カルト集団と化した自民党 | ★世の中の嘘を暴き真実を見つけたい☆

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ある日、安倍政治の異常さ、危険さや嘘に気付きました。その怒りから政治の嘘を見つけ、真実を探す記事を書いています。記事の転載は自由ですが、著作権は放棄していませんので出典元記載はお願いします。

 このブログを読んで頂いている方の中には以前自民党支持者だった方もおられるでしょう。

 

 安倍晋三のせいで自民党嫌いとなった私ですが、そんな私も以前は自民党をそれなりに評価していました。

 なぜなら、自民党には「懐の深さ」があったからです。右から左まで、多種多様な考え方を持った政治家がいたからです。主流派と反主流派の激しい争いもあり、活力がありました。

 

 今の自民党は名前こそ自由民主党ですが、中身は反自由・非民主党です。党内議論は封じられ、安倍独裁となっています。

 

 それでも自民党が一定の支持を得ているのは、以前の自民党を支持していた層の受け皿となる政党が見当たらない事、世界的なナショナリズムの台頭によって若者を中心に右傾化が進んだ事、そして何よりもマスコミが安倍政治をほとんど批判しなくなった事にあると思います。

 

 議論や意見が許されなくなった自民党、その原因は小選挙区制度にあります。

 小選挙区では自民党から複数の候補者を立てられません。しかも公認権は自民党総裁である安倍晋三が握っています。

 安倍晋三は小心者で、聞く耳を持ちません。自分を批判したり、意見するような人物は絶対に公認しません。公認が得られなくなったら、政治家はお終いです。

 自民党に気骨のある政治家がいなくなったのはこれが原因です。

 

 昨年9月の国会で、安倍総理の所信表明演説を自民党議員全員がスタンディングオベーションで讃えるという前代未聞の出来事がありました。

 ヒットラーを党首とするナチスの姿が被り、非常に気味悪く感じました。

 

 安倍ほど自分の言葉に責任を持たない政治家はいません。

息を吐くように嘘を吐く・・・こんな人物をリーダーとして崇める自民党はもはやカルト集団です。教祖絶対のカルト集団は必ず暴走します。ブレーキが壊れた車と変わりません。その先にあるのは破壊と破滅です。

 

 この数年で自民党はすっかり変貌しました。

 

 

 そんな自民党の変貌について、「BEST T!MES」の書評記事とお馴染み「岩上安身」さんのIWJの掲載記事から転載させて頂きます。

 

 

 

http://best-times.jp/articles/-/2231

<以下転載>

自民党の裏の裏まで知り尽くした田原総一朗にしか書けない自民党論

 

田原 総一朗

2016年06月08日

 

 閉塞する日本の元凶は自民党にある。 自民党前史と言える吉田茂の自由党時代まで遡り、結党から高度経済成長の時代を経て、冷戦の終結と、時代の変遷を踏まえた上で、現在の安倍政権がいったい何をめざし、日本をどう変えようとしているのかを浮き彫りにする。

 

主流派、非主流派が激論を交わした自民党はもはやない
議論なき政はいったいどこへ向かうのか!?

 

 自民党とは、いわば総合デパートのような政党であった。
 保守もいれば、リベラルもいる。タカ派がいれば、ハト派もいる。党内には言論の自由があり、民主的な雰囲気があった。

 

 かつての自民党は党内で徹底的な議論が行なわれ、根本的な矛盾が国会審議にまで持ち越されることなどなかった。たとえば、安保関連法案が憲法違反かどうか、どの部分が憲法に抵触するのかといった問題は、自民党内で議論が尽くされていたはずである。
 

 なぜなら、自民党には主流派に激しく論争を挑む反主流派や非主流派の議員がいたからだ。自民党には自由に自分の意見を表明して討論できる柔軟な構造があり、その意味では開かれた政党であった。だからこそ、長期間にわたって国民の支持を得て、政権を維持してきたのである。

 

 政治を取材するジャーナリストたちは、社会党や共産党といった野党になどほとんど関心がなかった。自民党内の主流派と反主流派、非主流派の争いの方が格段に面白く、取材のエネルギーと神経のほとんどを注いだものである。
 

 総裁選にしても、かつての自民党なら複数のリーダーが出馬して、それぞれの政策を掲げて論争するのが通常のパターンだった。角福(田中角栄と福田赳夫)戦争や三角大福中(三木武夫、田中角栄、大平正芳、福田赳夫、中曽根康弘)の抗争などと言われ、主流派と反主流派、非主流派の間で、総裁の座をめぐる激しい攻防が展開された。

 ところが、自民党は大きく変わってしまった。

 激しい論争が消え、反主流派や非主流派の存在感が全くなくなってしまったのだ。不自由非民主党になったと言ってもよい。政治が面白くないのは、そのせいである。
 

 安保関連法案にしても、批判したのは元副総裁の山崎拓や、元幹事長の野中広務や古賀誠ら自民党OBばかりであった。現役の自民党議員は執行部の顔色を覗うばかりで、自分の意見を表明するのを恐がっているかのように見えた。安倍首相と異なる意見を述べることが、党への「造反」であるという捉え方すらされているようだ。
 

 これは尋常ではない。いろいろな意見が戦わされることによって法案が確かなものになっていくのであり、党内の言論の自由や民主主義が欠如すると、欠陥のある法案が国会に提出されてしまうことになりかねない。
 

 15年9月に行なわれるはずだった自民党総裁選では、対立候補の出馬がないままに安倍首相が無投票で総裁に再選された。
総裁派閥である細田派をはじめ、額賀派、岸田派、二階派など党内の全派閥がまるで忠誠心を競うように安倍首相支持を打ち出した。

 

 たとえば、岸田文雄外相が率いている岸田派、つまり宏池会は池田勇人時代に立ち上げられ、大平正芳、鈴木善幸、宮澤喜一ら首相を輩出した保守本流であり、平和憲法を守るハト派であって、安倍政権とは体質が異なるはずである。


 こうしたなかで、自民党の柔軟さを示そうと前総務会長の野田聖子が勇気を持って出馬を決意したが、党内の切り崩しにあって20人の推薦人を集めることができず、出馬を断念せざるをえなかった。(本文より)

~ここまで~

 

 

 

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/365665

<以下転載>

「安倍政権はもはや自民党政権ではない」~自由党・小沢一郎代表が「森友学園」問題で「こんな馬鹿なことはない。党としても全力で調査する」 2017.2.28

記事公開日:2017.3.4

(取材・文:ぎぎまき)

 「(森友学園問題は)安倍内閣の強権的な権力政治の一つの現れだろう」

 

 自由党の小沢一郎代表は2月28日の定例会見で、学校法人「森友学園」へ国有地がただ同然で払い下げられた問題について「誰が考えても理解できない問題で徹底的に真相を解明しなければならない。党としても全力で調査する」とIWJの質問に答えた。

 

 同学園へ9億円以上もする国有地が、結果200万円という法外的な価格で払い下げられた問題は、今や「森友学園」だけにとどまらず、第二の「森友学園」疑惑へと広がりを見せている。安倍総理が「腹心の友」と呼ぶ、学校法人「加計学園」の加計孝太郎理事長が運営する岡山理科大に、なんと37億円にもおよぶ土地が無償譲渡される疑惑も浮上している。

 森友学園をめぐる数々の疑惑は安倍政権の「強権的な権力政治」に拠るところだと指摘する小沢代表は、日頃から「安倍内閣の暴走を止めるために政権交代が必要」と主張してきた。長く自民党に身を置いてきたベテラン議員として、安倍自民党は「歴代自民党とは全く異質のもの」とも言い切り、「反国民的」「反民主的」だと非難した。

 

 小沢代表は森友学園が運営する「塚本幼稚園」での安倍昭恵総理夫人のスピーチの内容も問題視した。「普通の公立学校の教育を受けると、せっかくここ(塚本幼稚園)で芯ができたものが(公立の)学校に入った途端に揺らいでしまう」とする、まるで公立学校教育の否定とも取れる発言について「行政府の長の妻として非常におかしな言動だ」と批判した。

 

 以下、IWJの質問に対する小沢一郎自由党代表の回答を掲載する。

 

■ハイライト

  • 会見者 小沢一郎代表
  • 日時 2017年2月28日(火) 16:30~
  • 場所 参議院議員会館「希望の会(自由・社民)会派事務室」(東京都千代田区)

 小沢一郎代表「(森友学園問題は)私どもとしても由々しい問題だと思います。安倍内閣の強権的な権力政治の一つの現れだろうと思いますね。

 

 これが問題になってからテレビで総理夫人の挨拶などを見聞きする機会がありましたが、国民の財産である国有地の払い下げを、ただ同然で特定の人に払い下げをすることは本当に誰が考えても理解できない問題で、これは徹底的に真相を解明しなければならない。

 

 総理は『もし自分や自分の妻が関係していたとすれば、総理も議員もやめる』と国会で話されたそうだけども、奥さんがあれだけ強烈な挨拶をし、名誉校長ということ自体で直接、権力の行使に関与したかどうかは別として、少なくとも、それだけで大きな影響があったことは否めない事実です。

 

 自分が直接、財務省や国交省に指示をしたりしなくても、当事者に大きな影響を与えたと思っています。これからさらにどういう事実があるのか、党としても全力で調査をしたいと思います。

 

 国民の財産を自分たちの特別の仲間の一人に、ただであげるということですから、こんな馬鹿なことが許されるはずがない。

 

 幼稚園の園児教育の内容等も我々にとっては不見識で、理解不能な内容ですけれども、安倍総理の奥さんがものすごく絶賛するような挨拶をしているんですね。

 

 教育は私学ですから中身は自由ですけれども、憲法の『公共の福祉』に反しないものである限りは自由ですけれども、『皇国史観』にたった教育をしようが何しようが、直接、法律に触れるものでない限りいいが、そういう考え方の教育をしていることを非常に褒め称え、素晴らしいと総理夫人が言ったということは政治的な意味において、非常に大きな問題だと思います。

 

 同時に、公立学校ではこういうことをさっぱりやらないのでダメだみたいな話もしている。行政の長の奥さんの発言、総理も同じような考え方を持っているということであるとすれば、非常におかしな言動だと思っています。

 

 安倍政権は小泉政権もそうですけど、自民党政権ではない。なぜならば、その本質とバックボーンとなる哲学を失ってしまったと思います。言葉で言えば強権的な権力の行使。経済活動で言えば、自由競争を最優先。そして、先人が営々として築いてきた社会保障を始めとするセーフティネットを規制撤廃という名のもとにどんどん取り崩していっている。私は歴史に逆行し、民主主義を否定する考え方だと思います。

 

 旧来の自民党はやはり富の国民に対する配分を政治の一つの前提として、哲学として持っていた。そこが全く違う。強いやつが勝つから仕方ないという考え方ですし、自分の国家観に合わないものは権力を行使してでも排除するという感覚ですから、非常に反国民的な反民主的な政権だと思っています。かつての自民党政権とは全く異質のものになってしまったと思います」

 

~ここまで~