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virt_flyのブログ

フライトシミュレーターソフトのFlightGearで仮想飛行を楽しむブログです。

↑FlightGearを使って作成した「スコシ・タイガー作戦によってベトナム戦争に投入されたF-5C」を模したフェイク画像

 

誤解を受ける画像を作りたくはないが…

 

冒頭に掲げた画像は、FlightGearのスクリーンショットです。Northrop社のF-5戦闘機に関するWikipediaに収載された空中給油を受けるF-5C機の写真に似せたものです。

 

モノクロ画像にしたらなんとなくそんな雰囲気になりましたが、いかがでしょうか?

 

結構苦労した画像です。まずがFlightGearのKC135機からして起動せず、3DモデルをBlenderで開こうとするとPythonエラーだとか表示され、3Dモデルは分解されパーツのごちゃまぜのひとかたまりになってしまっていて、3DモデルはKC135のAI機から借用せざるをえませんでした。

 

その3Dモデルがまた、AI機のくせにパーツが多く、面が反転していたり、テクスチャー画像が反転していて、あっさりと使わせてもらえません。その上、F-5Cは給油方式がプローブアンドドローグ方式なのにKC135の3Dモデルではフライングブーム方式になっていたため、できるなら避けたい改造を迫られることにもなりました。

 

プラモデルづくり、とくに塗装を苦手とする私が見つけた趣味は、FlightGearでの動くジオラマ。なにせCG なので何度でも失敗できる。とは言っても、最近はめっきり目が悪くなり、ディスプレイもよく見えないし、歳のせいか集中力も衰えて、細部はおろそか、手抜きがひどくて決して人様に見せられるものではありませんが、プラモ好きの方の気持ちが少しはわかったような気になります。

 

ところで、本来ディテールも大切にし、考証もしっかりしてこそのモデラーだとは思うのですが、そうでなければCGのように実写との区別がつきにくいものでは、フェイクとは言わないまでも意識しないまま嘘の垂れ流しをすることになりかねません。私の場合は、下手過ぎて偽物であるとすぐわかるので心配はありませんが、そうした懸念を払拭する方法として、ひとつ考えられるのは偽物であることが一目瞭然の画像にすることではないでしょうか。

 

機体に関係のないアニメのキャラを書いてみると以前書いていたことを思い出しますが、それではリアルさに欠けますし自衛隊機など結構アニメのキャラクターのようなペイントが施されているのでこれは見直しが必要かも。例えば、冒頭の画像がそうですが、よく見ると機体番号がみな同じで変だとわかるようにしておくというのも、ひとつかと思います。

 

少なくとも、実写ではなく作り物のであることが専門家にはすぐわかり、信用できないものと扱われることが期待できます。それでも、事実誤認を疑わず、誤りを拡散する画像を制作する人が出て来る可能性は残ります。具体的には先の画像の元になった実写にはフライングブームにウイングがなく、またブームの先にドローグが付いていたのかわからないのに、次のような画像を公開してよいものかは悩ましいところです(注1)。

 

↑胴体下の増槽とその塗装はウソかも。フライングブームにドローグは、実例はあるので想像で作成。

 

さて、KC135に悩まされるとは思わず、空中給油をテーマにしたのは、F-5のジオラマはまだ作っていなかったから。

 

というのは、T-38やF-5Eのスキンをいろいろ描き、またAI機なら多少改造してもよいかと動くジオラマづくりをしてみたところ、これが結構面白かったので、少しでも興味をもつ方があれば参考になるように、記憶のまだ新しいF-5Eについてまとめようと思ったためです。

 

実際には、F-5Eは3Ðモデルにおかしなところが多々あって(注2)対処が必要だったことを思い出し、みなさんに面倒がられては元も子もないので例としては不適当だと考え直すことになり、結局給油のジオラマだけは意地でもこしらえることになったものです。

 

注1)撮影時期が定かではありませんが、ウイングのあるフライングブームの先にドローグをつけたKC135機から、給油を受けようとしている東南アジア塗装と見られるF-5機の写真を確認しています。

 

注2)FlightaGear用のAircraftを自分でもこしらえたことのある身としては、他人の作品のアラをさらすようなマネはとてもできるものではありません。F-5Eの作者は、かなりたくさんのすばらしいAircraftをつくってこられた方で、きっとパソコン画面の見過ぎでかなり目を悪くされたのではないでしょうか。主翼ウラ面2箇所にUVImageEditor見るとメッシュの一部がテクスチャーのとんでもない場所に移動していたり、同じく水平尾翼の片方の翼端のメッシュが水平尾翼のテクスチャーの上に移動していて、そのため水平尾翼のウラ面は表面のテクスチャーを兼用、左ギアカバーは形が間違い、前部ギアドアの後開き部分が横開きとダブリ、ノズルに近い機体後部のメッシュがUVマッピングされていない、胴体直下に形の異なるパイロンが同時に出現、給油用プローブは左側のつもりじゃないのといったミスが10点ほどありました。なぜか修正しても反映されず工夫を要するものもあって、それはそれで楽しくもありました。

話が前後してしまいましたが、F-5Eのパッケージは同じ日付のバージョンアップにもかかわらず、武装の選べるもの、グラウンドサービスのあるものと異なるものが存在します。上述のミスは両方に共通しているように思います。

↑まるで日本の飛行機のようと喜んではいられない!サンダウナーズは敗戦国であることを忘れさせないため⁉

 

日本経済の衰退の背景には米国の支配

 

サンダウナーズとは、もともと第2次大戦中の1942年に日本軍に対抗するために創設された米海軍の第11戦闘飛行隊(VF-11)に与えられた名前です。日の丸の国、日の丸を付けた飛行機(sun)を叩き落とす(dowun)イメージで付けられたものでしょうか。

 

飛行隊の記章の図柄も、黄色の空を背景に夕日と思われる赤いお日様が米軍機らしい2機の飛行機により撃ち落とされて海に半分沈みかかった様子に見えます(注1)

 

戦闘機の尾翼に、放射状に光を放つ太陽の図柄が描かれるようになったのは戦後。1948年に第111戦闘飛行隊(VF-111)として再指定されてからのことのようです。第2次大戦中に旭日まがいのマークを付けて飛んだら味方に撃ち落とされかねませんものね。

 

VF-111は1951年に廃止となり、翌日第156攻撃飛行隊(VA-156)がVF-111に再指定され、冷戦終了に伴い1995年に廃止されるまで、指定を引き継ぎました。現在は、2006年に第13混成戦闘飛行隊(VFC-13)が第111混成戦闘飛行隊(VFC-111)に指定され、サンダウナーズの記章、コールサインが引き継がれています。

 

戦後75年以上になろうというのに、サンダウナーズが飛び続けているということは、今も米国は日本を敵国扱いしているにほかなりません(注2)。日本が友好国ならサンダウナーズなどと日本を蔑んだ失礼な名称を使うのは控えるはず。あえてサンダウナーズの呼称を使い続けるのは、「逆らえば容赦しないぞ」と戦勝国が敗戦国に教訓を垂れる意図があるからなのでしょう。

 

お日様マークだって、決して日本をリスペクトした旭日ではなく、逆にサンダウナーズの名前どおりにディスペクトした落日と素直に受け取るべきでしょう(注3)

 

実際、諸外国に例を見ない多数の在日米軍基地が存在し、首都にまで基地が置かれ、しかも米議会で高官が証言したように在日米軍に日本を守る部隊は一つもなく(注4)、占領軍まがいの特権を在日米軍に保証する超憲法的な地位協定があって、まさに日本は米軍にがんじがらめにされ喉元(首都)にナイフ(米軍基地)を突き付けられて逆らえない状況がこれまで続いてきました。

 

そのめため、どれほどの被害を日本は被ってきたことでしょう。米軍機の墜落や沖縄の基地被害だけではなく、経済的にも日本の輸出を抑える意図的な円高をプラザ合意で飲まされ、また最近話題の半導体でも、86年から10年間の日米半導体協定で海外製参入などを押し付けられ世界の50%余というダントツの売上げを誇った日本の半導体生産は10%のシェアにまで衰退しました。今回の九州への半導体工場の誘致では4000億円以上の血税を投入し、最新技術の流出を恐れる台湾のTSMCから1世代以上前の技術の工場を誘致することになる体たらく。日本には5nm FinFET技術で作られた高性能半導体を使いこなすだけの企業・工場がないのだそうです。

 

米軍機に旭日が描かれているなどと勘違いにしろ、とても喜んでいる場合ではありません。

 

↑FlightGearのF-5Eにサンダウナーズのペイントをほどこしました。真ん中は向かって左のロービジタイプ。垂直尾翼尾翼全体に落日を描いた右は、2つのタイプを見つけましたが、文字が赤色のタイプは国籍マークが今一つ不明確だったので黒字のタイプを採用。迷彩塗装は同じパターンの使いまわしのインチキです。

 

 

注1)英語版のVF-111についてのWikipediaによれば、飛行隊の記章の図柄自体「昇る太陽を撃ち落とす2機のワイルドキャット」を描いたものとしているものの、根拠が示されているわけではありません。

 

注2)国連憲章には旧敵国条項があり、「第2次世界大戦中に連合国の敵国だった国」が、戦争により確定した事項を無効に、または排除した場合、国際連合加盟国や地域安全保障機構は安保理の許可がなくとも、当該国に対して軍事的制裁を課すことが容認され、この行為は制止できないとしています。条項の削除は各国の批准待ちとなっていて、現在加盟国の3分の2に至らず条項は存続し続けています。

 

注3)垂直尾翼に描かれたマークも昇る太陽でないとは言い切れませんが、日本が勢いを持っていた頃はいざ知らず失った敗戦後のこととなると、サンダウナーズの名の通り落日とするのが一番違和感がないように思います。日本をリスペクトし、落日でなく旭日を描いているのなら、サンライザーとでも改称されていいはずです。問題は、旭日か落日かでなく、いまだに敵国扱いが続いていることにこそ核心あるのであって、そこから目をそらしてはならいでしょう。

 

注4)日米安保条約の第5条は、NATO条約の第5条と違って米軍に日本防衛の義務を定めてはいないことは常識。そのことは、1970年1月26日の米上院外交委員会の秘密会(サイミントン委員会)でのジョンソン国務次官による「日本防衛の第一義的な責任は完全に日本側にある。われわれは地上にも空にも、日本の直接的な非核防衛に関する部隊は持っていない。今やそれは、完全に日本の責任である」との発言でも明白です。

 

↑キーウエスト周辺を飛行中の米海軍アドバーサリー部隊で有名なVFC-111サンダウナーズのつもり。F-5EにペイントをほどこしただけのなんちゃってF-5N。機関砲は本当はありません。

 

F-5TigerIIは米海軍・海兵隊で今も運用中

 

退役したはずのF-117が飛んでいるのを目撃されたり、同じく退役のT-38が相変わらず訓練に使われていて、昨年も不幸な墜落事故が起きたりしています。退役と言っても、余剰機体が売り飛ばされたり、デイヴィスモンサンのような飛行機の墓場に打ち捨てられるイメージがありますが、実際には部品取りレベルになってますよとか、研究のためなら飛ばせますよ、というのを含めての退役かもしれません。

 

2019年現在で米空軍が運用していたT-38は約500機だったそうです。鏡面のようにピカピカの機体の写真も、よく見るとデコボコが見て取れます。さすがに軍隊だけあって兵器は大事に扱われてきたようですね。

 

T-38 Talonにかわる米空軍の高等練習機の後継機(T-X)には、ボーイングとサーブの共同開発による最新鋭機が2018年に選定されました。その名もT-7 RedHawkと決まり、今後順次置き換わっていくことになるのでしょう。

 

T-38の戦闘機型であるF-5についても、既に退役とも聞くのですが、なんと米海軍はスイス空軍の退役F-5Eを購入し改造、F-5Nの呼称で再就役させています。海軍、海兵隊では仮想敵機として今でも運用中とのこと。ここは敬意を評して米海軍塗装に挑戦してみました。

 

冒頭の画像がその結果です。アドバーサリー部隊として有名なVFC-111 サンダウナーズのつもり。F-5EからF-5Nに代わった際、機関砲が取り外されていますので、明らかに画像はフェイク。それ以外にもサイズ変更などがあったのかわかりませんが、塗装と機体の位置が合わず、参考にした図どおりにはなりませんでした。

 

2機あるのは、サンダウナーズといえば、特徴的な垂直尾翼のお日様マークと機首のシャークティースが描かれていればOKなんですが、とりわけシャークティースが上手く描けるか心もとなく、もう一つ保険代わりに一風変わった黒に白の縁取りのあるサンダウナーズ機もあらかじめ描いていたものです。

 

なお、お日様マークのペイントには、垂直尾翼全体に描かれたものやロービジを反映して垂直尾翼の半分に描かれたお日様が灰色に塗られたものもあります。

 

↑垂直尾翼のお日様マークと機首のシャークティースが典型的なサンダウナーズ
↑同じサンダウナーズでもこちらは一風変わった黒に白の縁取りがエレガント