第55日目-2010年3月21日(日)15:00~

前回ナットを接着しましたが、このままでは角ばっています。
完成形にするためにヤスリで角を落として丸みを帯びた形にしていきます。


単に長方形の角を落として丸くするのかと思っていましたが、実は違っていました。
デザイン性を追及しながらも、弦に負担がかからない形になっています。


まずは指板のカーブにあわせてナットを削ります。
指板よりも1.5mm程度高くし、弦が指板に触れないようにします。
このナットの高さがありすぎると、指板から弦までの高さが高くなり、指で押さえるのにかなりの力を必要とするようになります。
削り過ぎないように注意してヤスリをかけます。


出来上がったら、今度はナットのE線側だけをさらに削って1mmくらいの高さにします。
通常E線側は少しの指の力で押さえられるように低めにします。


最後に、削っていなかった部分を丸めますが、指板からつながるラインにすることや、他の箇所とのバランスに注意しながらヤスリをかけます。
小さなチョコチョコした作業ですが、意外と時間がかかりました。


ナットが終わったら、ネックの根元の形を整える作業を行います。
本体とネックの接する面は平面出しがしてありましたが、ボタン付近が粗削りのままでした。
削り過ぎないように基準となる線を鉛筆で引いて、そこを越えないように平ノミで削ります。


メイプル材が硬くてノミの刃がうまく入っていかず苦労しました。
それと、指板が邪魔になりノミをかけにくく、ガチャガチャと作業をした結果、せっかく磨き上げた指板に傷がついてしまいました。
最後にスクレイパーを側面にかけるということですが・・・結構傷が深い気がするので不安です。


時間いっぱいまでボタンがつく部分を削りましたが、勢い余ってまた削りすぎてしまいました。
予定していたボタンの大きさは横幅22mm程度でしたが、20mmくらいになりそうです。
ただ、製作家によって大きさが異なるらしく、ストラディバリは小さめだったとのこと。
完成の時点でミスっぽくなければいいのですが・・・

ヨシミツのバイオリン製作日記

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