あまりに小さくて不向き
■元安で買ったものの当初はソフトがDLできず
円元為替レートは、5年程前から円安傾向が顕著に進み今も続いているわけですが、一時春先には1円=0.5元と元安の時期がありました。またとない機会とばかりについAliexpressやTemuで色々と買い物をしてしまいました。
Raspberry pi用2.4インチタッチスクリーン(オンボードスピーカーオーディオブザー)もそうしたひとつでした。
画面が小さくても、VNCを使うためにIPアドレスが確認ができ、またアプリが起動できれば良しと気軽に考え、Rapberry Pi Zero 2Wとサイズが合い、GPIOピンで装着できてケーブルを取り回す必要がないこと、Raspberry Pi 5でも使え(オーディオ関係は非対応)、価格も2,000円未満ということで購入する気になったものです。
このタッチスクリーンを使うための説明書は商品に添付されておらず、ストアの商品のページに書かれてあったURLからダウンロードして入手しました。必要なドライバーなどソフトは、説明書にダウンロード先が書かれていましたが、なぜか当初はダウンロードができませんでした。ストアに「注文についてのフィードバック」で連絡を試みたのですが、伝わったのやら? その後放置していましたが、最近になってソフトがダウンロード可能になっていることがわかり、ようやくインストールにこぎつくことができました。
■ドライバーのインストールかイメージファイルか
説明書によるとこのタッチスクリーンを使うには、ドライバーをインストールし必要なファイルの書き換えを行うか、イメージファイルによりOSごとインストールする(この場合、デバイスはRaspberry Pi Zero 2W、Raspberry Pi OSはbookwormに限られます)方法の2つがあるとのこと。
とりあえず、前者の方法を試みてドライバーをインストールするとともに1、2のファイルを書き換えましたが、この程度ではうまくいきませんでした。説明書で示されたすべてのファイルを書き換えるのは随分面倒ですし、しかも説明がRaspbeerry Pi Zero 2W、bookwormの例しか示されておらず、他のケースだとうまくいくかは心許ないものがあります。そんなことなら、とりあえず後者の方法を試すのも悪くはないかも。
ということで、解凍したイメージファイルから、Imagerの「カスタムイメージを使う」を使ってmicroSDに書き込みを実行しました。
書き込みの済んだmicroSDからRaspberry Pi Zero 2Wを起動したところ、無事bookwormのデスクトップ画面が2.4インチタッチスクリーンに表示されました。
■あえて使う意味があるの?
試用してみてわかったのは、ウインドウが画面をはみ出てしまい、スクロールしても見れない部分ができることです。そのために「OK」ボタンが画面内に表示できず押せなかったり、フォルダー内をすべて見ることができずファイルの一部にどうしても確認できないものが生じてしまいます。これでは、起動できないpythonプログラムができてもおかしくありません。
VNCで他のPCからリモートコントロールしたにしても、表示されるのは240×320の解像度の画面のままなので、事態が変わるわけではありません。
コマンドラインから使うのであれば何とかなるでしょうが(ただしフォントサイズを大きいものにしないと読めない)、GUI環境では使い勝手が悪いどころでなく、とても使えそうにないといえます。2.4インチという小さい画面を使ってまでミニコンピューター的にRaspberry Piを使う意味があるのでしょうか? 限られた用途専用に使うのであれば、Picoで十分な場合もあるのではと思ってしまいます。無駄にしないためにも、上手く使える方法が見つかることを願っています。
■小さなスピーカーの音質はお粗末
この2.4インチディスプレイには、背面に小さなスピーカーが付いています。さすがに音質はお粗末なもので、割れたようなざらついた音はひどいとしかいいようがありません。
【まとめ】
言っちゃ悪いけれど、解像度が240×320しかない2.4インチのディスプレイではどだい小さすぎて、画面に収まらないものばかりでは使い物になりません。解像度800×480の4.3インチディスプレイだとストレスなしに使えているので、やはりディスプレイはこれくらいのものでないとならないのでしょう。
今回は、Raspbeerry Pi Zero 2Wでbookwormしか確かめられていませんが、他は試すまでもありません。言うまでもなく役に立たないものを試してもはじまりません。







