2010年3月28日(日)15:00~


数日前から体調を崩し、残念ながら今回はお休みです。

第55日目-2010年3月21日(日)15:00~

前回ナットを接着しましたが、このままでは角ばっています。
完成形にするためにヤスリで角を落として丸みを帯びた形にしていきます。


単に長方形の角を落として丸くするのかと思っていましたが、実は違っていました。
デザイン性を追及しながらも、弦に負担がかからない形になっています。


まずは指板のカーブにあわせてナットを削ります。
指板よりも1.5mm程度高くし、弦が指板に触れないようにします。
このナットの高さがありすぎると、指板から弦までの高さが高くなり、指で押さえるのにかなりの力を必要とするようになります。
削り過ぎないように注意してヤスリをかけます。


出来上がったら、今度はナットのE線側だけをさらに削って1mmくらいの高さにします。
通常E線側は少しの指の力で押さえられるように低めにします。


最後に、削っていなかった部分を丸めますが、指板からつながるラインにすることや、他の箇所とのバランスに注意しながらヤスリをかけます。
小さなチョコチョコした作業ですが、意外と時間がかかりました。


ナットが終わったら、ネックの根元の形を整える作業を行います。
本体とネックの接する面は平面出しがしてありましたが、ボタン付近が粗削りのままでした。
削り過ぎないように基準となる線を鉛筆で引いて、そこを越えないように平ノミで削ります。


メイプル材が硬くてノミの刃がうまく入っていかず苦労しました。
それと、指板が邪魔になりノミをかけにくく、ガチャガチャと作業をした結果、せっかく磨き上げた指板に傷がついてしまいました。
最後にスクレイパーを側面にかけるということですが・・・結構傷が深い気がするので不安です。


時間いっぱいまでボタンがつく部分を削りましたが、勢い余ってまた削りすぎてしまいました。
予定していたボタンの大きさは横幅22mm程度でしたが、20mmくらいになりそうです。
ただ、製作家によって大きさが異なるらしく、ストラディバリは小さめだったとのこと。
完成の時点でミスっぽくなければいいのですが・・・

ヨシミツのバイオリン製作日記

ヨシミツのバイオリン製作日記

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第54日目-2010年3月14日(日)15:00~


前回の続きでネックの仕込み面の平面だしの作業からスタート。
作業台にネックを固定して平面になるようにカンナをかけます。
小口なので木質が硬く、角が欠けやすいので水を指で軽くしみこませてカンナをかけていきます。
ある程度平面になったら、定規を当ててきちんと平らになっているか確認します。


これが苦手な作業で、これまでも手こずってきました。
今回も上手くいかず、何度も何度も削っては確認する作業を繰り返します。
しかし、そう何度も削るのにも限界があります。


どうしても上手くいかず、糟谷さんに手伝っていただきます。
木の材質が特殊なのか、カンナの刃の出方がおかしかったのかそれでも手こずりましたが、さすがは師匠!
おかしかった面を平面にしていただけました。


ここまで終わったら、ネックに指板を貼り付けます。
ニスを塗る際には指板をはずすのですが、本体とネックを接着する際に、中央にネックがついているか、直線になっているかなどを確認するには指板がついていた方が分かりやすいので、一時的に接着します。
簡単に外せるようにネックと指板の接着面の数箇所に軽く瞬間接着剤をつけてあわせます。
この接着は「仮」ですが、確認のための接着で、ずれていると楽器が完成したときもズレが生じることになるので、慎重に貼りつけますが・・・
何度も微妙にズレてしまい、はがしては再度接着剤をつけて板を合わせる作業を繰り返しました。
3回目で何とかピッタリと位置が合って、完成。


次に、指板の先端部分にあるナットを作ります。
ナットは黒檀の小さなパーツですが、弦と指板の間隔を決める重要な役割を果たします。
タツノヤさんなど、道具の専門店では350円~500円くらいである程度削って大きさを整えたものが売られていますが、今回は自分で全て作ります。


黒檀の小さな長方形の端材をいただき、作業台に固定してカンナをかけて削っていきます。
小さくて地味なパーツなので短時間で終わる簡単な作業かと思っていましたが、これが大変!


黒檀は硬くて削りにくいうえに角が欠けやすいので慎重に作業をしなければなりません。


まずはネックと指板に直接接する2つの面を平面にします。
ある程度カンナで面が整ったら、金ヤスリで面を整えます。
いままで、裏板やネックは硬いメイプル材でヤスリがけに時間がかかりましたが、黒檀のほうが断然硬いので、削ってもなかなか綺麗にならず、結構時間がかかりました。


さらに、弦が接する部分の高さを整えます。
実際に接着する位置にナットを合わせ、指板を基準にナットの高さを決めます。
そこに鉛筆でラインを引き、余分な部分を削っていきます。
この余分な部分ですが、黒檀が硬いので楽をしたいところです。
ノコギリで切ってしまいたいのですが、それには切る部分が小さすぎます。
衝撃を与えて角が欠けないようにカンナとノミを使って整形します。


慎重に少しずつ進めれば問題ないのですが・・・
作業を焦って大きく角が欠けてしまいました。
ただ、ナットを少し長めに作っていたので、欠けた部分をずらせば何とか使用可能です。
これ以上ミスをしたら最初から作り直しになるので、ゆっくりと作業を行い無事に?!完成。


出来上がったナットを指板と同じように瞬間接着剤で仮留めし、今日の作業は終了です。
まだまだやることは沢山あるのですが、少し完成が見えてきました。


ヨシミツのバイオリン製作日記

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第53日目-2010年3月11日(木)10:00~


指板のネックと接着する平面部分の作業は完了していましたが、弦が張られるカーブした側はまだだったので、この作業から開始。
指板は買ったときの状態では結構厚みがあるのでカンナをかけて薄くします。


まずは、どこまで彫り下げるかという目安を作ります。
コビキで左右の厚さ●mmのところにラインを引き、両端をここまで彫り下げるという基準を設けます。
削り過ぎないように注意をしながらカンナをかけていきます。
一部分だけ削ると面が崩れるので、刃を入れたら末端まで振り抜くように削ります。
かまぼこ型のカーブを残しながら彫り下げるので、両端の基準にあわせて中央部分も削っていきます。


大まかに削れたらカーブの基準となるアルミ製の型をあて、確認してはカンナをかける作業を繰り返します。
ここで知らなかった事実が発覚!
指板は弦に対して並行ではなく、3rdポジションのあたりが微妙に凹んでいるとのこと。
弾きやすくするための工夫で、好みもあるのですが、一般的には若干凹ませるとのことで、同じように作業をします。。


難しいかと思っていましたが、珍しくトラブルもなく完成。


ここから、綺麗にするための作業を行います。
カンナがけして面がガクガクしていたのでスクレイパーをかけて滑らかな面にします。
このときもアルミ製の型をあてながら形が崩れないように注意します。


さらにツルツルにするために、指板に油を垂らして紙やすりをかけ、磨き上げます。
最初はヌルヌルですが、10分くらいかけ続けると黒檀の黒い削りカスがボロボロとではじめます。
ここれを拭き取ると滑らかな面が現れます。


またまた、さらに光沢を出して美しくすことができます。
金属磨き剤はかなり目が細かいので、これをつけた布で磨き上げると鏡のように美しい面になります。
ここでも10分くらい磨き続け、布で汚れを拭き取って完成。


まだ時間があったので、指板の裏側の不要な部分を削って軽くします。
両端を1mm程度残すようにしてコンパスで半径を計って円を描き、そこから末端に向かってノミで削ります。
大まかに削ったら、他の作業と同様にスクレイパーで凹凸をなくして面を整えます。


ここまで終わったら、ネックの付け根の本体との接着部分を平面にします。
小口なので削りにくく、水を染み込ませて欠けないように注意しながら作業をしますが・・・


時間がなくなり今日はここで終了です。


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第52日目-2010年3月7日(日)15:00~


前回の作業でドルソは完了!と思っていましたが・・・
1週間あけて冷静になって見ると、若干削り足りない部分を見つけます。


ということで前回同様、ヤスリとスクレイパーを使ってドルソを若干手直しします。
面取りした部分がダレてきてしまうと綺麗な形に見えなくなるので、ここには手を加えないようにして他を削ります。
何度も削っては遠くから眺めて確認する作業を繰り返し、1時間半ほど経ったところで完成。


正直、完成なのかもっと手を加えた方がいいのかわからなくなってきましたが、いつもやりすぎて失敗するので、ここでやめておきます。


次は、ネックに接着する指板の作業です。
買ってから何の手も加えていない黒檀の指板を削って角度や高さを調整します。


まずは左右の角度の調整です。
分度器で角度を測ります。完成の時点では左右が●度となります。
もうほとど角度が出ていたので、左右をバランスよく削って幅を調整します。
指板は先端の細い部分が●mm、駒寄りの太い方が●mmです。
指板を削る専用の台にのせてカンナをかけます。
黒檀は硬く削りにくいのでかなりの力をかけますが、このとき滑って手を切ることもあるので、慎重にカンナがけをします。
ここまでできたら、中央部分のみを少しだけ凹ませるようにして完成です。
順調に作業が進みました。


さらに高さを調整します。
指の触れる丸い面と平らな面の両面を削りますが、まずは平らな面の作業です。
高さを調整するには、主に丸い面を削るため、平らな面は平面にするだけです。
ここも買ったときの状態でほぼ平面になっていましたが、若干、突起があったので、そこだけそぎ落とします。


ゆっくりとカンナを滑らせればよかったのですが・・・
力を入れすぎて余計な部分を削ってしまいました。
こうなると、その他の部分も全体的に削って平面を作らなくてはいけません。


ひたすらカンナをかけますが、どうも上手くいかず、またまた糟谷さんに力を借りて完成。


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