この記事で書いていること
はじめるために必要な道具についは、別の記事で書いています。
今回は、どんな服装をしてSUPをすればよいのか、必要な服装について書きます。
水着やウエットスーツを服装というのか微妙ですが、この中では服装に統一します。
服装はSUPを楽しく安全にするためにとても重要な要素です。かなり長い記事にはなりますが、この記事を読んで快適なSUPライフをおくってください。
季節や地域によって変わります
日本では春夏秋冬がありそれに合わせてSUPをするときの格好が変わってきます。
夏は薄着でないと暑いですが日焼けに注意が必要です。逆に冬は断熱効果が高い格好をしなければ寒くてSUPどころではありません。
地域の差は気温の差で代わりに見るようにしてください。また、気温の感じ方は個人差があるため寒がりの人は少し暖かめ、暑がりの人はその逆にする必要があります。
その日の天候によっても変わります
季節はもちろんですが、その日の天候も選択する服装に影響します。
例えば雨の日や風の強い日は、いつもより少し暖かい服装をする必要があります。特に海に出ると陸上より風が強いことが多く、また風を遮ってくれるものは何もありません。
風はSUPの大敵なのですが服装選びにも深く関わってきます。
楽しむスタイルによっても変わります
季節や天候で変える必要がありますが、それにくわえてあなたのSUPを楽しむスタイルによっても変える必要があります。
例えばSUPフィッシングでしたら体をあまり動かさないので暖かめの服装を選択する必要があります。
一方で長距離のクルージングを楽しむ場合には、漕ぐ時間が長く運動量が多いためすぐに暑くなってきます。
それではどうすればよいか
ここまでお話をしてきましたが、はじめは季節と地域、自分のSUPを楽しむタイプで服装を選んでください。後は天候や暑がり寒がりに合わせて微調整をします。
たた、時期を問わず帽子は被ってください、ツバがあって風で飛ばないタイプであればどんなものでもよいです。日が出ていると眩しのと日焼け対策です。
私はこんなのをかぶっています、特に海用というわけでもないため落水するとびしょ濡れですか特に気にしていません。
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もう一つ、マリングローブも季節を問わず揃えてください。
私は冬でも寒さ的には必要無いのですが、やはり日焼けがすごいです。日焼け止めを塗るとパドルが滑ってしまうので必要になります。
また、長時間漕いでいると初めのうちはマメができて潰れてしまうことがあるのですが、グローブをつけていると軽減できます。
私はこれを使っています、夏でも暑くなく手のひらの人工合皮が丈夫で滑りにくくオススメします。
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また、服装とは違うのですがこれまで書いたとおり日焼けは本当にすごいです。
真冬でも足や手が出ていたらかなり焼けますので、顔を含めて焼けたくなければ日焼け止めは必須です。
本当はアネッサとかがよいのかもしれませんが、私はSUNCUTを使っています。
CMでも言っていますが本当に海水や汗で落ちにくいのでとてもおすすめします。
※逆に落ちにくいので帰ったらよく洗ってください
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話の前提になるSUPを楽しむタイプ
SUPを楽しむタイプを以下の2つに分けると、私は①のタイプです。この後は①をメインで記載しますが②についてもちゃんと触れます。
①高負荷タイプ
30分以上連続して漕ぐ、かつそれをSUPの間ずっと繰り返す。
→クルージング、トレーニング等
②低負荷タイプ
あまり連続して漕がない、一度目的まで移動するとしばらく漕がない。
→軽い練習、フィッシング、ヨガ等
それでは、前置きはここまでにして季節別の服装を書いていきます。
冬(1〜10℃)
SUPには厳しい季節です。SUPは楽しんでいる間、ずっとボードのうえで風に吹かれます。そのため、かなり防寒に力をいれる必要があります。以下のいずれかが選択肢になります。
・インナー+セパレートタイプのウエットスーツ
・セミドライスーツ
・ウエットスーツ
フルドライスーツは暑すぎるので除外します。また、セミドライスーツとウエットスーツの説明は他に譲ります。
私は1点目のインナー+セパレートタイプのウエットスーツ3mm(上半身、下半身が別々)にしていて、こちらをオススメします。
寒さを考えるだけであれば、セミドライスーツの3mmとウエットスーツの5mmが候補にあがりますが、SUPのトイレ事情を考えるとセミドライスーツおよびウエットスーツはあまり適していないのかと感じます。
また、どちらも漕いでいるときは暑すぎるのですが、逆に休憩で止まると寒くなって体温調整が難しく感じました。
ですがやはり1番問題なのはトイレです。
どちらも下半身から上に生地を伸ばして着るのでトイレに行くときは、逆に上半身から腰辺りまで下げて体を丸出しにしないとできません。
遠出していてボードの上でしなくてはいけないとき、風に吹かれながらほぼ裸になる必要があります。常に海に浸かっていればそのまま···という考えもありますが、SUPはボードの上なのでそういうわけにもいきません。
ですので、私は最初のとおりインナー+セパレートタイプのウエットスーツにしていてこちらをオススメします。この場合、セミドライスーツおよびウエットスーツより防寒面で劣るためインナーに力をいれる必要があります。
私はこちらのインナーを利用しています。前はもう少し薄いのを着ていたのですが、早くこれにすればよかったととても強く思います。
落水してもそこまで海水が染み込んでこないためあまり体温が低下せずすみます。
また、これは上下が分かれていないのですが股間部分が空いているので大丈夫です。
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逆にセパレートタイプのウエットスーツは、私の場合には上下で1万円少しの安物を使っています。
それでも関東の真冬でも問題なく快適にSUPが出来ています。使っているのが無かったので同価格帯のものを参考にあげますかお好きなものをどうぞ。厚みは3mmで大丈夫です。
※ウエットスーツはAmazonのほうが安いです
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では②についてですが、こちらはインナー+フルドライスーツ1択です。
私ははじめに釣りをしていたのですが、ウェットスーツの5mmでは寒くて駄目でした。
漕いでいるときは大丈夫なのですが、止まっていると断熱効果が足りなく真冬は辛かったです。
ウエットスーツの上に防風・防水のウインドブレーカーも寒さの面ではよいと思いますが、落水したときを考えるとよくないです。
そのためやはりインナー+フルドライスーツで股間部分を開けることができるものを選ぶのが最適です。
ただ、漕いでいる間は真冬でもかなり暑いです。落水しないときにジッパーを開けて体温を調節してください。
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春(10〜20℃)
春の初めの寒い日は、冬と変わらない格好でよいです。風が強い日が多いので暖かい服装が必要です。
15度くらいから少し暑くなってきます。その場合は上半身のインナーをラッシュガードにして下半身はそのままセパレートタイプのウエットスーツだけでよいです。
それでも漕いでいると暑くなるため、暑くなったときに前を開けて体温調節します。
私が使っているのと全く同じでは無いのですが、1番似ているのはこれです。どんなのでもよいですが、20℃近くになればこれ一枚で平気になるため、オシャレなのを選ぶとよいです。
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②の場合はまだしばらくフルドライスーツで大丈夫です。15℃を超えてきてからが1番難しいです。
日差しがあるとフルドライスーツは動いてなくても暑くなってきてしまいます。短い時期のために購入するのももったいない気がするのでインナーをラッシュガードにするとよいです。
ただ、20℃近くになるともうだめですね、安く済ますなら上半身はしばらくラッシュガードにパーカータイプのラッシュガード重ね着、下半身はセパレートタイプのウエットスーツがよいです。
落水するとラッシュガードは寒くなるため気をつけてください。すぐに乾きますが、乾くまでが寒いので乾いたタオルがあれば安心です。
春〜夏(20〜25℃)
だいぶ暖かくなってきて上半身にはもうセパレートタイプのウエットスーツも必要ありません。インナーもいらずラッシュガードだけでOKです、下半身はまだセパレートタイプのウエットスーツでOKです。上半身は寒いとき用にパーカータイプのラッシュガードを持っておくとよいです。
25℃になればもうラッシュガード1枚で十分です。下半身もスポーツタイプのレギンスと水着の下で大丈夫になります。そろそろ暑くなってきて寒さ対策よりも日焼け対策が必要な時期になってきます。
春〜夏用にこういったセットを購入しておくと出費を抑えられます。
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ラッシュガードは日焼けを防いでくれるので日焼け対策にもよいです。また、この先の真夏でもそこまで熱くならないのでラッシュガードはずっと使えます。
②の場合でも上半身は①と同じでパーカータイプのラッシュガードを忘れないようにしてください。25℃近くになれば完全に①と同じでOKです。
夏(25〜40℃)
寒さよりも日焼けに気を使います。上半身は長袖のラッシュガード、下半身はレギンスと水着でOKです。どちらもUVカットを選んでください。
SUPはとてつもなく日に焼けます、翌日がひどいことになるため本当に日焼けには気を付けてください。防水タイプの日焼け止めを使うとよいです。ラッシュガードやレギンスから出ている部分にはすべて塗ってください。アキレス腱も日焼けするくらいに全身日焼けします。
こういうセットで十分です、夏は日焼けにさえ気を付ければあまりこだわらなくて大丈夫です。
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②でもこの時期は一緒です。暑さと日焼けの対策が必要な時期です。少し話はそれますが照りゴチやシーバス、青物、ヒラメなんか最高ですね、私はいつもストリンガーを使っていましたが夏は水面近くだと暑くて弱るので締めてクーラーボックスに入れるようにしました。
秋(15〜25℃)
春から夏を参考にします。春よりも風が強い日が少ないため(台風は除きます)SUPをするには最適な時期です。風が穏やかで日差しもあれば暑いくらいでのんびり漕ぐにも最適です。
冬までの短い期間ですが軽装でちょうどよい日差しを受けてとても気持ちよく楽しめる時期です。
②の場合は、春を参考にします。まだまだ釣果も期待できますし過ごしやすくて1番好きな時期です。
秋〜冬(10〜15℃)
春を参考にします。冬が近づいてきてどんどん寒くなり急に冷え込む日が増えます。真冬のような寒さはこれからですが、海の上は風がやはり強く寒いです。繰り返しになりますが①ではインナー+セパレートタイプのウエットスーツ、②ではフルドライスーツです。
服装については以上です。個人差はあると思いますが、私がたどり着いた最適解なのでよければ参考にしてください。