迎えた開設初日 首尾やいかに
ついにパソコン教室の開設初日をむかえました。いかなる結果になったでしょう。
開講時間が迫るものの、なかなか受講者が現れません。「パソコンを持ち電車に乗っていくのはとても無理」などと連絡があり、お二人がキャンセル。やきもきしましたがお一人は会場を間違えておられて遅れて来られました。当初5名の予定が3名でのスタートとなりました。
参加されたお三方からは、孫に習っているところだとか、巷のパソコン教室に通っていたものの、コロナで活かす機会があまりなく学び直したい、あるいは周囲に頼れる人がいなくなっていよいよ自分がパソコンを使えなくてはならなくなった、とお聞きしました。少しさわれる方からほとんどさわったことのない方まで、多少とも経験に違いがあるように見受けられます。
少し経験されている様子に、講習では巷のパソコン教室と同じ話を繰り返しても面白くないと思い、興味がわき自分でもやってみたくなるように、パソコンでできることを実例も示して詳しく説明、あるいは自作したマイコンを見せながらパソコンの仕組みと2進数の話からOSの役割を話したりしました。
↑自前のテキストから
むずかしそうにもかかわらず、面白がってもらえ、話が楽しかったとおっしゃっていただけて、安心しました。おかげで、正味1時間半で予定したパソコンの電源を入れるところまで講習を進めることができました。
つかみはばっちりと気をよくしたものの…
さて、肝心なのは受講者のみなさんが持参されたパソコンに入っているWindowsなどのバージョンです。それぞれお持ちのバージョンの差異が大きいと、講習に支障をきたす恐れを心配しなくてはなりません。
お一人は今回のために新しくパソコンを購入されたということで、したがってWindows、Wordとも最新。パソコンをお持ちでない方の場合は、パソコンをお貸ししますのでノープロブレムと言うか、うれしいことに会をサポートしてくれている事業所から、最新のMicrosoft Officeをいれてもらえることとなり、こちらも安心です。
最後のお一人は、持ってこられたパソコンのOSがWindows7でした。Microsoftによるサポートは切れていて、確かに旧くて講習の都合で言えば別途対応が迫られて厄介です。ご本人が悪いわけでは決してなく、パソコンだって今でも立派に働くものです。
ご本人は、家に3~4台パソコンがあるとおっしゃっていましたが、つい「無理しなくても大丈夫」と応えてしまいました。講習で、つかみがばっちりだったことに気をよくして、自ら墓穴を掘ってしまったみたいです。
しかも、受講者の方から見せてもらった最新のノートパソコンでは、フタを開けるだけで電源がONするばかりか、インストールされているWordは、既存のファイルを開いただけだと、「(上書き)保存」、「名前を付けて保存」が選べず、「コピー」ができるだけだなんて、思えば理にかなっているもののびっくり。
前回のブログで、「まだ知らないことだらけに思います」なんてよく暢気なことを言っていたものです。旧いWordに対応しなけりゃならぬ一方、新しいWordがどう変わったのかも知らなきゃならず、先が思いやられます。
とりあえず妻がもつ自宅で一番新しいパソコンを調べてみたところ、Wordのバージョンは最新の2021でした。新しいWordはどう変わったのか現物を確認でき、またテキスト用に新しいWordのスクリーンショットをとろうと思えばとれることが確認できて、とりあえずは安堵しました。
しかし、Widows11、10だけでなく7にも対応したテキストが必要となると、Windows7についてはテキスト用のスクリーンショットがとれるパソコンを持ち合わせておらず、どうにもなりません。前途多難なパソコン教室の幕開けです。