赤い糸、絡ませて。 -21ページ目

ウマソウ。



男の人が、

自分の用意したご飯を前に


「旨そう」「美味しそう」と言ってくれると




もう



無条件に



トキメキます。




食べる前の、その一言で。

もう充分。




それが腕を奮った作った手料理で、

そこに賛辞を受ければ嬉しいのは 当然 かも知れないですが。




わたしの場合は、どうやら


The・買ったきただけ。


・・・の物でも同様なようです。





以前こんなことがありました。


仕事が慌しく、食事に行く暇も惜しかった頃。

職場の全員、空腹ながらも

自分の持ち場を離れられない状況がよく続いていた。


そう言う時、ふと手が空くと

「メシ買ってきて」と

買出し番長に任命されるわけです。


上司・同僚は男ばかりなので、よくわたしが抜擢されてました。

比較的手が空き易かったのもあるかも。




「何がいいですか?

 何処に行きましょう??」



と聞いても、



「なんでもいい」

「任す」

「何か腹膨れるもん」



と、微妙な返事のみ。





「貴方のセンスに任せるから!」





って言われた時とか、困り果てます。




好き嫌いとか、気分によって嗜好って変わるじゃん。


なんて、ウダウダ思いながらも

向かう先はコンビニ。


コンビニがお手軽で一番良いのです。

色々あるし。


でも、選択肢は決して多くない。



コレかな?

それともアレ?

やっぱりアッチかな??



と、手にとっては戻しを何度か繰り返して、お会計。




空腹と疲労でテンションだだ下がりの上司に、

はいどうぞ、とコンビニ袋を渡す。


「何が良いのか分からなかったから、かなり適当ですよ」

って付け足しながら。



すると上司が中身を確認して、




「お、うまそーーーー」




と言ったのです。





「メッチャ旨そう。ありがと!!」




と、爽やか笑顔で言ってくれた同僚君も居ました。




だって、

それコンビニ弁当ですよ?(語弊がありますが)

レジで「温めますか?」って聞かれるあれですよ?

もちろん「温めて下さい」と答えましたが。



コンビニに陳列されてるクリームパンでさえも、

「美味しそうだねー」

と言った人も居ます。



確かに美味しそうに盛付けられているけれど、

それって、購買欲を煽る色が強い。

「美味しそう」とは思っても、あまり口には出さないと思う。


食卓や、手料理を前にして、

意識しなくても唇から零れる

「おいしそう」の言葉とはちょっと違うような。




それでも、

それを見て



うまそう。



と言ってくれる彼ら。




なんだかこう、

そこに男の人の優しさを感じてしまった。

自然と言っちゃってる感じがまたイイ。



こっそり、にへらっとしてました。

あくまでも、こっそりと。




自分が選んだ物=自分が作った物


くらいの扱いなのかも。

だから誉められると嬉しい。




食べる前の、一言って結構大事。


お世辞っぽくなく、あくまでも自然に言うのがグーです。





ちなみに

食べてから、「旨い!」って言われるのは

照れ臭いです。

ものすごく。


いいから、いいから!黙って食べて!


とか思ったりしてます。





嬉しいんですけどね。





湯治



来週辺り、Tさんと旅行に行くことになった。



と言うのも、

来週にTさんが有休を消化して繋いだ連休があるから。


彼の連休は以前から決まっていて、

当初の予定が無くなってしまい、白紙の連休に。



そこでふと


「旅行行こう」


と言ったTさん



わたしの仕事も不定休であるので、

早々に希望を出して、連休を被せてもらった。



彼の誕生日も

一年記念日も仕事でしたが

今回ばかりはお休み頂けました。(・∀・)バンザイ




何処行く?

海外とか行っちゃう??



と、費用の事は後回しにして

爛々と瞳を輝かせていたTさんに対し、




やだ。(パスポート持ってないし)

国内がいい。

温泉がいい。



と、超保守的なわたし。




実はお互い、恋人との旅行は初めてだったりする。


なので

初っ端から飛ばしてコケたくない、のも本音。




最初は



「年寄りみたいな事言うなよ」



(失礼な)



と、わたしの意見に乗り気で無かったTさんですが、




観光はイラナイから


温泉でも入って

美味しいご飯を食べて

のんびりほっこり過ごしたい。




・・・の意見が合致したので、温泉に行くことになった。


かなり適当に決めた宿だけど、

温泉地としてはかなり有名な所らしいので、期待。




それにしても。


旅行何処行きたい?と聞かれたら


一般的に見るなら

国内でもメジャーな観光地を挙げるだろうに、



ワタシ「温泉」と即答してますから。


21歳の小娘が。




何と言うか、若さがないよね。







orz




でも行きたいんだからイイノデス。


旅行という非日常に、早く飛び込みたくてたまりません。




暗闇を照らす、その眼差し




月は見てる。

いつも其処から。



やわらかい光で

冷たい輝きで


ずっとずっと、見つめ続けている。



貴方が

笑ったことも

恋したことも

涙を零したことも。



貴方の

ひたむきな姿勢も

独りの時の弱さも


貴方の

寂しさ

哀しさ

愛しさ


切なさ。



月は、みんな知ってる。





恋に溺れた時も


情欲に、身体と心を捧げた時も


愚かさに嘆いた時も


受け止めた喪失感に泣いた時も






それは貴方だけが知っていること。




だから、誰も知らないこと?




ううん

月が知っている。




見ていたよ

あの宝石を散りばめたような、漆黒の褥から。




だから、



隠さないでおこう


消さないでおこう



貴方一人で抱えきれないものは

あの月が分かち合ってくれるから。


誰よりも、貴方を知っている月が其処に居るのだから。



それでも辛いなら


今は月の光に記憶と想いを預けて

いつか、返してもらえばいい。





月は見てる。


あの宝石を散りばめたような、漆黒の褥から。



貴方が生まれた時から、これまで。

そしてこれからも。





ひとりじゃないよ


ずっと。






ひとつやねのした



どうやらTさんは  が欲しいらしい。



持ち家。

マイホームね。




休日を一緒に過ごしたある日、

とある住宅展示場のような所へ二人で行った。

(デートでそんな所行くなよ、の突っ込みは置いといて)


春になる前にも、一度は

二人でモデルルーム見物に出掛けた事がある。
理由は、なんとなく・興味があったから。


そんな軽いノリで(少なくともわたしは)

その日も出掛けたわけです。



ぶらりぶらりと見物していると。

不動産の営業の方に捕まってしまい、

推し薦められるままに

その不動産屋の社用車で、別件のモデルルーム視察に。



営「もう結婚してはるの?」

テ「い、いえ。まだです」

営「もうそろそろかな、って感じですかね?」


テ「いやぁ、まぁ・・・・・・」


ごにょごにょ。



みたいなやりとりをしつつ。


それはねー、

言わないで欲しいよねー。





それにしても、モデルルーム。:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

知らない地域の、知らない家に上がるのって結構楽しいのです。


大手のモデルルームとかだと、

かなり斬新なシステムが組み込まれていたりするし。

(そういうのはお値段も目ン玉飛び出ますが)


とにかく、楽しい。




帰り際、営業さんがわたしにこっそりと言った。

(この営業さん、大阪のオッチャンそのままのノリ)



「結婚決めてないって言ってたけど、

 こうやって家を見に来てるって事は


 彼的には

(結婚を)春くらいに見越してるんじゃないの~?」(・∀・)ニヤニヤ




えー。



「・・・そうですかねぇ」


「そうじゃなきゃ、デートでこんな所来えへんでしょ」



まぁ、確かに。

そこまで深く考えてなかったですが。



「あなたがケツ叩いてやったらええねん。

 はよ決めぇ、言うてね。男はビビリ(小心者)やからね。




 な!兄ちゃん!!





∑(゚Д゚)エッ??




いきなり話を振られたTさん、苦笑い。





そんな話が出てしまったので、

帰りの車では、自然と「所帯」の話になる。


Tさんの中では

結婚=一緒に住む、のはもちろんのことだけど、

住むのは 賃貸じゃない住居 があるのが必須条件らしい。

なのでこうしてモデルルームを視察しているらしい。



理由は一つ。



「賃貸やったら金が溜まらんから」( ̄∩ ̄#



まあ、それはそうだけどね・・・。



家も全部決めて迎え入れ準備万端!!になってから

「一緒になろう」の言葉を出したいのだとさ。


予想以上にTさん堅実的将来設計をしているようだ。



帰宅して、Tさんのお母さんに、

何処に行ってきたのかを聞かれ。


息子が「家見て来た」と答えたなら

母に「夢がないねぇ」と一蹴されて、負けじと



「アホか。これが一番将来の為になる事なんやぞ」



と言い返していた彼が、どうにも愛しくってたまりません。




さてさて、

ひとつ屋根の下で暮らせるのはいつになることか。




案外近い?

いや遠い??





同じこと




定時間際に、かなり面倒な事に巻き込まれ

へろへろになりつつ、ロッカーで制服から着替えた。


なんかもう、ツイてない。




付き合って、一年記念の日。


そんな日だからこそ、

今日は疲れた顔は見せるものか、と気合を入れる。


待たせてしまったTさんと合流し

ちょっと奮発気味な場所で食事をした。

口を継ぐ話題は、去年の今頃のこと。この一年の出来事のこと。



夜も更けて、

わたしの家の近くに車を停めて

シートを倒して寝転んで、うだうだと。


眠いのに寝ない。

帰れるのに帰らない。帰さない。



うとうとまどろんだ空気の中で、

初めて○○したのはいつだったっけ、と。

二人史を手繰ってみる。

こんなだった、あんなだった、と

思い出せば止めどないお喋り。

たった一年前のことなのに、すごく懐かしい。



一年前のこの日と、

やってる事は全く同じな事に笑える。



違うのは、その後。



一年前は名残惜しくも、それぞれの家に帰り。

深夜二時帰宅なんて初でしたが。



一年後は、

うだうだうだうだうだして、

結局のところわたしを帰さず、連れ去られたことでしょうか。



一緒に眠って一緒に目覚めるのは、とても久しぶり。

眠りが浅くて何度も目が覚めたのだけど、

その度に、隣にTさんが居ることに安心して、また目を閉じた。



朝。


何となく、お互いに目を覚ましている事が分かって

擦り寄って「おはよう」と挨拶。



すると寝起き早々に関わらず、

いきなり


「ずっと傍に居なさい。そして俺に付いて来い」


と、口にした彼。




(●´ω`●) ・・・。←悦。



どうしたんだ??



その真意は明らかではないけれど、

彼の中で何かが決まったのかなぁ、とか思う。




軽い朝食を摂り、

一旦わたしの家に寄ってもらい、準備を整え

そのままわたしの職場のある方向へ。


その日午後からの勤務なわたし。

定時前ギリギリまでTさんと過ごし、出勤した。


変則シフト勤務ならではの裏技。




好い日でした。



でも思ったのは、


惜し気もなく「幸せ」と口に出せる彼が羨ましい。

物凄ーく、うらやますぃ。


ということ。

わたしも見習わねば、と思うわけです。