京王バスが心地よい理由 | 社長のスピーチコーチ 森 裕喜子のプライベートブログ

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経営者やトップアスリートのスピーチコーチ、森裕喜子が日々のプライベートな出来事などを綴ります。(2021年8月よりプライベート版に改定)

電車の代わりにバスで移動したりする。

車窓からぼんやり見る街路樹の葉っぱ、道行く人が信号待ちする顔。
バスは目で景色を楽しむだけでなく、耳でも楽しめる。

私がよく乗る「京王バス」は、
運転丁寧、安全安心の車内アナウンス。いつも快適^^。

電車は最近音響が良くなりすぎて、あの独特の車内アナウンスはもう聞くことができない。
その点、バスは楽しい。

ターミナル発車直後、アナウンスは
「本日は、京王バスにご乗車いただきまして、誠にありがとうございます」と始まるが、
実際聞こえてくる音は、すべてが「濁点」である。

「ごんじづば、げいおうばずにごじょうじゃいだだぎまじで、ばごどにあじだどうごだいばふ」



(写真は、渋谷ヒカリエ8階から)


ちなみに、
人間は、その場のシチュエーション等から内容を推測することができ、
同時に、余計なノイズは消し去って聞くことができる。
従って濁音音声でも必要な情報は伝達されます。
問題なし、です。


今日乗ったバスの運転手さんは、前にも乗ったことがある独特の語り口。

通常、バス停に停まって出発する際

「発車します。おつかまりください」と言うのだが、彼の場合

「ぐっじゃああああああああ~~~~~ずばっス。
ぼづがば~~~~~ぐっっっいっ!」


交差点を「曲がります」は

「ばがいいいーーーーーーーッつ~~~」 

バス停名告知では

「ぶっっしょおお~~~~あげっっへ・・・・」(区役所前)


最初の言葉の2音節目で強くジャンプして踏切、しばし宙に浮いてから最後、強く着地する。
走り幅跳び的な抑揚のリズム。

運転には、ブレーキを踏んだりハンドルを切るなど、一定の流れがある。
運転していると自分のリズムができて、それが声にも現れるのだろう。


ふふ、運転手さん、仕事楽しんでる♩


癖のあるアナウンスと、バスの心地よい揺れ。
都会を走る車内で、のんびりできる。


ビジネスシーンでは、きちんとキレイキレイに話すことだけがよいわけではない。

癖も磨けば、光る「個性」になる。
自分らしいことが一番大事。

話し手がハッピーならば、聞き手にも喜びが伝染する。

森 裕喜子