようなものが出ていたことを知りました。




・・いいですね、憧れの反射式天体望遠鏡です(笑)
ただ、倍率はあまり高くないようで、当時自分たちが手にしたものと大差はないようです。
それでもやっぱり、雰囲気は出ていますね。

この「大人の科学」シリーズこそ、我々のような世代、つまり小学生時代に「科学と学習」を購読していた世代をターゲットにしているのだと思います。

本来、自分のような大人は、この「大人の科学」を全部購入して楽しむべきなのだと思いますが、実際には買っていないですね。。
唯一、カミさんが「小型電子ブロック」が付録だった時の大人の科学を購入していましたが、それだけです。それにしてもこの付録はすごかったですね。
正直、置き場所に困るということが最大の問題です。。