↑Bing Image Creatorに御堂筋ぽい画像をつくらせた 本当は側道含め6車線なんだけど
【目次】
・Bing Image Creatorでとりあえず絵を作成してみよう
・アダルト的、暴力的な描写は画像の生成・提供を拒否されたり、警告を受ける
効率良く画像生成するためには
前回のブログで書いたように、プロンプトに「実写風」や「アニメ風」、他にも「油絵風」や「水彩画風」などと追加入力してやれば、実写風、アニメ風などの画像が生成されます。
Bing Image Creatorに自分が望む画像を描かせるには、プロンプトに的確な指示を入力することが肝要に思います。
■プロンプト入力の実例
「雨の御堂筋」をテーマに、プロンプト入力次第でBing Image Creatorがどのように画像を生成するか実例を見てみましょう。
①プロンプトに「雨の御堂筋」とだけ入力
↑画像1)
プロンプトに「雨の御堂筋」とだけ入力して、Bing Image Creatorに画像を生成させてみたのが画像1。車道を歩行者天国のように人が通行していて、これでは使えません。御堂筋の文字も変ですね。
②「雨の御堂筋車道」と入力
↑画像2)
プロンプトに「雨の御堂筋車道」と入力したのですが、生成された画像2では相変わらず歩行者が大勢通行しています。
③「雨の御堂筋を走行する車と横断する通行人」と入力
↑画像3)
プロンプトの内容が「雨の御堂筋を走行する車と横断する通行人」というように具体的な説明となったので、生成された画像3ではようやく車道にあふれていた歩行者はいなくなり、整然と横断歩道を渡るようになりました。
しかし御堂筋の文字が変ですし、一歩通行の車道なのに信号機は車の方を向いていません。
④プロンプトの「雨の御堂筋を走行する車と横断する通行人」は変えずに再作成
↑画像4)
プロンプトの中味は変えずに再作成を実行したところ、画像4では変な文字の看板もなくなり、一見いい塩梅の画像ができたと思ったのですが、信号機が相変わらず車の方に向いていないばかりか、車道が青信号なのに歩行者が悠然と横断しています。もっと言えば先の方の信号はよいのですが、一番手前の信号は青が右端、すなわち赤の位置にきているのもおかしなところです。残念ですが、またまた使えない画像です。
⑤プロンプトは変えずに再々作成
↑画像5)
再々作成の画像5では、すっかり暗くなりました。相変わらず、信号機、看板には不満です。
⑥プロンプトを「雨降る昼の御堂筋の並木と走行する車、横断する男女の歩行者」にして作成
↑画像6)
明るく、また画像1や2くらいに並木を強調したくて、プロンプト入力に「雨降る昼の御堂筋の並木と走行する車、横断する男女の歩行者」というように時間帯や「並木」を追加入力したところ、生成した画像6では、鬱蒼と茂る並木が戻り、空も少し明るくなり、道路標識の御堂筋の文字も少しましになりました。しかし、車道が一方通行でなくなっています。ビル群も逆に見えなくなっています。
⑦プロンプトを「雨降る昼の御堂筋 銀杏並木と一方通行の車道 車は前向き 手前の横断歩道を男女が通行 奥には並木の陰からビルがのぞく 実写風」にして作成
↑画像7)
これが最後とプロンプトを「雨降る昼の御堂筋 銀杏並木と一方通行の車道 車は前向き 手前の横断歩道を男女が通行 奥には並木の陰からビルがのぞく 実写風」にして作成したのが画像7です。並木を銀杏並木とより具体的にし、前後の位置関係も明らかにし奥には並木からビルがのぞくとしたことで、印象的にはずいぶん御堂筋ぽくなりました。側道になんと車も見えるのはうれしいのですが、本線の車はなんでそんなところで止まっているの? できがわざとらしく、TVドラマのタイトルバックみたいで、この2人の関係はと思わせたいのかという構図です(^0^) 実際の御堂筋は本線4車線のはずで、画像では3車線しかなくやはりずいぶん狭く見えるのも残念です。
その後も悪あがきをしたのが冒頭の画像です。「車は横断歩道の手前で停止」などとプロンプトに追加入力し改善をみたものもありますが、側道含む車道全6車線はだめでした。まあ、AI画像生成をはじめてまだ2、3日の人間ですから修業が足りないのは明らか。精進するほかありません。
■アダルト的、暴力的な描写は画像の生成・提供を拒否されたり、警告を受ける
画像の生成にあたっては、実はプロンプト入力の改善以前の問題があります。モチーフがアダルト的、暴力的な描写は画像の生成・提供を拒否されたり、警告を受ける可能性があるということです。
↑画像8)モチーフによっては「安全でない画像コンテンツが検出されました」として生成画像の表示が拒否されます
お祭りの画像を試していて「サンバ」を描かせようとしたら、作成が始まって少しずつ画像が現れだしていたのに最後は「安全でない画像コンテンツが検出されました」と表示がでて、「イメージの生成は表示されません」と画像の表示自体が拒否されてしまいました(画像8)。
肌の露出の多いものはアダルトとみなされたものか? おそらく、アダルト的な描写は表示を拒否するのがポリシーなんでしょう。
また、「ミッドウェイ海戦」や「バトル・オブ・ブリテン」、「MiG21とF4ファントムの空戦」などと戦争を内容とするプロンプト入力した場合も画像の表示を拒否されてしまいます。戦争のような暴力的な描写は拒否するのがBing Image Creatorのポリシーなのかと思われます。ただし、「関ケ原合戦」や「トラファルガーの海戦」だと拒否されないところを見ると、現在でも紛争になっていたり紛争のもとになりかねない比較的新しい戦争については、政治的配慮が行われている可能性もあります。
↑画像9)モチーフによってはポリシー違反が多いとアクセスの自動的停止の可能性が警告されます
なかには、警告が出るケースもあります。試しに、しばしばアメリカで起きる「警官が黒人を殴打する」事件をモチーフに画像を作成しようとしたら、「コンテンツの警告」が表示され、ポリシー違反が多いとアクセスの自動的停止の可能性があると警告されました(画像9)。この場合、まだ試していませんが[報告する]ボタンを押すことで物言いができるようです。
今回のまとめ
使い始めで、あまり役立つことは書けませんでしたが、プロンプト入力で具体的かつ的確な説明、指示をBing Image Creatorに与えることができれば、画像の生成は手っ取り早く効率的と考えられます。こちらの能力が問われてしまいますが、Bing Image Creatorにも限界があることでしょう。
モチーフによっては望み通りのものがすぐに得られたり、得られなかったりします。街中より自然の景色、風景より単体のもの、特殊なものより一般的なもの、よく知られていないものよりよく知られたもの、逆にあいまいさが許されないものより許されるものの方が、概しておかしなところのない望みの画像が少しは得やすくなるように思います。割り切って使い方にあわせた融通さもって臨むことがあってもよいのでは。
コンテンツポリシーの問題は大事で、制限もある程度いたしかたないことと思いますが、企業防衛のためかかなり広く網打たれている感があります。人権や表現の自由にかかわるシビアな問題をはらんでおり、コメントはこれくらいにとどめます。
《補足》
今回、ブログではふれませんでしたが、作成された画像の利用についての注意です。著作権はBing Image Creator側は放棄していて利用者に存するようですが、生成された画像が主に参考とした画像に似てしまった場合、利用者が法的な責任を問われる可能性がないとは言えないということです。Bing Image Creatorを使用して作成したことなどを付記したとしても、これに変わりはありません。法律には門外漢の言うことですから不正確でしょうが、お気を付けください。
個人的に問題を感じるのは、Bing Image Creator側が著作権を放棄していても、生成された画像を利用する権限を持っていること。画像の生成に利用されたりするようなので、Bing Image Creatorで生成された大量のフェイク画像が今度はBing Image Creatorにより参考にされてしまうようなら、悪貨が良貨を駆逐するではありませんが、いつしかフェイクが本物のように見做されてしまうことにならないかという恐れです。
日本風とされる中国製品には日本人からすれば奇異なものが今でも多いですから、本来日本らしいものでも将来日本風とみなされず、偽りの日本風がありがたががられる日が来そうです。我々日本人だって、例えばフランス風とドイツ風の違いをどれだけ知っていることか。フェイクが幅を利かすのに自分も加担していないかと思うと、空恐ろしい気がします。





























