VAIOを Windows7 にアップブレードしてみる | 気分良く前向きに生きよう & テクニカルを楽しむ

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日常感じた心の世界に通じることや脳の働きに関することを書きながら、PCや携帯やプログラミングなどの技術的なことなども書いていこうと思います。

MSDN サブスクリプションから、Windows7 Professional Editionの製品版を入手し、早速自分のメインマシンであるVAIO TypeZ">VAIO TypeZのアップグレードを試みました。

自分の使っているVAIO TypeZ (VGN-90NS)は、32ビット版のWindows Vista Business がプレインストールされていましたので、Windows7へのUpgrade対象は、 32ビット版の Professional Edtionもしくは Ultimate Edtionということになります。
もちろん、UpgradeをしないでHDDをフォーマットして、Windows7をクリーンインストールするという手もあるのですが、一度それを試したところ、インストールされないドライバやアプリケーション(どうしても必要なもの)の数が多く、断念しました。


そこでとりあえず、何もしないでただUpgradeを試みると・・・

true-problem

肝心な、Wireless LANのドライバーソフトの互換性がないらしく、Upgaredeを続行できませんでした。
仕方なく、それをアンインストールすると、当然ですがいきなりWireless LANが使えなくなってしまいましたが、Windows7のインストーラーはUpgradeを続行できるようになりました。

Upgradeにかかった時間は一時間前後でしたが、終了後、起動してみると・・・

true-win7

なんと、ほぼ完璧にUpgradeできました。(当り前か)
先に削除したWireless LANのドライバも、別のWindows7対応のものが既にWindows7のインストールDVDに入っていたらしく、何もしなくてもWireless LANは復活していました。
(無線LANへの接続設定はやり直す必要がありましたが)

最も驚いたのは、このVAIO TypeZの最大の大技であるGPUの切り替え機能が、そのまま生きていたことです。
このVAIOはGPUを二つ持っていて、ひとつはチップセット内蔵の非力ながら省電力にすぐれたもの、もうひとつはパフォーマンスの高いNVIDIA GeForce 9300GSがあり、これらをダイナミックに切り替えられる機能があるのですが、これがそのまま利用できたのには驚きました。
それだけ、Windows7のWindows Vistaに対する互換性が高いということだと思います。

他にも、VAIOの特殊キー、Felicaポート、WebCamといった装置およびそのアプリケーションも正常に動作しました。


ただし、現状2つほど問題があります。
ひとつは、Hyper-Vサーバーに接続して管理する際に使用するリモート管理ツールが使用できないことです。こちらは、おそらく10月22日以降(店頭にWindows7が並ぶ日以降)に、Windows7専用のツールが公開されるものと思われるので、時間の問題だと思います。

もうひとつは、RAM Diskツールが動作しないことです。
32ビットのWindowsでは、メモリをどんなにたくさん搭載したマシンであっても、実際には3GB強しか直接活用できないという問題がありますが、その無駄になっているメモリ領域をRAM Diskとして活用するためのツールが存在します。
こちら、XPもしくはVistaでは動作したのですが、今のところWindows7では動作しません。
もう少し格闘してみるつもりですが、望みは薄いかもしれません。
しかしこちらも、同様なツールが遅かれ早かれ公開されることでしょう。

そういうわけで、自分のメイン環境は完全にWindows7へと移行しました。
この記事も、Windows7上で書いて投稿しています。

(なお、現時点でこのような方法でWindows7にUpgradeしても、SONYさんのメーカーサポートは受けられません。こちらのページによれば、2008年12月以前に発売されたVAIOのWindows 7への対応は、Windows 7発売後に順次「VAIOサポートページ」にて案内されるとのことです。)