第54日目-2010年3月14日(日)15:00~


前回の続きでネックの仕込み面の平面だしの作業からスタート。
作業台にネックを固定して平面になるようにカンナをかけます。
小口なので木質が硬く、角が欠けやすいので水を指で軽くしみこませてカンナをかけていきます。
ある程度平面になったら、定規を当ててきちんと平らになっているか確認します。


これが苦手な作業で、これまでも手こずってきました。
今回も上手くいかず、何度も何度も削っては確認する作業を繰り返します。
しかし、そう何度も削るのにも限界があります。


どうしても上手くいかず、糟谷さんに手伝っていただきます。
木の材質が特殊なのか、カンナの刃の出方がおかしかったのかそれでも手こずりましたが、さすがは師匠!
おかしかった面を平面にしていただけました。


ここまで終わったら、ネックに指板を貼り付けます。
ニスを塗る際には指板をはずすのですが、本体とネックを接着する際に、中央にネックがついているか、直線になっているかなどを確認するには指板がついていた方が分かりやすいので、一時的に接着します。
簡単に外せるようにネックと指板の接着面の数箇所に軽く瞬間接着剤をつけてあわせます。
この接着は「仮」ですが、確認のための接着で、ずれていると楽器が完成したときもズレが生じることになるので、慎重に貼りつけますが・・・
何度も微妙にズレてしまい、はがしては再度接着剤をつけて板を合わせる作業を繰り返しました。
3回目で何とかピッタリと位置が合って、完成。


次に、指板の先端部分にあるナットを作ります。
ナットは黒檀の小さなパーツですが、弦と指板の間隔を決める重要な役割を果たします。
タツノヤさんなど、道具の専門店では350円~500円くらいである程度削って大きさを整えたものが売られていますが、今回は自分で全て作ります。


黒檀の小さな長方形の端材をいただき、作業台に固定してカンナをかけて削っていきます。
小さくて地味なパーツなので短時間で終わる簡単な作業かと思っていましたが、これが大変!


黒檀は硬くて削りにくいうえに角が欠けやすいので慎重に作業をしなければなりません。


まずはネックと指板に直接接する2つの面を平面にします。
ある程度カンナで面が整ったら、金ヤスリで面を整えます。
いままで、裏板やネックは硬いメイプル材でヤスリがけに時間がかかりましたが、黒檀のほうが断然硬いので、削ってもなかなか綺麗にならず、結構時間がかかりました。


さらに、弦が接する部分の高さを整えます。
実際に接着する位置にナットを合わせ、指板を基準にナットの高さを決めます。
そこに鉛筆でラインを引き、余分な部分を削っていきます。
この余分な部分ですが、黒檀が硬いので楽をしたいところです。
ノコギリで切ってしまいたいのですが、それには切る部分が小さすぎます。
衝撃を与えて角が欠けないようにカンナとノミを使って整形します。


慎重に少しずつ進めれば問題ないのですが・・・
作業を焦って大きく角が欠けてしまいました。
ただ、ナットを少し長めに作っていたので、欠けた部分をずらせば何とか使用可能です。
これ以上ミスをしたら最初から作り直しになるので、ゆっくりと作業を行い無事に?!完成。


出来上がったナットを指板と同じように瞬間接着剤で仮留めし、今日の作業は終了です。
まだまだやることは沢山あるのですが、少し完成が見えてきました。


ヨシミツのバイオリン製作日記

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