こんばんは。ビジ夫です。
10年に一度の巨大台風との触れ込みで日本中を大騒ぎさせた26号がやっと過ぎ去ったと思ったところで、
今世紀最大という27号が発生した時には何のギャグかと、学校でも職場でもさぞネタになったことかと思います。
北西に進みつつ沖縄に差し掛かったあたりから、平松政次のカミソリシュートを彷彿とさせる切れ味で、
北東に進路を変え、文字通り日本をなぞるように通過していった26号でしたが、
27号はそのキレが良すぎたようで、本州はかすめた程度の被害で済んだことが不幸中の幸いでした。
しかし、関東の通過は謀ったように週末。
世に溢れる関東リーマンバサーの悲鳴を飲み込みつつ、27号はやがて熱帯性低気圧となって消えていきました。
今回は、そんな週末に手持ち無沙汰となった僕の話です。
もともとこの週末は諦めていました。
台風王国である日本に生を受けたからには、秋ともなれば週末の一つや二つ、
台風で潰れてしまうことは元より覚悟のうえです。
しかし二週連続で釣行できないとは辛い。
秋もいよいよ深まり、2013年のバス釣りシーズンもいよいよ終わりを迎えつつあります。
12月ともなれば、ああ、もうちょっと釣行できたよな、なんて思い返すのが常ですが、
この週末も、どうやらそのうちの一日となってしまいそうです。
先週から引き続き、この溢れ出る手持ち無沙汰感をどうすべきでしょうか。
手持ち無沙汰感。
昨年も、一昨年も、オフシーズンには幾度と無く味わってきた感情です。
この感情を沈めるべく、実は昨年も色々と試行錯誤をしていました。
以前に記事で書いた、リールのオーバーホールもその一つではありますが、
その中でも僕的に最も熱を入れるつもりだったもの、
それが、
ルアーの自作だったのでした。
ルアー釣りを趣味としている以上、誰しもが通る道でしょう。
自分で作ったルアーで、バスを釣ってみたいと。
クランクやバイブレーション、そしてトップウォーター。
ルアーの自作をオフシーズンの趣味とできれば、こんなに効率の良い話はありません。
バサーにとって長い冬をルアー作りに専念し、そのルアーで初バスを獲る。
シーズンを通して感じた課題を、あらためてオフシーズンにフィードバックする。
このサイクルですよ!
こんなライフを体験してみたいでしょうよ、バサーなら誰でも!
…ということで、ルアー作りのイロハを学ぶためにGoogle大先生にお伺いをたてた僕だったのでした。
ページを開くと、いるわいるわ、自作ルアーの先駆者たちがよりどりみどりです。
…お、この人のクランク、造形が僕好みだ。
この人なんて、このまま店頭に並んでても違和感がないくらいのカラーを塗ってる。
…え、これが自作?木から削りだし?一個作るのに1ヶ月以上かかるって??
うん。
無理だ。
野茂の150kmの速球をホームランにするメジャーリーガーを見て、
野球をずっと真剣に続けていれば、いつか自分も150kmを打てるかもしれない。
そんな少年がやがて年を取り、
バッティングセンターの130kmを前に打ち返すことはできても、150kmをホームランにすることはできないと、
自分にできること、できないことの判断ができるようになってきます。
その判断ができるようになるということが、大人になるということなのでしょうか。
僕は今、ルアー師達の渾身の作品を目の当たりにし、あっさりとその判断を下しました。
これは無理。
道具を買い揃えて、いざやってみたところで、
これはカツオブシですか?と嫁さんに馬鹿にされる程度のものしかできないことは火を見るより明らかです。
もともとが、リールのオーバーホールを断念する程度には手先の不器用な僕です。
そんな僕に、匠の世界とも言うべきハンドメイドルアーなど、最初から敷居が高すぎたのです。
若干後ろ髪をひかれつつも、この世界から足を洗うことを決めたのでした。
…いや、ちょっと待て。
ルアーは確かに無理だ。
これは紛うこと無く無理極まる。
しかし、アレならどうだろうか?
アレとは、ワーム。
ハンドメイドワームです。
ワームを自作することはできないだろうか?
もともとバス釣りにおける「ルアー」と言えば、最初期にはハードルアーを指していたのでしょうが、
今現在、最もポピュラーなルアーはワームということになるでしょう。
もちろん、トップウォーターや巻物に限定して釣果を得ている方もいるでしょうが、
一般的には、ハードルアーよりもワームによる釣果が高いというバサーがほとんどではないでしょうか。
僕がバス釣りを始めた当初、釣りといえばある程度の初期投資で道具を揃えてしまいさえすれば、
あとはほとんどタダ同然で趣味を楽しめるもの、なんて勝手な思い込みをしていましたが、
そんな甘い考えをあっさりと否定してくれたのがこのワームというルアーの存在でした。
何しろジャパンブランドのワームは高すぎる。
小バスを一匹釣り上げては千切れ、根に絡まっては千切れ、
時にはキャストした瞬間に千切れ飛んでいくワームに対して、
単価は一つ100円を下らないことも、ままあります。
サラリーマンの小遣いでやっていくには、これは高すぎる。
そんな思いもあって、今年は針持ちの良いアメリカブランド(※ゲーリーを除く)のワームを多用していた僕ですが、
そもそも、
もしも買うより安く、かつ釣れるワームを自作できるなら?
…我ながら都合の良い思いつきではありますが、しかし思わず頬が緩みます。
ただ、気になるのはその材料。
材料に関して言えば、まだハードルアーの方がイメージが沸きやすい。
ワームを自作するとなると、原料はどうすればいいのでしょう?
思い立った僕は、早速Googleに「自作ワーム」の文字を打ち込んだのでした。
…あ、
売ってるもんなんだ、ワームの原料って。
おあつらえ向きに型まで販売しているようですが…。
…でも、型を買うくらいなら最初から既製品を買えばいい話です。
型まで自作してこその、ハンドメイドワームでしょう!
Google先生、教えて下さいませ!
…ほうほう、油粘土で原型を作って?
石膏で型取りして?ワームの原料を流し込めば良いとな!
なるほど!これは…、
これは、僕でもできそうです!
よし、型はいらない!原料だけ売ってくれ!!
原料だけだと…、
う、2800円!?
大体、ワームといえば標準的なサイズで10個入り800円くらいか?
これ1セットで35個作ってトントン、経費や手間を考えると70個くらいは作れないと割りに合わなそう。
…そしてもちろん、「釣れるワーム」ができることが大前提です。
…これは…、素直にアメリカのワームを買ったほうが無難かもしれない…。

…買っちゃいました。
買っちゃった。もう引き返すことはできない。
釣れるワームを、これ1セットで70個作るまで、引き返すことはできないのです!
来シーズン、僕は新たにワームを買い足すことはしません。
必要なワームは、全て自作ワームでやり切ることを決心したのです!
…いや、でも既に買っちゃってるワームは勿体無いからちゃんと使いきろう。
さぁ、そうとくれば手持ち無沙汰になるはずだったこの週末が楽しみです。
26日に材料を買い揃えて、27日は早速ワーム作りだ!
続きます

