妻の乳がんと椎間板ヘルニアとの因果関係 その2 | 髭の拝さんのブログ

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妻の椎間板ヘルニアは、痛みが楽になったようです。MRI画像では、腰椎5番と仙椎1番の間にある椎間板が潰れた状態が映っていました。そして、椎間板の中にある髄核が押し出されて神経根を圧迫しているようでした。(下はその説明図)





脊髄神経


 この症状は明らかに、低栄養状態がコラーゲンの劣化を招いたものです。妻の血液検査では、総蛋白、アルブミン、ヘモグロビンは基準値上目の健康域を維持していましたが、タンパク摂取不足により血液の濃縮が起きていた為に、血中蛋白濃度を押し上げているものでした。(脱水血液とは、薄味に仕立てた味噌汁が煮詰まって濃くなってしまった状態、と表現できます。)




コラーゲンの劣化が椎間板を脆弱にするのですが、それは・・・http://ameblo.jp/vitamin-receptor/entry-11738974381.html
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付け 椎間板ヘルニア、妻の乳がんとの関連を考える その中の図表示、上から3番目に髄核を取り巻く黄色の線維輪”(椎間板)が描かれていますが、その個所を意味します。線維輪はコラーゲンタンパクの厳重な網で髄核を包み込んだものです。


髄核は非常に粘性が強く、椎骨と椎骨に挟まれたクッション材です。しかし、椎間板の構成材である線維輪が脆くなると、圧力に耐え切れずに髄核は押し潰されて線維輪を突き破って、神経側に押し出されてしまうのです。

この種のコラーゲンタンパクは、栄養素として取り込まれたタンパク質をアミノ酸に分解し、体内でコラーゲンタンパクに合成されます。この合成時に、ビタミンCと鉄によって非常に丈夫なコラーゲンに強化されるのです。しかし、タンパク質・ビタミンC・鉄、この3つが十分量を満たさないと、コラーゲン強化はできません。
 

ガンは、血清タンパク質を食べて成長する悪性新生物、といっても過言ではありません。血清タンパク質とは、血液中のタンパクである「アルブミン・グロブリン」のことを意味します。と、云うことは、食べたタンパク質(肉や玉子、魚など)を栄養源としてガンが成長するものではない、ということを意味します。

ガンの成長が著しくなるほど、ガンは血清タンパク質を食い潰して体を低栄養状態にさせます。その為に、免疫力は低下してガンの成長を促進させる結果となります。この状態は乳がん発覚以前から始まり、やがて乳がんの発症、その後の腰椎圧迫骨折、そして、縦隔リンパ節転移、骨転移、転倒による肋骨骨折、腰椎間板ヘルニア発症へと進んだのだろうと推測できます。