「電話では話せない内容だから」

「内容証明ですか?」

「いや内容証明ではありません」

「下高井戸の改札で待っています」

下高井戸まで自転車で向かう。

何の相談だろう?

話を聞いて出来なかったら断ろう。

「いやぁー複雑な問題でー」

相談はいつだって複雑です。

話を聞いていくと出来そうな案件だった。

「しばらく時間をください」

「助かりました」

「104で近くの行政書士を尋ねたら、紹介してくれたんですよ」

そんなのもあるんだー。

今どき、古典的?

ビザ衛門
昨年11月に申請取次業務適正化委員会が発足された。

申請取次は承認制から届出制に変わりました。

届出制になった事で書士なら誰でも申請取次ができるようになった。

しかし届出制になり行政書士の不祥事が多くなる。

届出制はモラルの低下、レベルの低下を招いてしまった。

入管業務はこれから行政書士の大きな柱となっていく業務です。

このままでは取次制度がなくなってしまう危機にある。

弁護士会では、独自に懲戒免職が出来ます。

行政書士会では、懲戒免職がありませんでした。

自浄努力できる仕組みが欲しい。

そんな時代の要請もあり申請取次業務適正化委員会が発足。

雨の中、真剣な申請取次が集まった。

みんな一生懸命頑張っているのに
ごく一部の不埒な輩の為に迷惑を被っている。

同日付で行政書士の不祥事の事件が報道された。

立ち上がるのは今しかない!

ビザ衛門
「ピンポーン、宅急便です」

年明けに書類を送ります。

年末にそう言われていた案件だ。

世間がやっと動き出した感があります。

みんな正月明けの1週間は、
長い休みで鈍った頭と身体をリハビリしています。

でも役所へ行って書類を揃えたり、
会社に書類を作ってもらったりは出来ます

本格的な始動は第2週からです。

12月と1月は3週間と考えて仕事をした方がいいです。

送られて来た書類群が無言のプレッシャーをかけてきます。

「いつ申請しますか?」

記憶ははるか去年の事で忘却の彼方。

まずは記憶を取り戻す事から始めなければいけない。


ビザ衛門