初心者が行く!印旛新川ベイトでオカッパリ -32ページ目

初心者が行く!印旛新川ベイトでオカッパリ

バス釣りド初心者の中年バサーがベイトオンリーで印旛新川に挑みます。

このところ、二桁を超える気温になったり、一方で雪がチラつく日もあったりと、

気候が安定していませんが、もうあと一ヶ月もすれば、本格的に春が到来するのでしょう。

冬が苦手でコタツの中で冬眠状態にあったバサーの皆様も、ようやく待ちわびた季節の到来というところでしょうか。


ビジ夫です。こんにちは。



今年、冬の寒さを釣り専用の防寒具によって克服したはずの僕でしたが、

相変わらず、釣りには行けておりません。


中央排水路などはバスの動きがよくわかるので、冬から春にかけて通いつめれば、

きっと今まで気が付かなかったバスのパターンというものに気がつくことができるだろう、なんて思っていたのですが、

結局は年始の一回以来、後が続いていません。



2月の3連休、その最終日には、何か釣行の報告を書きたいと思っていたのですが、

思いも虚しく書くネタも無く、つらつらと徒然でもやるか、といった昼下がりの僕です。





話は変わりますが、皆さん、初めて釣ったバスのことを覚えていますか?


なんだかノスタルジックなタイトルになってしまいました。





どんなバサーの方に聞いても、初めて釣ったバスというのはやはり印象深いようで、

サイズに関わらず、釣った場所はもちろん、季節や天気、状況、使ったリグ、アタリはどんな感じだったかなど、

実に事細かに覚えている方が多いように感じます。



僕は2010年からバス釣りを始めたライトなアングラーであるわけですが、

初めて釣ったバスは、実は2000年か2001年頃に釣り上げていました。


本来、とても印象深い記憶に残る一本になるはずのその魚ですが、

実は僕は、あまりその時のことが印象に残っているわけではありません。



「なんか釣れたなー」くらいの感想で、正直、感慨らしい感慨も無かった当時の僕です。



2010年に、初めて新川で釣り上げた25cmくらいのバスの方がよほど印象に残っていますし、

バサーとしての僕の本当の意味での初バスは、この2010年の一本だったと今は思っています。



最近ふと、「人生初バス」という単語を見る機会があり、自分にとっての初バスはいつだったか

思い返すことがありましたので、今回はそのことを記事にしてみたいと思います。

…が、そのためには先にどうしても僕の「嫁さん」の話をしなければなりません。




バス釣りを始め、ブログを始めてから、実に色々な方と釣行する機会を得ることができるようになりました。

釣りをしながら、あるいは移動中の車内で、初対面の方と何気なく会話を交わすわけですが、

その中で、圧倒的に多く受ける質問が、コレです。





・師匠は何者か

・嫁さんは何者か



この2つ。



そのたびに僕は苦笑して説明をするわけなのですが、まぁ師匠はミステリアスな存在として置いとくとしても、

嫁さんについては昔から読んでいただいている方ほど、一体何者なんだというのが気になるようです。



確かに、僕にとっては当たり前のいつもの嫁さんですが、

「バス釣りが趣味で夫のタックルや釣行内容に文句を付けてくる妻」というのは、

おそらく世間一般には稀有な例に属するのでしょう。



僕にバス釣りを伝授したのは、嫁さんでした。

というわけで、今回は嫁さんと初バスの話です。




嫁さんと出会ったのは、僕が大学生の頃、

2000年くらいのことだったと記憶しています。


嫁さんは僕よりも2つ年上で、当時OLをやっていた社会人だったのですが、

初めてのデートで、「この近くに美味しいお店があるよ」と、

てっきりイタリアンか何かだと思いながら、着れていかれたところが丼屋さんだったことを、僕は今でもハッキリと覚えています。



そんな嫁さんでしたので、性格にやや男勝りなところがあることを当初から気がついていました。


ファッションや音楽の話にはあまり乗り気じゃなさそうに、つまらなそうに聞いているのですが、

たまたま振った野球の話には目をランランとさせて喰いついてくる嫁さんです。


どうやら、そんな嫁さんの性格形成には、「お兄さん」の存在が多分に影響しているようだと、

結婚してから気が付きました。




嫁さんは3人兄妹で、兄、姉、末っ子の嫁、という家族構成なのですが、

末っ子の嫁が一番仲が良かったのは、お姉さんではなくお兄さんだったようです。


年は10ほども離れていますが、お兄さんは末っ子の嫁を可愛がり、嫁もそんなお兄さんにいつも付いて回っていたそうです。



そして当時のお兄さんには、没頭し、青春の全てを捧げたような趣味がありました。



そう。





それがバス釣りでした。




社交的な性格だった子供の頃の嫁は、友達を引き連れてお兄さんと遊んでもらっていたそうですが、

やがてその集団がゾロゾロとタックルを手に野池に通うようになるのは時間の問題だったことでしょう。


バス釣りは嫁さんの友達仲間でちょっとしたブームになり、嫁さんもすぐその魅力に取り憑かれたそうです。

何しろ仲間達の師匠が自分の大好きなお兄さんなのですから、鼻も高々、自身も兄に恥をかかせることのないように精進したことでしょう。



そうして、たくさんのバス釣り仲間に囲まれて育った嫁さんだったのですが、

いつしか高校生になり、専門学校を出て、社会人になる頃には、

昔のように仲間と連れ立ってバス釣りに興じることは無くなってしまいました。




そんな頃に、嫁さんは後に夫となる男性と出会います。


その彼氏に対して、付き合い当初は、嫁さんも我慢したようです。


「趣味は読書と映画鑑賞とビリヤード」と言う、インドア系の大学生彼氏に、

「バス釣りやろうぜ!」と言って、引かれることは避けたかったようです。



しかし、そんな我慢も長くは続きませんでした。



季節は、秋。

10月頃だったでしょうか。



素人に釣らせるには一番いい時期だという、秋です。




嫁さんはついに彼氏にカミングアウトします。





「アタシ趣味バス釣りなんだよね」



予想通り、若干引く彼氏。



どこの男の影響だよ!と良い顔をしない彼氏に対して、いや、違うんだ、と。

お兄さんがバス釣り好きで、自分もやるようになったんだ、と。

とにかく、一回やってみよう、今ならきっと釣れるし、面白いから、と。



なんだか必死に言い訳をしながら、とにかくも一緒に釣行に出かける約束を取り付けた嫁さんだったのでした。




さぁ、そうなれば嫁さんとしては手を抜く訳にはいきません。


来るべき釣行において、万一でも彼氏を凹らせでもしてしまった日には、

なんだ、時間を無駄にした、と、こんなことなら家でDVDの一本でも観ていれば良かったと、

そんなことを言われることが目に見えています。



いや、一匹や二匹でも同じ事でしょう、

なんだ、一日やって一匹や二匹じゃ、堤防でサビキ釣りでもやっていた方がよほど釣れるじゃないかと、

そんな文句を言われることが火を見るよりも明らかです。




悩んだ挙句、嫁さんは「サイズより数」を重視した釣行にしようと決めたそうです。

サイズが狙えるフィールドよりも、とにかく数が出るフィールド。


そして当然、釣りといえば堤防でサビキ釣り程度しか経験の無い彼氏のために、

扱いやすい柔らか目のロッドとスピニングリール、

多少強引なやり取りでもキャッチできるように太めのラインと、

ピンの釣りでは飽きてしまうだろうと、ジグヘッドに4インチグラブの巻きのリグと、

初心者に対して至れり尽くせりのプランを一生懸命考えたようです。



その頃、当の彼氏は、

ブラックバスって餌は何を使うんだろう、ミミズとか触らないといけないんだろうか、

なんてことを考えておりました。




当日。


嫁さんは朝早く彼氏のアパートへ出向いて、眠気まなこの彼氏を叩き起こし、車に押し込みます。


「茨城まで行くから」という嫁さんに、茨城!?そんな遠くまで行かないと釣れないの!?と

不平を漏らす彼氏。


とにかく確実に釣るためだ、と。

バスを一本上げるためには、そのくらいの労力は仕方のないものなのだ、と、

車中で訥々と彼氏に説明を続けますが、彼氏には一向に響きません。



そのくらいの移動を伴うなら、もっとご飯の美味しいところに観光がてら行っても良かった、

とブツクサ言い続ける彼氏に適当に相槌を打ちながら、目的の野池に向かいます。



2時間ほど移動を続け、やがてそこに到着しました。


先行者は2~3人いたようですが、後から聞いたところでは、普段よりもかなり少なく幸運だったようです。


久しぶりの釣行にテンションがMAXの嫁さんに対して、朝早くからご苦労様でございますね、といった程度に斜に構えた彼氏。


そんなことはお構いなしに、嫁さんは彼氏にタックルを押し付けます。


「これ結構いいロッドだから!」


鼻の穴を大きくして、得意げな嫁さんに対して、知らんがな、と面倒くさそうな彼氏。


とにかくも、岸に降り立つことにします。



見ると、二人が陣取れそうな開けた岸には既に人が立っています。


どうすんだ、と面倒顔の彼氏。




「ふっふっふ、大丈夫。よく釣れるポイントがあるから」


そんなもんどこでやろうが一緒だろう、と相変わらず皮肉を言う彼氏を放って、草むらにガサガサと突入していく嫁さん。


えぇ!?草むら入ってくの!?ちょっと今日の服汚したくないやつなんだけど…。

慎重に草をかきわけながら、ゆっくりと彼氏が後を追いかけます。



着いた場所は、水門。

おそらく、田畑に水を流し込むために人工的に整備された水門でしょう。


さっそく水門横に陣取って、せっせとリグり始める嫁さん。

ちょっと、蚊がいっぱい飛んでますけど…、と不平を言いつつ、嫁さんにならって不器用に見よう見まねでワームを付けてみる彼氏。


糸の結び方がなってないだの、ワームがちょっと曲がってるだのと、ひとしきり彼氏にダメ出しをして、嫁さんがキャストの見本を見せます。


ベールを開けて、ラインを指にひっかけて…。




ヒュッ!





…ポチャ。






おおー。




「投げたらすぐ糸フケとってね!」




わーったよ。



…こうでしょ?





ヒュッ。



…ポチャ。




おら、どうだ、見たか!





「すぐ糸フケとって!」





え?






ガツッ。






…なんか引っ掛かっちゃったよ。







「だから言ったでしょうが、針がむき出しなんだから、すぐ巻きはじめないとダメなんだって」




…知らないよ、そんなん最初に言ってよ。





相変わらず不満しか言わない彼氏です。



こりゃジグヘッドじゃだめだ、そう感じた嫁さんは、オフセットフックにノーシンカーを勧めることに。


四苦八苦する彼氏に何とかワームの付け方を教え、「ゆっくり巻かないと浮いてきちゃうからね」と伝えて、

自分は久しぶりの釣りに没頭することにします。



水門のキワに沿って巻いていくと、



「バシャッ」


「バシャアッ」




嫁さんの知る限り、一番数が釣れるフィールドの、さらに一番のポイント。

サイズは小さいものの、立て続けにバスが釣れます。


後ろから彼氏が、ワームの中に塩が入ってるぞとか、針先を埋めちゃったら魚にかかるわけがないだろうとか言ってますが、全部無視です。


弱めのスピニングタックルで、バスの引きを存分に楽しみます。



満喫し、後ろを眺めやると、ブツクサ言いながらもようやく彼氏が釣りを始めたようです。


ぎこちない動きでワームをキャスト。

モタモタとベールを戻して、ゆっくり巻いています。



するとすぐに弓状にしなるロッド!




「きた!きてる、それ!」


えっ、えっ、



「巻いて!巻いて!」



えっ、えっ、




「巻きすぎ!上げて上げて!」







バシャアッ!





持ち上げたロッドの糸の先にぶら下がる、小さなブラックバス。





「ほら釣れた!釣れたじゃーん、ほら、ね!?凄いよ、初めてなのに!」


嫁さんからしてみれば、ここが分岐点です。

ここでバス釣りが楽しいと思わせ、とにかく興味を引かせなければ、この面倒くさがり男をバス釣り道に引きずり込むことはできません。



「ね、サイズの割に結構引いたでしょ?ルアーだから動かさないと釣れないし、エサ釣りとちょっと違うでしょ!」


彼氏を褒めること、バス釣りの魅力を語ること、これらを同時にやります。



しかし彼氏からしてみれば、先程から自分がバカスカ釣っているくせに、

たかだか一匹釣り上げた程度で持ち上げてくる嫁さんが胡散臭くてたまりません。




「ね、最初から釣るって結構凄いんだよ!アタシも最初は全然釣れなかったし、才能あるかもよ!」



…いや、別に何もしてないよ。ただ投げて巻いただけだし。

つーかこれどうやって針外すの?なんかヌルヌルして臭いし…、触りたくないんだけど。




嫁さんの、おだて戦法は失敗しました。

持ち上げて、褒めれば褒めるほど、あるいはバス釣りの魅力を語れば語るほど、

天邪鬼な彼氏は、意固地にそれを認めまいと、ますます斜に構えてしまったのでした。




結局、その日は嫁さんもその彼氏も、二桁以上の釣果があったはずです。


しかし、それによって彼氏がバス釣りの魅力に気がつくことはなく、

本格的に目覚めるまでには、実に10年近くの月日が必要になってしまったのでした。



思うに、嫁さんはもう少し彼氏の性格を分析したうえで臨むべきでした。

初心者でも簡単に釣れるように…、とは、今考えても仕方のない判断だったとは思いますが、

むしろボウズだったほうが、「一匹釣るまではやめるわけにはいかん!」と、

彼氏の方から、次を誘ってくるようになったかもしれません。



自分は苦労して一匹、彼氏は為す術もなくボウズ、と、このくらいの難易度であればベストだったでしょう。




その後、結局嫁さんは彼氏をバス釣りに引きこむことは諦め、結婚、出産を機にタックルもほとんど処分してしまいました。


子供も3人産まれ、私生活において自分の自由がほとんど無くなり、自身もようやくバス釣りに対する熱が治まってきた頃に、

10年前には全く興味を示さなかった旦那が、急に熱中するようになったというのは何という運命の皮肉でしょうか。




書いてみて気が付きましたが、自分がこういった境遇を辿っているにもかかわらず、

週末になれば、やれ房総だ、やれフローターだと旦那がのたまっていれば、

文句の一つでも言いたくなる気分がよくわかります。


しかし、2001年のあの日、僕がバス釣りにハマってしまっていたとしたら、今どうなっていたんだろう?

子供も放り出して毎週末を二人で釣行に出かけるような夫婦になっていたんだろうか。



それはそれでちょっと困った話になってしまいますので、

やはり、申し訳ありませんが嫁さんにはちょっと我慢してもらって、

僕がその申し訳なさを感じながら釣行に出かけるくらいの関係でちょうどいいと考えたい。


子供がもう少しだけ大きくなれば、一家揃って釣りに出かけることもたくさんできるようになるだろう。




しかし、いくら釣りに対して理解があるとはいえ、あんまり度を越すようだと見放されてしまうかもしれないなぁ。


やはり年に一回くらいは、実家に子供を預けて嫁さんに恩返しをしなければなるまい。




最初に釣ったバスの話を書くつもりが、いつの間にか嫁さんの話になってしまいました。


ところで僕と同じように、家庭を持ったバサーの方々、たくさんいると思いますが、

いざ釣行となれば丸一日家を空けなければならないわけで、どうやって家族の理解を得ているのでしょうかね。


後学のためにぜひお聞きしてみたいものです。




ちょっとノスタルジックな、嫁さんと僕の初バスのお話でした。


寒い!


今年はほんとに寒いですね!

ビジ夫です。こんばんは。



何やら今週はまた雪がチラつくかもしれないとかで、

おそらく、一年で今がもっとも寒い時期なのでしょう。


昨年は冬がズルズルと長引いて、その分、春の訪れが遅れた結果、

まともに春の釣りができないままに、なし崩し的なバス釣りシーズン始めとなった記憶がありますが、

今年はどうか、メリハリの効いたシーズンになってもらえるように祈るばかりです。





さて、すでにWestさんのブログでも告知されていますが、

2013年の"Westカップ”こと、第3回印旛水系釣り大会ですが、

6月1日(土)に執り行いたいと思っています。


前日はお仕事の方も多いかと思いますが、開始は朝4時集合くらいを想定しています。

ご参加を検討いただける皆様は、宜しくご調整をお願いします。


ルールはペア戦であること以外は何も決めていません。

前回の大会は一人タックル一本縛りをルールにさせていただきましたが、

こんなルールはどうだと、思うところがある方は、ぜひアイディアを寄せていただければと思います。





えー、そんなこんなで近況ですが、最近はほとんど釣りに行けておりません。

前回の中央排水路釣行から、一度メバルに行ったくらいのものですが、

バスブログなのかメバルブログなのか訳がわからなくなってしまいそうですので、

記事はお休みさせていただいておりました。



前回の釣行に味をしめて、また中央排水路でも行ってみようかと思っていますが、

そういえば、今年大いに実感したことについて、記事も余っていることですし、ちょっと書かせていただきたいと思います。



さて、冬の釣りについてです。




バサーにとって、冬が非常に厳しい時期であることは今更僕が言うことでもない周知のことですが、

単に「釣れない」というだけでなく、更に冬の釣りを厳しくしている要素が、




「寒い」。





これでしょう。





人一倍寒がりである僕がそう言うのですから間違いありません。



昨年、一昨年と、寒さをおして釣行に出かけた結果、ここ何年もひいていなかったような風邪を患ったり、

あるいはインフルエンザに感染したりと、ろくな結果にならなかった僕です。



釣りには行きたいという気持ちがあっても、この寒さのせいでそもそも釣りが成立しないと、

そんな方もいるのではないでしょうか。



そんな僕が今年実感したことです。





「防寒具は釣り用のものを買え。」







…何を当たり前な、と思う方もいらっしゃるかもしれません。


しかし、僕にとってはこれは凄い気づきだったわけです。



昨年までの僕は、いわゆる普段着のアウターを何枚も重ね着して冬の釣りに臨んでいたわけなのですが、

どれだけ重ね着しようと、寒いものは寒い。



氷点下を下回るような気温の中でのメバルの夜釣りなど、何度も車に戻って体を温め、体力と気力を回復しつつの釣行だったのですが、

今年、そんな僕の冬釣り事情が一変しました。




それが、「釣り用の防寒具」の存在だったわけです。




もともとは、冬とはいえ雨が降った場合のことを考えて、冬用レインウェアの購入を考えていたことがキッカケでした。


冬用レインウェアというものは、大体は防寒具を兼ねたもので、

むしろ、防寒具としての機能が強く、撥水性はオマケといったものが多いようです。


しかしユニクロやらライトオンやらの防寒着と、釣り用防寒具というものが一体何が違うのか、

現物を見るまでは、そんなもん一緒だろうくらいの思いだったのですが、

しかしなるほど、これはよくできています。



ある程度ファッション性を度外視して(それでも、高価なものは一定のレベルを保ちつつ)、

とにかく熱を逃がさない工夫が随所に凝らされていることに、素人目線ながらも気が付きます。



しかし、高い。



僕が手にとった防寒具は、一年落ちのモデルで半額セールになっていたものですが、

それでも値段は1万円を超えています。


釣り用の道具とはいえ直接的なものではない防寒具、

しかも使う季節も限定される道具に1万円は高い。





…うーん。






全く買うつもりもなく、たまたま別件で近所のキャスティングを訪れた時に見つけた防寒具。

財布には一応1万円が入っているけど…。




うーむ、と思い悩んでいると、



店員「ウェアをお探しですか?」




…ふぇっ!?や、お構いなく…。




店員「こちらなんかは、相当暖かいウェアですよ。手首周りはゴアテックスですし」


いやー、ちょっとよくわかんないですけど…。




店員「パンツもサロペットタイプで、背中も綿が入ってますしねー」


あー、そうなんですか?たしかに下半身を厚着ってなかなか難しいですよねー。




店員「はい、こちらはオススメですよ」




…。





じゃこれください。







何やら店員の誘導に見事に引っ掛かったような感もあったのですが、

しかし、これが思っていた以上に暖かい。


今年、冬の釣行で最も低かった気温はマイナス3度ですが、

マイナス3度くらいであれば、集中力を切らさずに6時間は釣りを続けることが可能です。



この集中力を切らさずに、というのが重要です。

これができるかできないかで、釣果が全く変わってきます。



高い買い物だったと、買った時には思ったものですが、

今となってはもっと早くに買うべきだったと後悔している一品です。




寒さがとにかく苦手なせいで、冬の釣りに臆病になっている方がいたとしたら、

この釣り用防寒具の存在はかなり有効ですので、ぜひお試しください。





…あと一ヶ月で冬が終わるこの時期にオススメするものではないですね。



あけましておめでとうございます。

無事2013年があけました。

皆様にとって良い年となることをお祈りすると共に、僕も心機一転、あらたに気持ちを入れ替えて、張り切って釣行していく所存です。



さて皆様、今年の年越しはいかがだったでしょうか。


僕は年末から正月の三が日は、ひたすら酒を飲んでは寝転んでいる自堕落な毎日でした。

もっとも、自宅の大掃除をして、嫁さんの実家へ行き、自分の実家へ行けば無くなってしまう連休ですので、

異なる3つの家でそれぞれ酒を飲んで過ごしたとは言え、それほどグダグダしていたわけではない、というのが僕の言い分ではあります。



そんな中で年が明け、ぼんやりと似たような正月特番を見続けながらふと思いました。





「そうだ、中央排水路、行こう」








世の中には、少なからず一般的な常識から外れた「特殊」「稀有」な例というものがあります。

日本ハムファイターズに所属する大嶋捕手は、硬式野球ではなく男子ソフトボールからドラフトにかかった選手ですし、

ウルトラマンで言えば、アイデンティティとも言えるカラータイマーを持たないウルトラセブンが該当するかもしれません。



さて、印旛水系におけるバス釣りの世界で、もっとも「例外」という響きが似合う場所。


それが印旛中央排水路だと思っています。





「冬にバスは釣れない」


釣れない、という表現はさすがに誇張かもしれません。

しかし、それ以外の季節と比較しても、非常に釣りづらい季節であることは間違いのない事実です。


ところが印旛水系には、冬にこそ輝きを増すフィールドが存在します。

それこそが、印旛中央排水路。


印旛水系には、ハイシーズンである、春、夏、秋には名所と呼ばれるスポットはいくらでもあるでしょう。

しかし、こと冬にその名を轟かせるとなると、僕はここ以外の場所を知りません。



印旛水系における「例外」という意味では、ここほど相応しい場所はないでしょう。




噂だけなら、実はバス釣りを始めた3年ほど以前から聞いていました。

しかし、一言に中央排水と言っても地図で確認するとその範囲は広く、

いったいどこがその噂のポイントに該当するのか見当もつかず、

また僕の自宅からは距離があることもあって、どうせ話半分だろうと、

一年目は「フーン」程度に聞き流していたのでした。



しかし昨年の真冬、何人かの知り合いが実際に中央排水で釣果をあげたとの話を聞き及び、

噂は本当だったのかと、俄然興味津々、情報集めに乗り出したのでした。




曰く、



「真冬でもスクールが見られる」

「真冬でもボイルする」

など、俄には信じられない話ばかりです。




真冬にそれだけ熱いスポットなら、ハイシーズンには一体どうなってしまうのかと、

水路全体がバスで埋め尽くされでもしてしまうのではないかと思ってしまうのですが、

実際にはそのようなことはなく、むしろハイシーズンには他のポイントに行ったほうが釣果を得られるらしいというのが、

バス釣りというものの面白さの一端かもしれません。



そんな摩訶不思議スポットである中央排水路。

2013年の年が明けた暁には是非行かねばなるまいと、去年の僕は考えていたのでした。




しかし、問題がひとつあります。






…場所がわからない。







地図で見れば、ざっくりとした範囲はわかります。

しかし、何本も走る水路のうち、一体どれがその有名水路にあたるのか、それがわかりません。

それがわからないこそ、一昨年、昨年の僕は二の足を踏んだのでした。



そんなとき、ふと思い出したのは昨年の印旛水系釣り大会。


大会後、参加者の皆さんと、何とは無しに冬のバス釣りに話題が及んだ際、

冬の中央排水路で釣った、と話していた方がいたことを思い出しました。





印旛の裸の大将こと、「かいてん」さん。

図々しいとは思いながらも、ひとまずかいてんさんに連絡をとってみます。



5日の土曜日に中央排水を案内してもらえませんか?



すると、急なお願いにも関わらず、かいてんさんから快諾の連絡が。

しかも車まで出して案内してくれるという。


僕は携帯の前でヘーコラ低頭しつつ、ありがたくこの申し出を受け取ることにしたのでした。




しかし「簡単ではないですよ」というのが、かいてんさんの談。

魚がいるからといって、いれば釣れるというものではないようです。


何しろ釣り人の人口密度。

狭い水路に人が密集し、バスのプレッシャーたるや、ただでさえ活性の低い冬の釣りですから、

想像に難くないというものです。


そんな中でいかにクチを使わせるか。

上手い人とそうでない人と、釣果はくっきりわかれるようです。



まぁ、そうそううまい話は無いということでしょう。


メインは喰わせの釣りになるということで、スピニングを持ってくることを勧められましたが、

僕が持っているスピニングといえば、メバル用に使っているペナペナのトラウトロッドのみ。



どうせ喰わせの釣りじゃ僕のできることなんてたかが知れています。

だったら、下手に他人の真似をするよりも、駄目もとで色々考えながら、今までの経験でやれることをやってみよう。



…まぁ、何を持っていったところで、結果は一緒だろう。

というのが、正直な思いだった僕です。


結局昨年と同様、ベイトを2本携えて、釣行することに決めたのでした。





当日。



朝6時にかいてんさんが迎えに来てくれます。

助手席には、前回大会にも参加していただいたワカバヤシさんの姿も。


何やらこの二人、マブダチと呼んで差し支えない間柄のようで、

車を持たないワカバヤシさんはかいてんさんの助手席を指定席とし、

二人でしょっちゅう釣行に出かけているようです。




そういえば二人共20代。

34の僕とは世代が違います。



道中、軽口を叩き合いながらガッハッハと楽しくやっている二人を尻目に、

僕は他人の車ですから、中央排水路までの道のりを覚えるのに必死です。


たまに僕にも話題を振ってきてくれるかいてんさんに、上の空で適当なことを答えつつ、

30分ほどで、現地に到着しました。



着いて、「ここです」と案内された水路を確認し、最初に思った感想は、





え、ここ??




なんというか、なんと言いようもない、ただの水路です。


冬ともなれば他県からもバサーがやってくるという噂の中央排水路。

さぞや、伝説の地に相応しいオーラを放つエリアなのだろうと想像していたのですが、

それが、ここ?


かいてんさんもワカバヤシさんも、さっそく偏光サングラスを装着し、せわしなく歩き回っています。

真似して僕も偏光をかけて水面を覗いてみると…。





あ、バスだ。


あ、そこの陰にもいる?え、そっちも?




なんと。

いきなり見えバス発見。




ちょっとちょっと、何か投げないと、とタックルを取りに車へ戻ろうとしますが、

かいてんさんもワカバヤシさんも平然としています。



なんだ。

なんですか、その余裕は。


1月ですよ。真冬ですよ。冬どまんなかもいいところの

奇跡の見えバスですよ。




「おー、いたいた」「お、ほんとだ」くらいの空気感の二人。

もっと慌てろ!




「あっちにゴミ溜まりがあって、そこが付きやすいんですよ」なんて呑気に言ってるかいてんさん。


いやいやいや、目の前にいるじゃん。

これ釣ろうよ、これを。




バス釣りを始めて冬に釣行しなかったことはありませんが、ついぞ、見えバスを見たことはありませんでした。


その、人生初の冬見えバスです。


感慨にふける僕をよそに、じゃあ始めますかと軽い感じでタックルを用意している二人。


どうやら、冬にバスを見つけるということのレベル感が、僕とまるで違う。


そんなことを考えつつ、僕もタックルを準備することに。





今日持参したタックルは2つ。

10ポンドナイロンのタックルと、12ポンドフロロのタックル。

10ポンドの方は3/8オンスくらいの巻物に使うつもりで持参しました。


じゃあ、まずは郷に入っては郷に従えという格言通り、喰わせとやらを試してみるかな、

ということで、12ポンドのタックルにヘビーダウンショットをリグってみます。



もともと、僕にとってのヘビダンはダムやら川の対岸やらを狙うために思いっきりブン投げて使用するリグです。

足元の水路目掛けて投げることになるとは思ってもみませんでした。



気がつけば辺りにライバルの姿がチラホラと。

ここは冬のピーク(?)には両岸に人がズラッと並んで管理釣り場状態になるそうですから、

これから昼に向けて、ますます人が増えていくのかも知れません。



しかしその前にやることは済ませなければなりません。

まずはお手並み拝見ということで、かいてんさんやワカバヤシさんの攻め方に注目します。


バスを見つけて、少し離れたところに静かにキャスト。

ちょいちょいと誘いをかけて、バスに気づかせ、喰わせられればそれで良し、

見切られたら次のバスを探す…、という攻め方をとっているようです。


周りのライバル達も、スピニングでおおよそ同じような釣りをしている模様。

チョイチョイチョイ、チョイチョイチョイ、あちゃー…。

あちらこちらでそんな所作を繰り返しています。




真似してみます。




バスを見つけました。



ちょっと離れたところにリグをキャスト。


「パシャッ」










…ピュ~~~~~~~~~~~~!!!








…。





いかん、今のはちょっと着水音がデカすぎたかな。


もうちょっと、サミング強めで慎重に…。




「ピチャッ」












…ピュ~~~~~~~~~~~~!!!






えー…。





いやー、そりゃね、しますよ、どんな慎重に投げようが着水音の一つや二つ。


だってシンカー7gだしね。

12ポンドのフロロでね、ストレス無しに投げようと思ったらこれくらいの重量になりますよ、僕の腕じゃ。



そこから30分程度同じやり方を試したものの、バスの挙動から無理と判断。

何が無理って、バスを見つけて、ちょっと離れたところにキャストする。

まずこのやり方に無理がある。


ここで作戦を変更するために、しばらくバスの様子を観察することに。




水路に見えるバスをざっくりと大別すると、2種類。

キワ沿いや障害物にステイしているバスと、ゆっくりと一定のコースを回遊しているバス。


最初に狙っていたのは前者のバス。

狙いをつけやすいことと、僕の経験上、居つきのバスは油断している場合が結構あるということから。


ところが、居つきのバスに気づかせることができる範囲にキャストした瞬間に、

バスは違和感を感じで逃げ出してしまう。



だから狙うべきは、後者の方だ。


つまり、回遊バスを見つけたら、充分に間をとって先回りした箇所にあらかじめ投げておくのだ。



ゆっくりと回遊してきて、お、なんかあるぞ、パク。

これだ。

これでいこう。



歩きまわって回遊バスを見つけます。

都合よく、3匹程度の群れが仲良く泳いでいるのを見つけました。




5mほど先回りして、キャスト。


…頼むよ、引き返すなよ。




じっと身を低くしながら待っていると、やってきました、先程の3匹です。


ほんのわずか、アクションを入れます。




…気づいた。



スッと寄ってくる3匹。

じっとリグを確認して…、






…喰え、喰え。







…プイッ!







…ぬぅ。


なんだ、何か違和感があったか。

しかし、作戦としては絶対こっちだろう。


最初からうまくはいかないさ、ということで、しばし継続してみることに。

…ところが、この釣り、必要とされる忍耐力がハンパありません。



先ほどの3匹のように、うまく回遊コースを先回りできればいいのですが、

途中で引き返したり、待っている側の岸と逆側を通って行ったり、途中で適当な障害物を見つけて居ついてしまったり…。



そしてようやく狙ったコースをバスが通ったと思っても、




…プイッ!









…無理!!





うーん。

なんだかなぁ。




これ、なんか違和感があるんだろうな。

なんだろう、ラインが太すぎるのか…。


なんだかよくわかりませんが、忍耐の限界です。

もう無理無理!作戦変更!


慣れない喰わせなんて無理にやったところで釣れないって!





…昨日結論が出ていたはずのことにようやく気づいた僕。





さて、喰わせじゃ無理なんだから…、次は。


っと、お、かいてんさんがこっち来た。


どうですか、釣れました?




「さっき一匹釣りましたよ」



おおおー、さすが、大将。

喰わせですか?


「喰わせですね」




なるほど、やっぱり、なんか違うんだろうな。

いずれ、喰わせも避けては通れない道となるのでしょう。


が、今はまだいいや。




さて、じゃあ今やるべきことと言えば…。





…まぁ、リアクションでしょうね。


喰わせで無理ならリアクション。

直球で無理ならチェンジアップです。





あらかじめリグを置いておく。

これも、もうやめる。


むしろバスに直撃させる。

それくらいの勢いでキャストしてみる。




「バシャッ」


ピューーーー!!!




「バシャッ」


ピューーーー!!!






…いいよ、OK、OK。

中には変な反応をするバスがいるはず。



バスに合わせるのではなくて、こちらに合うバスを探していこう。



バスが2匹、仲良くステイしています。

おもむろに、そのど真ん中にキャスト。




「バシャッ」


ピューーーー!!!




一匹は逃げた。

…が、一匹は残ってる!



振り返って、リグを視界に捉えた?

瞬間、ボトムで大きくパンプ!




…パク。






喰った!!!












ダッシャ!!!!!!!






吐き出す前に渾身のフッキング!


いよおおおおおおっしゃあああああああ!!!!乗った!!!!




後はもうベイトのパワーに物を言わせてゴリ巻き、そして一気に抜き上げ!













$初心者が行く!印旛新川ベイトでオカッパリ-初バス








オラアアアアアアア!!!初バスゲット!!!!!






かいてんさん、ワカバヤシさん、2013年初バスゲットしましたよ!!



周りを見渡すと、近くにワカバヤシさん発見!

今にも駆け出しそうな心境をグッとこらえて、余裕を装って近づきます。


え、釣りましたけど、何か?

そんな雰囲気を醸し出しつつ近づきます。




こちらに気がつくワカバヤシさん。

スッとバスを掲げる僕。



「おおお、ビジ夫さん、釣ったんですね」



え、釣りましたけど、なn…

…釣れましたよおおおおおおおおおお!!!!!



ワカバヤシさん!!!!釣りました!!!!!!!

やりました、僕!!!!


平静を装うつもりが、感情爆発。




いやー、釣りましたよ、初バスですよ。

や、ほんと来てよかったです。来た甲斐ありました、ほんと。


リアクションです、リアクション。

もうそれしかなかったです、ピョイってやって。

パクってきました。リアクションで。



聞かれてもいないことを延々しゃべり続ける僕。



うんうん、よかったね、ほんとよかったね、という感じのワカバヤシさん。


どっちが歳上なんだか、わかったものではありません。





この後、ワカバヤシさんも一本をあげたものの、3人とも後が続かず。

午前中でここを見切り、思い切ったエリア移動などをしてみたものの、結果が出ず、

3人とも一本ずつの釣果のまま、終了となりました。





2013/1/5(土)

弱風
気温:-3(!)→5度
水温:6度
アタリ:2
バラシ:0
ゲット:1




後が続かずに残念でしたね、とはかいてんさんの弁ですが、

僕はと言えば、満足も満足、大満足の釣行でした。


何しろ1月です。

正月明けですよ。



去年の初バスがいつだったかと言えば、4月の30日ですよ。

それが、今年は1月なんです。


一本だけだから、なんてことを言ったらバチがあたるというものです。




そしてなにより今回の中央排水路釣行、釣果があったこと以上に、

僕自身は非常に勉強になったというのが素直な感想でもあります。



昨年までの僕にとって、


見えるバス≒弱い釣りで狙うバス≒見切っていいバス


という公式が成り立っていたのでして、

クリアな場所で釣り人と、バスの双方がお互いを認識している状態において、

果たしてバスがどういった挙動を取っているのか、僕は考えようともしていなかったのでした。



これだけ大勢の人間に突っつき回され、プレッシャーもピークに達しているであろう中央排水路のバス達。

彼らがルアーを認識した後の挙動は、ブラインドのバスと何が違うのか。


ブラインドであっても、プレッシャーのかかったバスは、いる。

そういったバス達は、実は僕の視界の外で、ここ中央排水路のバスと同じような挙動を取っていたのではないのか。



今日は渋い、釣れない、と嘆いていた昨年のあの日、僕の投げたルアーは実はバスにニアミスしていて、

そして今日のバス達と同じような挙動を取っていたのではないのか。



今日、僕はどうやってバスを釣ったのか。

今日、僕の他にバスを釣った人はどのようにして釣っていたのか。


それは、サイト、ブラインド関係なしに応用できないのか?


これからの釣行の中で、渋い、釣れないと思ったそのとき、

今日、この日を思い出すことができれば、僕の引き出しは更に増えるはず。



そんなことを感じた一日でした。



いやー、それにしても、2013年、出来すぎのスタートとなりました。

失速しないようにやっていきたいと思います。

皆様にとっても、実りのある年になりますように、2013年、がんばっていきましょう!