
ジェットグライダーなんかじゃありません
helijahのハンガーに、何やら変わった機体があるのを知りました。Wikipediaで調べると、翼こそ短いもののグライダーそっくりの外見をしたこの機体、Caproni Vizzola C22Jという軍用小型ジェット機なんだそうです。
外見が酷似なのがCaproni Vizzola Calif A-21。同時に4つの世界記録をもったことのあるセールプレーンだったとか。このファミリーにジェットエンジンを載せたA-21SJがあります。C22Jに影響されたものでしょうか。
A-21SJはジェットグライダーとの記述をみかけますが、C22Jはジェットグライダーの範疇に含まれるとも思えません。モーターグライダーが存在することは知っていたものの、ジェットグライダーの存在には気にとめたことのない者が、おかしなことを言ってるのかも知れませんが。
C22Jは翼がかなり短くなっていますから、ジェットグライダーとするには無理がありそうです。FlightGearのAIシナリオ(thermal_demo)でサーマルソアリングも試してみましたが、上昇気流にのる気配はありませんでした。一方、C22Jの航続時間は3.5時間とする記述を見かけますので、ジェットエンジンは単に離陸時の動力ばかりではなく、常時働かせているものと見られます。
ジェットグライダーに毛が生えた程度だというのに、ハードポイントも持つ軍用練習機というのは、なにか中途半端ですね。航空ショーに出展されたもののどこからも引き合いはなかったようで、生産数は2機。
同じ自力発航型であれば、個人的には、翼の長くてソアリングのできるA-21SJがあるとうれしいのですが。多分、ジェットグライダーなら他にもあるだろうし、すでにCaproni Vizzola社はなくなっていますので、Emmanuel BarangerがFlightGear用にC22Jを選んだのは、そのユニークさからと思われます。
それにしても不思議に思うのは、ド素人なもので知識がないからでしょうが、ジェットエンジンを積んでいるのにエアインテークがみあたらないことです。
追記)
公式サイトを一通り調べてみたところ、FlightGearの機体にはいくつかモーターグライダーが存在しますが、ジェットグライダーを見つけることはできませんでした。
ジェットグライダーで検索していたら、アニメ「風の谷のナウシカ」に出てくる架空機メーヴェを模したジェットグライダーの作製の試みが、ついに実際の飛行にまでこぎつけたことを知りました。オープンスカイプロジェクトのM-02Jです。一時はどうなることかと思われた時期もありましたから、苦節10年のその努力に敬服します。

