この記事で書いていること

これからSUPをはじめるかたに向けて、揃える必要がある道具を書きます。
それぞれ必要なものを個別に購入しても良いのですが、必要なものが一式セットになってネットショップで売っています(この後はセット品と呼びます)。よほどのこだわりが無ければ、最初はネットショップで購入できるセット品で必要十分ですので、そちらを購入すれば間違いがないです。もし近くに実店舗がえるならそちらを見に行ってもよいかもしれません。

 セット品とは

ネットショップでSUPを探すと、色々なボードが出てきますが、多くは以下の最低限必要と言われる道具がセットになっている商品が出てきます。こちらを購入すれば、とりあえずは海に出ることができます。

・ボード(プラス空気入れ)

・パドル

・リーシュコード


他にもよく言われるもので、以下の道具がありますがこちらは「セット品に入っていない」ため必要性を感じる場合には、別途購入する必要があります。

・ライフジャケット

・防水バック


参考までに私が最初に購入したセット品は次のものです。やはり必要なものは最低限付いていて、全く困ったことはなく見た目もとても気に入っていました。

値段的にはピンキリですが、5万円あればそれなりのものが購入できます。高ければ有名なブランドだったり品質が良いと言われているものが買えますが、正直最初はこだわらなくてよいです。初めから性能にこだわる必要はないと思いますし、実際に限界まで性能を引き出すこともないでしょう。後述しますが、空気を入れて膨らませるインフレータブルという種類のボードを買うと思いますが、この空気が抜けるのだけが非常にまずいので、あまりに安いものは考えどころです。ただ、遠出をしないならそれさえもあまり気にする必要はないです。
はじめはバランスが取りやすく、見た目がかっこいい自分が愛着を持てる好みのボードを探してください。

このあとはセット品を前提に話をします。まれにパドルやリーシュが入っていなかったりするのでそれだけ注意してください。

 ボード

これがないと始まりません。ボードを選びときに大事なことは「はじめてのボード選び 」を参考にしてください。


気に入ったボードは楽しくSUPをする大事な要素だと思うので、格好良いのを選びましょう。
セット品のボードは9割9分がインフレータブルという空気を入れて膨らませるタイプのボードです。サーフボードでイメージする硬い材質のものは、その名のとおりハードボードと呼ばれるタイプのボードですが、SUPの最近の主流は、このインフレータブルです。
自転車の空気入れよりももっと強力そうなものが付随しているので、この空気入れを使ってボードを膨らませます。
空気をいれると言っても、浮輪みたいにフニャフニャはしておらず、かなり固くなります。長めのボードであってもちゃんとしたものを購入すれば、人が乗っても曲がるようなことはありません。硬さを売りにしているボードにこだわる必要は全くありません。
なお、ハードボードはしまう場所に困りますが、インフレータブルは折り畳めるのでここでも困ることはありません。

 パドル

材質等色々ありますが、最初はなんでもよいです。セット品に含まれているものでよくてこだわりは、全くいりません。
なぜかというと最初は良し悪しの比較対象が無いですし、付属しているパドルでも全く問題なく漕げます。セット品に含まれている大抵のものは少し重い材質なのですが、重いとは言ってもそんなダンベルのように重いわけでは無いですし少ししたら慣れてくると思います。
そして慣れてきたころにカーボン製の軽いパドルに変えるとはじめてその違いに気付きます。

ですが···色んなサイトを見てカーボン製をべた褒めだったので私もカーボン製に買い替えました。たしかに軽いです、軽いのですが正直なところ「軽いけどだから?」と思ってしまいます。
高いお金を出したのですが、最初に付属していたパドルでも別に全く困りませんでした。レースのように1秒を争うなら分かりますが、初めてのかたがこだわる必要はやはりありません。重いから遠出で疲れるのであれば、少し距離を短くすればよいです。
また、カーボン製のメリットの1つに浮くということも言われます。ですが、落としはしないし沈む前に拾える(沈むまでしばらく時間があります)のでそれも大したメリットではないです。心配でしたら、紐を繋げるのもよいかもしれません。あなたが泳げるのであれば、もし落としてしまって沈んでしまったとしても手で漕げばよいだけです。

一点だけ、もしSUPフィッシングをメインにするならカヌーで左右を交互に漕ぐようなパドルを選んだほうがよいです。SUPフィッシングでは、おそらくSUP(stand up)とは言っても座って漕ぐことが多いです。そのさい、どうしても1本のパドルは立って漕ぐさいちょうどよい長さなので、座って漕ぐのがやりにくいからです。参考までにこういったものです(ダブルパドルと調べれば色々出てきます)。

 リーシュコード

こちらも最初はなんでもいいです。セット品に入っているものでよく、こだわりは本当に全くいりません。外したくないときに外れず、外したいときに外せて、体やボードにあたっても怪我や傷にならないようなものであれば、リーシュでなくてもなんでもよいです。
ただ、わざわざリーシュ以外を選ぶ理由もなくセット品にも入っているのでそれを使いましょう。強いて言えばおそらく多くのセット品についているコイル型が良いと思います。コイル型は伸び縮みするのでしまいやすく、落水したときにボードが遠くに行きません。
もし、SUPをする場所が波が多く強く、波に巻き込まれるような状況が起こる場所でしたら、いざというときに外せるようにだけ気を付けてください。

 ライフジャケット(浮力体)

こちらは、セット品におそらく含まれていません。そのため、個別に購入する必要があります。
こういうと色々な意見があるかもしれませんが、大前提として「泳げる」かたであれば逆に邪魔ですしいらないです。ただ、たとえ泳げたとしても万が一インフレータブルのボードで空気が抜けた場合、自力で戻れる距離であることも前提です。もし、遠出をメインにするなら、万が一のために付けたほうがよいですが、それよりも救助を待つような状況にならないようにするほうが良いとは思います。
また、なんとなくですが···付けていないと非国民のような雰囲気があります。また、SUPをする場所によっては、付けることがルール化されていることもあったりします。ルールという点については、また別の場所で書きます。海には色んなかたがいるので、わざわざ軋轢を生むようなことはしないようにするのも楽しむためには必要です。
常に膨らんでいるものではなく、紐を引っ張ったときに膨らむタイプは、あまり着けていても気になりません。私も本当はいらないとは思っていますが、このタイプを着けています。
実際に着けているのはこれのブルー迷彩です。ただ、一度も使ったことはありません。

 防水の荷物入れ

こちらもセット品におそらく含まれていません。SUPで何をするのかにもよりますが、海上の過ごしやすさに関わるため、ここはある程度こだわったほうが良いです。単なるビニールでも防水にはなるのですが、開けにくかったり中でごちゃごちゃになったり少し気が滅入ります。また、落水したときの落ち方で稀にボードが反転してしまうことがあります。そうなったときに、しっかりとした防水効果がある荷物入れでしたら中身の荷物は無事なのでやはりこだわりは必要です。
持ち物が何も無ければいらないのですが、おそらく何かしら海に持っていくものが出てくると思います。私の場合は、スマホ、車の鍵、お菓子、飲み物、タオルこの辺を入れています。これは、写真にも写っている私が使っているバック(色は黒です)で折り返しを何回かするとボードが反転しても水は全く入ってきませんでした。
今回はここまで。他にもあったほうが便利なもの、服装として必要なものもありますが、それは別の機会にします。