新しく成人になられる皆様、おめでとうございます。

         どのような思いで、成人を迎えられるでしょうか。

 

                  

 

   『若者たちの神々 Part1 筑紫哲也対論集』(朝日新聞社1984)

        p178 「小説は総合芸術」という信念を持って書く

           作家/島田雅彦(しまだまさひこ)

 


        『宝島 特集 20代を熱く生きる! 100ペー特集 9月号』

                     (JICC出版局1978年)

            p16 20代をホットに疾走した 

        この人たちの生き方は、パワーに満ちている!

                 僕は、著名人が20代の頃、どのような思いでいたかについて、
                  いろいろな本を読み漁っていました。

          僕の20代の頃、20代の作家たちが大活躍、書店には活気がありました。
         名古屋駅前の地下街の大型書店の 三省堂の入り口付近のワゴンの上に、

   村上龍の芥川賞受賞作『限りなく透明に近いブルー』が平積みで、

   山積みされていました。
         今でも、その場面が、脳裏に鮮明に浮かびます。

         その頃は、毎日、書店の棚に挨拶するかのように通っていました。
         ネット時代になり、2007年頃から、アマゾンで本を購入するようになって、
     書店に行くのは月に1度くらいになりました。

           成人式の日、懐かしい友だちに会われたでしょうか。


          僕は、中学時代の友人と再会して、彼の自宅で3時間ほど話しました。
    その時の話題「脳科学」「音楽は産業だ」「占星術」「挨拶について」

   「機械設計」など、彼から教わったこと、その時に話題になったことが、

    僕の課題になって、今の僕がいます。

 

    ひとつひとつの話題と、彼が徹夜で占ってくれた占星術の結果と、
    彼には、とても感謝しています。

 

   「脳科学」について、彼が科学雑誌「日経サイエンス」の「脳の特集」で、

   ロジャー・スペリーの右脳と左脳の研究を教えてくれました。

   カラー写真で、活発に動いている脳の映像は、知的好奇心を刺激してくれた。

 

       

 

       2008年9月17日に、アマゾンにレビューを書きました。

   タイトル「分離脳の研究者ロジャー・スペリー」(2人、役に立った)

 

 

                2021年8月13日

 

  「音楽は産業だ!」の視点は、初めてでした。

   それまでは、音楽を楽しむ気持ちだけでした。

  彼の「アメリカでヒット曲の1位になると、湖のあるお城に住めるよ」との話に、

  そんなことは思ってもみなかった衝撃でした。

 

                2019年10月22日

 

  「挨拶について」は、彼の「天気がいいのに、『いい天気ですね』は、無駄

  な会話だよね」の言葉に、その時、僕は、適切な言葉が見つかりませんでした。

 

  7年後、20代後半、三重県の桑名市立図書館で本を読み漁っていた頃、

  言語学者ハヤカワの「『いい天気ですね』は、心が歩み寄る重要な役割がある」

  と『思考と行動における言語』で知りました。

  p91「社会的結びつきの言語」

 

       2010年9月25日に、アマゾンにレビューを書きました。

  タイトル「『いい天気ですね』の大切な意味を知る。」(11人、役に立った)

 
     スピッツの「空も飛べるはず」が脳裏で聴こえてきました。
 

    

 

       あなたは、あのドラマ「白線流し」を覚えていますか。

             それぞれの「白線流し」は、続いています。


                                      関連図書

        阪井敏郎(さかいとしろう1917年生まれ、

        京都大学哲学科卒、大阪女子大学名誉教授)著
        『芥川賞の若者の深層心理』(文芸社2005年)

      p82「人間関係の学習」は、「言葉の学習」より難しい

 

       2015年5月23日に、アマゾンにレビューを書きました。

      タイトル「新しい時代の空気を感じる青春群像を読み解く。」

 

      


             芥川賞1976年/村上龍(むらかみりゅう1952年生まれ)著
              『限りなく透明に近いブルー』(講談社1976年)

             芥川賞1977年/三田誠広(みたまさひろ1948年生まれ)著
                 『僕って何』(河出書房新社1977年)

             群像新人賞1979年/村上春樹(むらかみはるき1949年生まれ)著
                  『風の歌を聴け』(講談社1979年)
 

              文藝賞1980年/田中康夫(たなかやすお1956年生まれ)著
             『なんとなく、クリスタル』(河出書房新社1981年)

 

     

           群像新人賞評論部門1977年/中島梓

       (なかじまあずさ1953~2009、ペンネーム・栗本薫)
                          『文学の輪郭』(講談社1978年)

 

                2020年9月3日


            大学の文化祭に講演にこられた、

         精神科医・作家なだいなだ(1929~2013)さんに、
         講演後の座談会で、僕は手をあげて質問をしました。

        「今、20代の作家が、とても活躍されていますが、

         先生は、どんなことを感じておられますか」

        なだ先生は、

     「私は、芥川賞を受賞できなかったので、なんとも言えませんが、
     20代は、たくさんのことを体験したほうが良い」
と教えて頂きました。

 

 

       その後、ライブで歌うよりも、小説を書くよりも、

       20代は読書することにしました。
       ちょっと、その生活が長くなりましたが…

 

    

 

              僕の基本姿勢は、

        「人生は帳尻が合えば、すべて良し」なのです。