お役目
「一年間ありがとうね」
その言葉と共に、薬指に嵌められた指輪。
指輪二号です。
それまで、そこに落ち着いていた指輪一号は
二号の寝床(箱)で、ゆっくりおやすみ。
何をするにも一緒に着いてまわった奴なので
しかもちょっと幅の太い奴なので
一年経っただけでも、傷がたくさん付いていた。
何回あなたを机に打ち付けたことか。
水責めに遭わせたり、
ヨゴレさせたりだとか。
酷い主人でございましたね。
よくよーく目を凝らすと、ちょっと欠けてる。
それでも愛着の湧く奴でした。
「こいつも一年間お疲れ様やな。
本当ならこいつがずっと頑張る筈だったけど。」
そうなんだけどね。
相方が行方不明なのに、
ピンで頑張るのはちょっとね。酷よね。
お役目ご苦労様でした。
箱の中でゆっくり、おやすみなさい。
今日で
一年になります。
Tさんと今の関係を結んでから。
早いものです。
去年の今頃、何を思ってたのかなぁと思って
過去記事をあさったりしてます。
月二回ペースで会っていたのに
それが崩れて、二ヶ月を越す空白期間。
もうダメだと思った。
それで、いきなり巡ってきた好機。
久しぶりの再会を前に、
顔がゆるゆるに緩みきってたと思います。
やっと会えるんだなー、と。
会えるんだな、と。
じゃあ、この続きはどうなるんだろう?
と、考えるのも自然なこと。
好きは好き。
でもそれを伝えて受け入れられる自信が無い。
というより、わたしはその先の道筋を知らなかったわけで。
脇道・裏道・寄り道だったら知っとるけどね・・・。ぼそぼそ
臆病者なわたしは
言いたい事は口にしたものの、
その結論を自ら出さないという方法を取りました。
けれど
それが良い方向に転じて、今のわたし達がある。
一年前の今日。
思い出すと、今でもくすぐったい感じになる。
そのつもりはなくても、勝手に一人で照れてしまう。
あの夜の、車中での二人のこと。
忘れる事は、無いと思う。
今日、わたしは仕事。Tさんはお休み。
仕事帰りのわたしを拾って、
何処かへ連れて行ってくれるそうな。
二人で買いに行ったけれど、
まだ受け取っていない指輪二号を持って。
多分わたしは
今日のこの日の事も、忘れないんだろうな。
よい日になりますように。
まるくなる
恋人という存在が居ると、
少なからず自分の人格や感性に影響が出ると思う。
わたしとTさんに関しては、
お互いに同じような影響が出ているらしい。
「俺もまるくなったなぁ」
仕事の電話を切ってから、彼が呟いたりする。
去年はもっと、部下に厳しかったり声を荒げたりしていたそうだ。
「テツカさんまるくなったよね」
久しぶりに会った仕事の後輩や上司に言われたりする。
去年はもっと、人に対して厳しかったらしい。
愛しい人が、愛しく想ってくれていると思うから
心に余裕が出来るのかな、と思うのです。
余裕があるから、デキない部下に苛々しない。
失敗のひとつやふたつ、カッとしない。
大らかに、「次から気をつけなさい」と一言でおしまい。
狭い心が広がったのだと思う。
ワンルームから2LDKにお引越しです。
待たせる人待たされる人
喧嘩の内容、ものすごーく大人げ無いことです。
単なる待ち合わせの擦れ違い。
それだけ。
少し前にも同じ事があって、
その時は、怒り心頭のわたしにTさんが謝って
ややこしい事にはならずに、済んだのだけど。
今回はちょっと違う。
Tさんも何やら不機嫌になり。
駐車場までの道程も、車中でも、一切会話が無く。
待たせたわたしも悪いけれど、
待ち合わせ場所に居なかった彼も悪い。
そこで むっ ときて、
すぐに電話を掛けてみても繋がらず、
コール音だけが何度も繰り返し。
更にいらいらいらいら。
5分ほど後にTさんから電話があり、
聞けば全然違う所に居るとのことで。
もう、かっちーーーーーん。
ああ、だめだめ。
落ち着かなくては。
と、彼と合流する前に自制。
すぐ傍にあったスタバにてアイス珈琲を。
珈琲でも飲んで、気持ちを静めようと思ってたら。
来ちゃったし。
そこからはもう、険悪ムード一色。
一言も話さないまま、車を走らせるままの彼。
わたしはこれから何処へ行くか、全く知らない。
ふと、「どうすんの?この状況」と呟いた彼。
その言い方が、気に障った。
なんでそんなに人ごとのように言えるんだ。
・居る場所が変わったなら、なんで連絡しなかったの?
・間違った事言ってないよ、そういう連絡はするものだよね?
と言っても、彼は無言のまま。
「黙ってたら分からない。
わたしはちゃんと話してる。言いたい事言ってよ」
そう言ってるのに、
「今日はもう帰ろうっか。送るから。」
「一緒に居ない方がいいやろ」
と言い出して、わたしの家の方向へ進み始めた。
あ、険悪だなコレ。
別れそうな流れだな。
でもそうなったらなったで仕方ないかな。
分かってくれないならしょうがない。
とか、うだうだ思ってた。
それくらい、今までにない殺伐とした空気だった。
少し経って、突然Tさんが車を路肩に停めた。
そこからやっと、話し合い。
「俺が待ってた時間より、
テツカは自分が待ってた5分が大事なの?」
と彼が言い返してきた事から始まり、
あれよ
これよ
と、話が転がり
自分が下らない事に怒ってしまった事が情けなくて
わたしも途中からぼろぼろに泣いてしまい。
嗚咽が収まったくらいを見計らって
「もう一緒に居たくないでしょ」「面倒臭いでしょ」と言えば、
自分の放ったその言葉にまた泣けてきて、収拾つかず。
俺が悪かった、とTさんが言ったのは
わたしが少し落ち着いてきてから。
Tさんが言うには、
自分が悪いとは思うけれど、
男はなかなか謝るきっかけが見つけられないそうで。
車に乗ってすぐの時は、
罵声を飛ばしてしまいそうな気がして、だから黙っていたんだと。
「わたしが泣いたから謝るんでしょう」
まだグズグズ言う。
とは言ったものの、
わたしが泣き始めてすぐは、Tさんは何も言わなかった。
動じる気配が無かった気もする。
最初に泣いた時なんて、
あわあわオロオロとしていたのにねぇ。
多分、彼のことだから
すぐに慰めて謝っても、何も進歩が無いと思ったのかも。
話を聞いて、
自分がどれだけ大人気なかったか
彼に悪いことをしてしまったかが分かって、
「ごめん。ごめんなさいぃ・・・」
と、わたしも泣きながら謝り。
そこから、Tさんはわたしをなだめるのに手一杯。
泣きすぎて頬がカピカピです。
少し落ち着いてから、わたしのこと抱き寄せて
「おかえり。何処行ってたんだよー」と、彼は言った。
うん。
ちょっと遠いとこ行ってたみたい。
その後は、ほんといつも通りの仲に戻った。
「もっと連絡マメな男になります」とか何とかTさんは言ってたけど。
そこはあんまり、期待してないから。うん。
逆に不自然かも。(酷)
壁ナシ
ここ最近。
わたしがTさんに対して
むっ ときたり、
あからさまに不機嫌な態度を取ったりだとか
わたし自身に、
少し前までは考えられないような態度が目立つ気がする。
でも、それは
わたしが彼に対して積み立てていた壁が、
今になってようやく、崩れてきたからなのかも。
とっくに全部崩されていたと思っていたけど、
やっぱり残っていたんだな、と思う。
つい最近、Tさんと喧嘩しちゃったのだけれどね。
おそらくこれが、初喧嘩。
ちゃんと、お互いの意見がぶつかっていたし。
これがケンカなんだなー、って
呑気な事も考えつつ
最悪の事態も想定しながら。
喧嘩らしく始まり、ある意味王道パターンで収束しました。
それも、以前では考えられないこと。
今までは食い違う事事態が少なかったし、
あっても、どちらかが(大抵Tさんが)譲歩して終わっていた。
喧嘩出来るって事は、
二人が意見と意地をぶつけ合えるくらいにまで、
二人の距離が縮まったんだと、そう思いたい。
喧嘩の内容については、記すかどうか迷ったけれど、
後の反省材料にもしたいので、この後に記事上げます。
ちなみに、仲直りは完了してますヨ。