皆さん、梅雨真っ只中いかがお過ごしですか?
って言っても・・・晴れてますよね
暑いですよね
どーしたんでしょうね!?!?!?!?!?
きっと、ブログ読んでいる皆さんはこの手の話題には飽きていると思いますので、
さっさと本題に行きましょうか。
最近、「日本の投資信託の手数料は高すぎる!」
だから「運用はインデックスファンドだけでいい!!!」
といった雑誌の記事や書籍を目にすることがあります。
この記事の論調としては、日本の投資信託は手数料が高く、
特に市場平均を上回る運用をめざすアクティブ・ファンドは高い。
例えば、2つのファンドがあったとして、
1つのファンドの信託報酬が1%、もう1つが2%だとして、
これら2つのファンドの信託報酬を差し引く前の年間リターンが同じだった場合、
信託報酬が2%の方がパフォーマンスが悪くなる。
だから、信託報酬をはじめとする手数料は低い方が良い。
そして、
手数料が低いファンドはインデックス・ファンドである。
しかも、アクティブ・ファンドの中で市場平均を実際に上回っている
ファンドより下回っているファンドの方が多いからなおさらインデックス・ファンドの方が良い。
といった感じです。
しかし、この論調では少し腑に落ちないところがあります。
信託報酬を除く年間リターンが同じファンド自体があるのかどうかという点です。
全く同じ内容で運用しているのであれば話はわかりますが、
全く同じ内容で運用しているファンド自体が少ないのではないかと思います。
ということは理論上はわかりますが、実際問題としてあまりない前提で
話をしているのではないか? という点です。
つまり、それぞれのアクティブ・ファンドはあの手この手を使って市場平均を
上回ろうとする訳ですから、リターンがちがって当たり前ともいえるのです。
そして、リスクとリターンは表裏一体からいう関係から、
手数料もそのファンドリスクに応じて変わってくるのが自然のように思います。
次にインデックス・ファンドの方が手数料も安くいいファンドということですが、
私もセミナー等で「この話をどう思うか」という質問をいただきます。
そのとき、私はこうお尋ねします。
「7年間の運用で、25%のリターンがあるインデックス・ファンドと同じ程度のリ
スクで35%程度のリターンがあるアクティブ・ファンドの2つのファンドがあった
として、あなたはどちらのファンドに投資されますか?」と...
ほとんどの方はアクティブ・ファンドと答えられます。
実際に日本のアクティブ・ファンドの中には私がお尋ねしたようなインデックスを
上回る成績を出しているファンドもあります。
そういうファンドを探すことを差し置いて、インデックス・ファンドがいいファンドというのはどうか?
と思うのです。
こういうわかりやすい話というのは、妙に説得力があるのですが、実は投資家を
思考停止させているのです。
つまり、なるべく考えなくてもいい方へと導いている点は非常に危険だといえます。
私が学生のときのゼミの教授はよく「思考停止させる論調には気をつけろ」と
言っていましたがその通りだと思います。
そもそも、「日本の投資信託の手数料が高い」という話と
「インデックス・ファンドがいい」というのは別の話なのです。
このようにみてきますと、投資信託の選び方というのは、
まず「商品の中身を見て、あるいは実績を見ていくつか候補を上げる」
次に「手数料等のコストを比較検討する」のが順番であり、
まず、手数料から入るのは本質を見失ってしまいますから、やめましょう。
通常、みなさんが大事なものを購入するときにやるやり方と同じでいいのです。
そこで、インデックス・ファンドが良いという判断であれば、
インデックス・ファンドで運用すればいいのではないかと思います。
しかし、日本の手数料が高いかどうかは、いろいろ議論があるところですが、
私たち投資家は手数料が安いにこしたことはありません。
ですから、「もっと安くしろ!」と声を大にしていいましょう。
ただ、いいファンドは多少コストが高くても買うべきであることはお忘れなく...