↑FGUKで見つけた前進翼とカナード翼が特徴である実験機X-29をモデルにした架空機のF-29
飛べるのかと思った異形な飛行機
英国のFlightGearサイトで見つけたF-29をダウンロードして試すことにしました。
F-29は架空の戦闘機で、前進翼実験機であるX-29をモデルにしたもののようです。
X-29という名前は聞いたことがありましたが、X−プレーンズのひとつでありGrumman社が制作した前進翼とカナード翼を特徴とする実験機(1984年12月初飛行)であることは知りませんでした。
この手の飛行機には、Su-47(1997年9月初飛行)があることは知っていましたが、あまりに異形であり量産されることがなかったので、まともに飛べないだろうと思い込み、これまで関心を払うことはありませんでした。
どうやらこれは大きな考え違いで、機体の特性からする空気力学的不安定さは、フライ・バイ・ワイヤの助けを必要としつつも、高度な機動性能をX-29に与えたようです。残念ながら機動性能よりもステルス性能が優先される流れになり、また推力偏向ノズルによって高い機動性が実現できるようになって、X-29は多くの新技術を実証して役目を終えたものだったのですね。
一見T-38似の外観
↑一見T-38と見間違うFGUKのF-29
FightGearで起動したF-29Bは、スクリーンショットを見ての通り、サイドから見るとまるでT-38 Talonのようです。
実際のところ、X-29は「製造コストを低く抑えるために、前部胴体はF-5、降着装置(脚部)はF-16、エンジンはF/A-18、油圧系はA-6からと、かなりの部分を現用機より流用し作成されている」(Wikipediaより)そうですから、F-5の姉妹機であるT-38に似て見えるかもしれません。
↑架空機といえどもT-38に寄せすぎ
しかし、胴体のくびれまでそっくりというのは…。X-29が単座、エンジンは1つにたいし、F-29Bは複座、ツインエンジンとの違いがあるにしても、そこまで似るものかと思ってしまいます。
さすがに架空機なため、Bueprintsの三面図にも出てこず、確認ができません。
F-29Bのファイルを覗くと、T-38Cの文字がみえるので、どうやらT-38C用のファイルをもとにこしらえたものと見受けられます。尾翼や降着装置もX-29と異なり、まさにT-38。いくら架空機といえども寄り過ぎでしょう。
F-5の後継機がF-20タイガーシャーク、さらにその後継機をX-29とするゲームがあるそうなので、このF-29は機動性に優れたT-38(F-5)好きによるオマージュなのかもしれません。
機体のコントロールは?
↑主翼付け根部分が機体尾部まで後方にプレート状に伸び、終端が昇降舵様になっているF-29
さて、3重のデジタルフライ・バイ・ワイヤを必要とする機体ですから、FightGearの世界ではどんな飛行になるのか気になるところです。
上昇時は前方のカナードが前縁上向き・後縁下向き、尾部の昇降舵は後縁が上がり機首上げとなり、他方下降時はカナード前縁が下向き・後縁上向き、昇降舵後縁が下がり機首下げとなります。概して安定した飛行です。
とはいえ、外部ビューにて色々視点を変えながら飛ばしていて操縦をミスると、コントロール不能となって墜落してしまいました。ここまで制御不能なのは珍しく感じました。前進翼のせいなのでしょうか。
残念なところは
残念なところは、ギアの出し入れ時に格納扉が空中をあらぬ回転をするところ。3Dモデルxmlを書き換えれば直せるでしょう。ライブラリーがありませんが、架空機にリアルなペイントが存在するわけがないのでしようがないでしょう。
なによりも、F-5機のオマージュととして受け入れられる方はよいでしょうが、X-29を期待された方は失望されるかもしれません。
次回は、Su-47
次回は、Su-47にふれて見たいと思います。Su-47は、FGUKの今のハンガーにはありませんでしたが、GitHubにFGUKハンガーからとして収載されていましたので、こちらをダウンロードして試してみることができます。










