CPUのクロックとか、メモリ容量とか、外付けのグラフィックチップとか、そういう表面上のスペックだけではなく、一般にはあまり気にされないFSBのクロック(CPUの外部のクロック=メモリなどの周辺部分とデータのやりとりをする際の基準になるクロック)も、1066MHzとなっており、それまでノートPCのCPUのFSBのクロックであった553MHz・667MHz・800MHzを超えた、まさにデスクトップ並みの性能でした。
しかし。
先日このマシンにWindows7をインストールしたわけですが、楽しみにしていた新機能・仮想WindowsXPモードが有効になりません。
仮想WindowsXPモードとは、本来ならばWindowsXPでしか動作しないようなアプリケーション(例えばIE6など)を強引に動かしてしまおうという機能で、その原理は、Windows7のバックグラウンドで仮想PCを起動し、その上でWindowsXPを走らせることで出来上がった仮想WindowsXP環境の上で、XP専用のアプリケーションを動作させて、その実行中の画面をWindows7のデスクトップ上に表示してしまうという荒業です。
以下の画面は、本来Windows7では動作しないはずのIE6と、IE8を同時に起動しているところです。

この荒業をぜひ使いたかった(使う必要があった)のですが、動かないのです。
これはまさか。
デスクトップ用のCPUには普通についているVT(Visualization technology)という機能が、モバイル用のCPUにはついていないのだろうか、と思って調べました。
しかし、そんなことはありませんでした。
確かに、初代Core2Duoのモバイル版(Meromコア)には、一部VTが有効でないものもあるのですが、第二世代(Penrynコア)のモバイル版Core2DuoはすべてVT対応となっています。自分のマシンは、第二世代のCore2Duoを搭載しています。
じゃあなぜ?
通常VT機能は、BIOS画面で有効・無効の切り替えができます。以下の画面は少し古いデスクトップPCのBIOS画面です。VT機能をEnableにするパラメーターが見られます。
(注:古いBIOSでは、VTは「Venderpool Technology」と表示されますが、今はVirtualization Technologyです)

ところが、このVAIOのBIOS画面をみると、そのVT機能を有効にするパラメーターがないのです。

これはどうしたことだ、と思い、SONYさんのWebページを見ると・・・
VAIO Type BZ(VGN-BZAAPVS)および VAIO Type G (VGN-G3AAPVS)ではVTに対応していると書いてあるではありませんか!
と、いうことは・・・VAIO Type Zは対応していないと?
CPUは同じでも、Type BZとGは対応していても、TypeZは対応していないと?
技術的には対応できたはずなのに、BIOS上にその機能を有効にするためのパラメーターをつけなかったと?
うーん、今後は Virtualization Technology はノートPCでも普通に使う時代になっていくと思うのですが。。。