初心者が行く!印旛新川ベイトでオカッパリ -33ページ目

初心者が行く!印旛新川ベイトでオカッパリ

バス釣りド初心者の中年バサーがベイトオンリーで印旛新川に挑みます。

総括する、なんて言い方をすると、まるでどこかの政党のようですが、

しかし昨年もこの書き出しでしたので、今年も倣うことにします。



いや、しかしここ最近の時間の進みの早いことと言ったら、

僕的には、ついこの間11月に入ったくらいの時間の感覚なのです。


どこか暇な土日があれば、適当に新川でも行って、巻物でも巻いてみようか。



…そんなことを思っていれば、もう12月31日です。

結局、12月は一度もバス釣りに行けていませんし、このまま明けましておめでとうございますということになるのでしょう。



ところで、水中は季節の進みが遅いため、12月でも秋の釣りが通用することがある。

よく聞く話ですが、果たして、31日でも通用するものなのでしょうか。





さて、2012年の総括ということで…。


昨年から引き続き、ベイトに絞って釣行した一年でした。

昨年は、ベイトではできない弱い釣りばかりに目がいってしまい、後悔の多かった一年ではありましたが、

今年に限って言えば、それほど後悔の無かった一年だったというのが素直な感想です。


弱い釣りをしなければ釣れないバスを、強い釣りで釣れるようになったということではありません。

単に、弱い釣りをしたくなるような状況を、あっさりと見切れるようになったという方が近いかもしれません。


むしろ、ベイトでできる釣りの範囲に、まだまだ広がりがあるということを知ることができて、

弱い釣りの魅力に目を向けられるほど暇では無かったのです。





そんな今年の僕が、あくまでも僕の主観としてですが…、学んだかなと思えた一番の収穫は、たぶんトップの威力を知ったことだと思います。

今までも何回か書いた記憶がありますが、昨年までの僕のトップのイメージは、一言で言うと




「道楽」


つまり、敢えて釣り難いジャンルに絞って釣りをすることで、釣った時の満足感を高める、

あるいは、単純に水面を割って飛び出す瞬間にアドレナリンの分泌を感じることができる、

そういった釣果にこだわらない部分に価値を見出したジャンルなのだと思いこんでいたのでした。




トップで釣れる状況なら、他のルアーなりワームを使えば、もっと釣れるはず。




ところが、そんなニワカなバサーの思い込みをあっさりと翻意させるだけの経験が、今年はありました。


「他のルアーなりワーム」よりも、トップこそが一番有効な状況というものがある。

それを知った一年でした。



もっとも、そんな状況に数多く巡りあえるわけではありません。

むしろ、稀だと言っても良いのかも知れません。


しかし、釣果を目指すための手段として、トップは「有りうる」ということを知っているか否か、

これは結構大きな差だと思っています。


「水面も水中の一部」だと、バス釣りの世界で当たり前のように言う、「ボトムを取る」ことと同じように、

「水面を抑える」ことも忘れてはいけないのだと。


まだまだ、僕のトップに対する理解は入り口に片足を突っ込んだ程度ではあるのですが、

まずは、色々と投げてみる、投げてみるだけの価値はあるということを来年も覚えておきたいと思います。





そして第二の収穫としては、ラバージグでしょうか。


僕の中で、ラバージグは「有名だけど釣れない」ルアーの代表格でして、

特に、テキサスを覚えつつあった僕には使用するシチュエーションが理解できないものでした。


確かに、テキサスとラバージグの得意な範囲はカブることも多いのかも知れません。

しかし、ラバージグにはラバージグなりの特長があって、それはテキサスで代替することが難しいことがある、

なんとなく、そんな「使い所の差」を知った2012年でした。




釣行できた回数としては、たぶん30回程度でしょうか。

正直、もうちょっと釣行できたかな、したかったな、という思いがあります。



ただ、その少ない(僕の思いとしては、ですよ)釣行の中で、人生で初めての50をゲットできたり、

海釣りのような入れ食いを味わうことができたりと、なかなか実りの多い2012年でした。



バス釣りを始めて3年目にあたる今年ですが、当初から比べて上手くなったか?

自分で、たまに思うことがあります。


…まぁ、上手くはなっているのは間違い無いと思いますが、正直、センスのある人であれば、

同じ経験値でもっとレベルアップしているのだろうなと思います。


頑固な性格ゆえか、まだまだ、思い込みによる釣りが多い気がしますし、

もっと柔軟に、想像力を働かせて、考えながら釣りをしていきたいと思っています。




さて、こんなことをつらつらと書いているうちに、いよいよ年の瀬がせまって来ました。


バサーの皆様、2012年、お疲れ様でした。

良いお年をお迎えください。

そしてまた来年も、皆様にとって、良い年となることを願っています。



相変わらずの取留めのない長文で、グダグダとしたブログではありますが、

来年もこんな感じで、マイペースにやっていくことになると思います。

一人のバスブロガーとしては、たまに覗いて、コメントでも残していただければこれに勝る喜びはありません。


2013年も、よろしくお願いいたします。
さて、最初に書いておきますと、今回はバス釣りの話ではありません。

今回の釣行はメバル釣りの話になります。


僕はバスだけでなく、季節によって様々な釣りを楽しんでいますが、

ブログに対してはバスに関するものをメインに書いてきたつもりです。


それは、あまりにも節操無く色々な事柄を書き連ねてしまうと、一貫性が無くなってしまうというのが理由なのですが、

今回の釣行記のキッカケは、実は10月20日の「第二回印旛水系釣り大会」に端を発していたのでした。



大会の前日10月19日、僕はある方から参加表明をいただいていました。

その方を「Oさん」としますが、Oさんは予定されていた当日の仕事がなくなったこと、

急な参加表明を詫びると共に、今からでも可能であれば参加したい旨を連絡してきてくれていました。



僕がその連絡を確認したのは、前日の22時。

今から返信して、果たしてOさんは気づいてくれるだろうか。

僕は急いで、集合時間と、場所、簡単なルール等を返信して、Oさんが確認してくれることを祈りながら眠りについたのでした。



翌日。

4時に起床してメールを確認すると、Oさんからの返信はありません。


そうか、間に合わなかったか…。

せっかく参加表明していただいたのに、なんだか申し訳ないことをしてしまった。



前日の確認が遅くなってしまったことに後ろめたさを感じつつ、僕はWestさんと合流して大会に向かったのでした。





そして無事に大会が終了、僕は参加者の皆さんへ当日の様子を写真撮影して送ってくれるように頼んでいたのですが、

その確認をしようとメールボックスを開いたところ、





Oさん「集合場所近くについたのですが、場所がわかりません!携帯に連絡をいただけますか!」

Oさん「どうやらダメみたいですね…。また次回よろしくお願いします」





うおえええええええええええええええ!!!!!!!?????






Oさん来てたのか!!!!!





てっきり連絡が間に合わなかったとばかり思い込んでいた。

前日遅くの連絡を確認して、Oさん、来てくれてたんだ。


しまった、こっちの携帯の番号やアドレスを書いておくべきだった…。

こんなクソ寒い早朝の5時に、期待と不安を入り交じらせながらせっかく来てくれたにも関わらず、

合流もできず連絡も取れず、諦めてトボトボと帰る羽目になってしまったOさんのその時の心境は、如何ばかりか。



慌ててOさんに連絡し、今回の非礼を詫びると共に、もしも可能だったら今度個人的に一緒に釣行させてもらえないか、とお願いをしました。

Oさんは、気にしないでください、今度ぜひご一緒させてください、と言ってくれ、僕の罪悪感は大分救われたのでした。


それが10月末のお話。






本当は11月中にバスをご一緒する予定でした。

しかし、僕の仕事が多忙となってしまったことや、不慮の事態が重なって、11月中にご一緒することは、とうとうできませんでした。




12月か。

12月なぁ…。




新川を案内するにしても、そもそも僕自身が12月の新川でバスを釣り上げたことがどれだけあるだろうか。

たしか一昨年は一本釣ったか?

去年は…、釣ってない。



せっかくだから、楽しんで帰ってもらいたい。

12月の新川で、Oさんを楽しませる自信は…、ない。




うーむ。






ふと、思いついてOさんに連絡してみます。




メバル、どうですか?と。





昨年から師匠に教わって始めたメバル。

シーズンインは12月からです。



ソルトではありますが、バスと同じようにルアーフィッシングの対象となる魚です。

この時期のメバルだったら、少なくともボウズは無いんじゃないだろうか。


…でもバスじゃないと、やっぱりイヤかな。


そんなことを考えつつメールを送信してみると、





「メバル、やってみたいです!」






おお、そうですかそうですか!じゃあメバルにしましょう!

僕自身もそんなに詳しいわけではないですが、できる限りナビゲートいたしますよ!



こうして、Oさんとのメバル釣行が決定したのでした。






いやー、よかった。

後はジャンジャン釣ってもらえるように当日の活性が高いことを祈るばかりです。


そうだ、師匠も誘ってみよう。

最近忙しいとか言ってたけど、どうかな…?




師匠、メバル行きませんか!





「うむ」







いよっし!これは心強い。


日程を調整し、僕自身も今シーズンはじめてのメバル釣行を楽しみに待っていたのでした。





しかし、余談ですがこのOさん、メールでやり取りをしていると、

その文面が非常に丁寧なことに驚かされます。



なんというか、重要なお得意様宛てにビジネスメールを送信するときのような、

そんな文面が毎回綴られてきます。



なんだかそのうち、「申上候」くらいのことは書いてきそうな勢いです。





たぶん、年上の人なんだろうな。


そんな勝手なイメージを抱きつつ、釣行当日。

メバルは夜釣りが基本となります。

22時頃集合しますかということで、いそいそと用意をしていると。






師匠から連絡がありました。











「風速6.5mである」






ええっ!?



慌てて天気予報を確認します。


こ、これは…たしかに。


今晩は木更津に行く予定にしていましたが、木更津の風速は現在6.5m。

しかもますます勢いを強めていく模様。




6.5m…。


これは、厳しい。





メバル釣りは、非常に繊細な釣りだというのが一般の認識です。

昨今のブームで、トップウォーターや巻物、テキサスといった「強い」釣法も確立されてきつつありますが、

基本となる釣法は1g前後のジグヘッドによるワーミングです。


6.5mでは、アタリを取るどころか、そもそもまともにキャスト出来るかどうか。




師匠は、今日はやめておく、とのこと。

この風速なら、仕方がありません。

僕も普段なら、渋々諦めたところでしょう。




しかし、Oさんはもう準備万端済ませてるんじゃないか…。



Oさんに連絡してみます。


Oさん、どうですか。



「いや、もう準備を済ませていつでも出かけられるのですが…」





やっぱりですか。わかりました。





行きましょう。






ダメもとダメもと!


いや、もう行ってみないとわからないですけど、とにかく行ってみましょ!



Oさんをガッカリさせたくないとかそれ以前に、

僕自身が行きたくてたまらなかったのです。



Oさんが準備しちゃったからとか、そんなのは単なる口実です。





12月だ!メバルだ!

僕には、それだけだったのが正直なところです。




行き場所は、漁港にしよう。


あそこなら風が避けられる場所もあるだろうし、まぁなんとか釣りになるんじゃないか。






そんなことをつらつらと考えつつ、22時半、Oさんと合流します。







…あれっ?






帽子を取って挨拶してくれるOさん。


なんだか思ったより見た目が若い。







ん?Oさんお幾つですか?






「25です」








え!わっか!!!!




え、20代どまんなか?


成長期?


ガラスの青春真っ盛り?





え、若くないですか、Oさん!!





「はぁ…」







え、そんな若さであんな年寄りみたいなメール出してくるんですか??



うわー、生粋のサラリーマンや…。


サラリーマンになるために生まれてきた男や。






余談ですが最近の会社の飲み会で一番盛り上がる話題といえば、やはり、



「近頃の若いモンは」





そんな自分をちょっと反省しつつ、木更津へ出発した僕とOさんだったのでした。







道中、念のため。



Oさん、お仕事は?



「○○のサラリーマンです」





安堵した僕です。










さて冒頭書いたように、僕はこのブログを「バス釣りブログ」として書いていますので、

他の釣り物についてはあまり書くことはありませんでした。



しかし、今日これからの状況を書くにあたって、「メバル釣り」とはどんな釣りか、

それを説明せざるを得ないと考え、簡単に説明をさせていただきます。






メバルとは、根魚、いわゆる「ロックフィッシュ」として分類される海水魚です。



じゃあロックフィッシュとは何なのか、ということですが、主に沿岸の岩礁地帯やテトラ帯、そういったストラクチャに付く魚をザックリと総称しているようです。


シーバスのように、回遊性の強い魚ではありません。

何にもない大海原に向けて思いっきりルアーを遠投し、グリグリと攻めていくような世界ではないのです。


海底の地形や、目に見えるストラクチャなどを意識して釣っていく釣法は、バスにも通じるところがあるでしょう。




また、同じロックフィッシュであるカサゴなどとは違い、ストラクチャにべったりというわけでもなく、

中層や、はたまたトップウォーターでも狙えるところが魅力の一つでもあります。



体長は最大でも30cm程度。

しかし、サイズが一緒の場合はバスよりも引きが強いとも言います。


アベレージは15cmも無いほどでしょうか?

バスの丁度半分くらいをイメージすると間違いないかもしれません。



メバルという名称の由来となった目は体型に比べて大きく、そのせいか知りませんが非常に目がよく、

ルアーの色や、ラインの存在を感知する能力が高いようです。

そのため、標準的なラインは2.5ポンドくらいでしょうか。



2.5ポンドのラインに1g前後のジグヘッドに、1~2インチ程度のワームが基本となります。

バス釣りの世界にこのリグを持ち込めば、ウルトラフィネスと言って差し支えないでしょう。





さぁ、想像してみましょう。




手に持つはスピニング一本。

ファーストテーパーのULです。

スピニングリールは1000番で、ラインはフロロの2.5ポンドです。




今まさにこのようなタックルを手に持ち、風速6.5mの世界に降り立ちます。








ゴゥゥゥゥゥッ!!!!








突如吹き付ける突風に、思わずキャップを飛ばされそうになります。




寒い。

むき出しの顔が痛い。



素肌の露出はヤバいとニットキャップを目深に被り、Oさんを見やると…。





「…。」







スピニング一本片手に、突風に吹かれながら途方に暮れている様子のOさん。


風は不規則に、時に強く、時に弱く、しかし止むことはなく吹き続けています。





わかっていたことだけども、こりゃあ、ジグヘッドじゃ釣りにならないな。


Oさん、これじゃジグヘッドはきついんで…、




…おお?


Oさん、それはメバトロボールじゃないですか!





実際にはDaiwaの月の雫だったわけですが、まぁどちらでもいい。

今日がメバル初めてのはずのOさんが持参したコレは、メバル釣りの遠投には欠かせないアイテムです。


システムとしては、キャロライナに近いシステムではありますが、

肝心のシンカー部分はバスの様なブラスやタングステンではなく、プラスチックであることがポイントです。



着水すると、サスペンド、いや、スローシンキングでしょうか。

いずれにしても、ズドンと落とずにじっくりと沈んでいくタイプのシンカーになっています。


これで表層から中層までをジワジワと攻めることができるのが、このシンカーの特長です。



もっとも、このコンディションでは、セットすれば「狙ったところに投げられるようになる」ことが最大のメリットでしょう。



予習も万端のようです。

さすがサラリーマンの鑑。

M78星雲からサラリーマンになるためにやってきた男です。



相変わらずの強風の中、Oさんに「風裏を狙うように」伝えて、ポイントに降り立ちます。



波は、風に煽られてかなりの勢い。


波が強いとなぁ…、メバルはすぐヤル気を無くすんだよなぁ。





寒い寒いと独り言ちながら、まずは堤防沿いに足元に付いたメバルを狙っていきます。

真下を狙うので、最初は単なるジグヘッドを選択。



ジワリ、ジワリと巻いていきますが、反応がありません。




50cmほど沖を狙います。




ジワジワー、ジワジワー…。




ブルルン!!









…アタリ!?






糸フケを取って、巻合わせ!!














…。




乗らず。



今の、本当にアタリだったんだろうか。

風が強すぎて、アタリなんだか何なんだかわかったもんじゃない。




風速は6.5mとのことでしたが、これは明らかにそれ以上あるのではないか。

そういえば、師匠が「風速は強まっていく予報である」とか言っていた。




Oさんの方を見ますが、やはりサッパリの様子。

堤防くらいのストラクチャでは、完全には風を避け切れないのかもしれない。





漁船と漁船の隙間を狙うべく、港の方に移動します。







昨年、一度だけこの漁港に来たことがありましたが、

その時は2~3時間で10本ほどだったでしょうか。



現在、到着から1時間。

釣果はなく、アタリも一回だけです。




港の方に移動すると、停留された船が風に煽られて「ギィ、ギィ」と音をたてています。


船ギリギリを狙ってしまっては、ロープや網に引っかかって漁師さんに申し訳ないことになってしまいます。


船と船の間、障害物の無い箇所を狙って撃っていきます。


…が、やはりジグヘッドでは狙い通りに撃つことができません。






…使ってみるか。








僕が取り出したのは…、

メバル用キャロライナシステム。




Oさんが持参した月の雫とは違いますが、2種類の重さが違う中おもりを取り付け、

中層を攻めるためにセッティングされたメバル用のリグです。




これで、大分狙い通りの箇所を撃つことができるようになりました。




…が、着水はともかく、じっくりゆっくり巻いてこようとすると波の勢いに押され、

あっという間にあらぬ方へ流されていってしまいます。




少しでも波の弱くなっているところ。


きっと、そこに集まっているに違いない。




暗がりの中、目を凝らしながら波を凝視し、移動します。




そうやって先へ進んでいくとOさんが。

どうやらコンクリの角になった箇所を狙っているようです。




ああー、いいね、いかにも付いてそう。

さすがにバスをやってると、初めてとはいえ、そのあたりの嗅覚は充分なようです。




邪魔にならないように引き返し、最初の堤防の様子を見に行くことに。






…しかし、渋いなぁ。

やはりこの風、波の高さは甘くはないようです。



完全な凪も良くないと聞きますが、しかしこのコンディションは度を越しています。



このあたりには師匠に教わったポイントがいくつかある。

一番近いところは、ここからどれくらいだろうか…?




車に寄って、ナビで調べてみることにします。


キー、キーは…と。









…あれ?












無い。

























キーが無い!!!











え、そんな、まさか。



夜の暗がりのせいだけではなっく、真っ青になってポケットというポケットに手を突っ込みます。








…無い。













キー、落とした。









どこだ!?




ヘッドライトで今辿ってきた道を照らしてみます。





無い。


無い。



…無い!!!





当然ながらスペアキーは自宅にある。

朝になったら嫁さんに電話して持ってきてもらう?



…どうやって。



JAF?


保険会社??





グルグルと様々な思考が脳裏をよぎります。





呆然としていると、








「釣れましたっ!!!」





ん?と見上げると誇らしげにOさんが歩いてきます。




「さっきの角っこで、釣れましたよ!!ちっちゃかったんでリリースしましたけどね!!」





おおおおおおおおお!!!!!!


釣りましたか!おめでとうございます!!




そうですか、あの角っこに付いてましたか。

さすが、いい目の付け所してましたね!




いやー、よかった。どうなることかと思いましたが、

釣ってくれて本当に安心しましたよ、ところで…、











キー、落としました。











えっ、という表情のOさん。





お祝いムードが一気に消沈、気まずい空気が流れます。







いや、せっかく釣り上げてテンション上がったところに本当に申し訳ない。

最悪、明るくなれば見つかると思うので、Oさんは続けててください。





そんなことを言われて、はい、わかりましたと続ける人はいない。






手分けして捜索に入ります。





ああ…、何してんだ、僕は。


せっかくのOさんの初フィッシュを台無しにしてしまった。


一刻も早く発見して、さっさと釣行に戻らなくては…。






しかし、明かりといえば月明かりのみの何もない漁港です。

ヘッドライトで照らせる範囲には限界があり、今までうろつき回った全ての範囲を捜索するにはどれだけ時間がかかるだろうか。



Oさんも必死に探してくれている。



焦るな、冷静に考えろ。




車を降りて、キーを右のポケットに入れた。…はず。


次にポケットに手を入れたのはいつか?


手袋をセットして、ジグヘッドをリグろうとしたけどもやりづらくて、

やっぱり手袋を外してリグって…、


手袋を右ポケットに突っ込んだんだ!




それでもう一度手袋を取り出した時に、一緒に落ちたに違いない!



車の近くだ!



車の周辺をグルグルとヘッドライトで照らしていくと…、






あ、









…あった。


あったよー…、よかった…。




草むらから半分顔を出したガンダムのキーホルダー。

よかった…。





Oさん、ありましたよ!申し訳ない、大丈夫です!



ほっとしたようなOさん。




海にでも落ちているんじゃなくて本当によかった。

いやー、安心した…。





しかし、気がつけばこのくだりだけで時間を1時間ほど使ってしまっています。


この流れを払拭するべく…、




Oさん、一か八かなんですけど、移動してみます?

ここから30分くらいのところに、別のポイントがあるのですが…。




ここでこのまま朝まで時間を過ごしたところで、せいぜい一本や良くても二本といったところだろう。


どうせダメなら、色々なポイントを周ってみるのも一興。



初めてのOさんに、否も応もあるわけがありません。

車に乗り込み、移動します。





次のポイントは何も無い海岸の岩礁地帯。

きっと波が荒いだろうと最初の選定からは外していたのですが、しかしこのバッドコンディションによって、逆に岩礁に潜んでいたりしないだろうか。


ダメ元ダメ元、ということで、車を飛ばし、到着。





…さぁ、様子はどうだ!?








…ゴゴゴゴゴゴ、ザッボーーーーーーーーーーン!!!!!!




ザァァァァ…、ゴゴゴゴゴゴゴ、ドッッッッッバーーーーーーーーーン!!!!!!












…。











死ぬ。











冗談抜きに、こんなところでやったら、死ぬ。





無言でOさんと頷き合い、車に引き返します。










…漁港、帰りますか。





この1時間はなんだったのか。







一度テンパッてしまうと、判断を次々に誤ってしまうのが僕の悪癖ですが、

しかし、それにOさんを巻き込んでしまうとさすがに心が痛みます。




打ちひしがれながら漁港に帰ったものの、ますます勢いを強める風と波に、まともに立ち向かう術はなく、

結局は、そのまますごすごと退散することになった僕だったのでした。








今日はOさんに対するお詫びを兼ねた釣行だったのですが、

ますます借りを作ってしまう結果になってしまいました。




…まぁでも、一匹でも釣ってもらえてよかった。

ボウズと一匹では天と地です。



なんとなく勘所も掴んでもらえたでしょうし、今シーズンもう一度ご一緒して、

そして今度こそバカスカ釣ってもらうことにしましょう。




秋の大会からひょんなところに派生した、今回の釣行でした。









…そういや僕ボウズじゃないか。


考えてみれば、メバルでボウズって初めてかもしれない。




今週末は、久しぶりにバス釣行に行く予定ですが、

今回はその布石、これを糧に当日の冬爆を期待することにしましょう。




Oさん、なんだかグダグダになっちゃってすいませんでした。

トホホ。


こんばんは、ビジ夫です。


タイトルでピンときた方は、そのとおりの話ですのでよろしくお願いします。

ピンとこなかった方に対して、少し解説をさせていただきます。

なお今回の話は、バス釣りには関係ありません。




僕は地球上のありとあらゆるスポーツの中で、最も野球を愛しています。

しかしながら自らプレイして楽しむわけではありません。

観る専門です。



自分ではできないだけに、むしろプロ野球という世界に対する憧憬の念は、野球経験者よりも強いかもしれません。


千葉に籍を置く県民の務めとして、僕は当然ながら千葉ロッテマリーンズの大ファンであるわけなのですが、

僕以上にロッテを愛し、応援し続けているのが、僕の嫁さんです。


ロッテの試合は年間140試合全てチェックし、一軍はおろかイースタン(二軍)や育成の選手についても情報収集に余念がありません。



そんな嫁さんですから、11月になれば「鴨川へ秋季キャンプを見に行きたい」というのはむしろ必然であり、

そして僕にも、そんな嫁さんの要求を断る理由は何一つ無かったのでした。



11月18日、僕は家族で鴨川へロッテの秋季キャンプを見に行きました。




…バス釣りには関係の無い話ですので、サクサクとまとめさせていただきます。


秋季キャンプの醍醐味、それは、選手の練習を間近で見学できるということもあるのですが、

何より、シーズン中では非常に難しい、選手の生サインをゲットできることにあるのです!




昨年、僕はやはり秋季キャンプに見学に訪れ、









$初心者が行く!印旛新川ベイトでオカッパリ-清田



お気に入りのアブガルシアのキャップに、清田選手のサインをもらったのでした。



プロ野球選手に対して、釣りメーカーのキャップを差し出し、サインしてくれとは無礼千万。

ピュアな野球ファンには、そのように思われる方もいるかもしれません。



しかし、日本のバス釣り人口は最大で100万人とも言われます。

いるに決まっているじゃないですか。



プロ野球選手の中にも、バス釣り好きが。







知る人ぞ知る、清田選手も、そんなバス釣り好き野球選手の一人なのです。

キャップを差し出すと、わずかに苦笑してサインをしてくれた清田選手でした。


そんな昨年の記憶を思い出し、さて、今年のサイン会にはどの選手が来てくれるのでしょうか。

それを楽しみに、整理券待ちの長行列に並びます。



今日の秋季キャンプでは、ファンに向けたサイン会が予定されていますが、

どの選手が参加してくれるのか、それは直前までわかりません。



また、最大4人参加してくれる選手の中で、サインをもらえるのはただ一人です。


もっとも、知名度のあまり高くない選手がサイン会に参加することは考えにくいですから、

僕としては誰でもウェルカム、サインをもらえるというだけでも、感謝感激という謙虚な気持ちを忘れずにいようと誓っていたのでした。



嫁さんからサイン色紙を受け取り、マジックを握りしめ、いざ、サイン会の列に並びます。

僕の整理券は、列「D」とのこと。


このD列の先に待ち受ける選手は誰か…。




やがて、会場関係者からアナウンスが流れます。




「A列は清田選手、B列は大谷選手、C列は藤岡選手、D列は○○選手です!」





…なに!!!!!????


D列は、あの選手だというのか。




あの選手が、秋季キャンプのサイン会に参加するだと!?


全く予想だにしない展開。



ならば、やることは一つに決まっている。


僕は、ゆっくりと被っていた帽子を手に取り、持っていたサイン色紙をへし折ります。










$初心者が行く!印旛新川ベイトでオカッパリ-今江




清田選手のサインの横に、新たに追加してもらったこのサイン。

誰のサインか、分かる方、おりますでしょうか?






ロッテの#8。










$初心者が行く!印旛新川ベイトでオカッパリ-いまえ





ミスター・ロッテ。


今江 敏晃 選手です。






ロッテの今江と言えば、ロッテファンではなくとも、少なからずプロ野球を知っている方であれば、

一度は耳にしたことのある名前ではないでしょうか。




今江であれば、それこそサイン色紙にサインをもらうべき価値のある選手の一人です。

あえて、アブの帽子にサインをもらった理由は何か。




そうです。






この今江も、有名なバス釣り好き野球選手の一人なのです!




既に結婚している今江選手ですが、奥さんと二人、ダムへ釣行へ出かけたりすることもあるそうで、

僕のようにバスも、野球も好きな人間にとっては、今江選手のバス釣り好きは有名な話なのです。


2年連続、ロッテの中でも貴重なバサー二人にサインをもらえることになるとは。




ドキドキしながら順番を待つ僕。

いよいよ、次が僕の番です。




「帽子にサインしてください!」

「わかりました、…ってこれ野球と違う方のやつやないか!」



5秒後の、こんなやりとりを思い浮かべながら、既にニヤついている僕。




僕の番がきました。

帽子を手渡し、今江選手、さぁ、ツッコミを!





「あ、はい、じゃあこの清田の横のとこでいいですか?」




手渡したそばから、いきなり帽子を裏返す今江選手。





え!!ちょっと待って、ちゃんと表を確認してください!!

ロッテじゃない、面白いやつのロゴが入ってますから!…







…はい、清田選手の横でお願いします…。









…気づいてくれなかった。








まぁでも、気づいてくれなかったからといって、サインの価値に変化があるわけではありません。

日本広しと言えど、今江と清田のサインが入ったアブの帽子を被っているバサーは、そうそういるものではないでしょう。





ありがとうございます。今江選手。

今年はさぞ不本意な成績だったと思いますが、来年こそ、本来のバッティングを取り戻せるように、

微力ながら全力で応援させていただきます。


そして、来年こそ、ロッテマリーンズとして初のパリーグ制覇を、信じていますよ。







ところで今日、キャンプ場へ向かう道中、思ったより早くキャンプ場に到着できそうだということで、

嫁さんにお願いし、30分だけダムへ寄り道してオカッパリをしてみました。







$初心者が行く!印旛新川ベイトでオカッパリ-コバっち


コバッチが一本釣れました。


これが2012年最後のバスということにならないように、12月もがんばります。