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【紅茶】和紅茶の製造を見学させていただきました。1/3

さて茶葉を摘んだら製茶しなきゃですよね。
那須野紅茶さん(正確には烏山製茶工場さん)では
スタンダード製法といわれる
ダージリンなどで行われている方法を取り入れています。

しっかりとしたスタンダード製法を目の前で見せていただけました。
これは結構貴重な体験だとおもいます。

国産紅茶は現在いろんな農園/製茶工場さんで作られていますが
そのほとんどは、緑茶の製造ラインを利用しての
紅茶造りとなっています
うまくやればそれなりの物になるようですが
都度状態を見て微調整が出来ないのも事実だと思います

現在国産紅茶の多くはセカンドフラッシュで作られており
味がのるから2番茶が一番良いとおっしゃっているところが多いですが
実際のところは1番茶は緑茶としての価値が非常に高いので
紅茶にする事が勿体ないという事だと思います
また、緑茶の生産ラインを使うので
新茶/一番茶の時期にラインで紅茶を作る事は無い状態です

烏山製茶工場さんは
緑茶のラインとは別に
紅茶用の製造をする区画を設けています
その為ファーストフラッシュから紅茶を作られます
出来上がった紅茶を飲んで見ての感想をいえば
ファーストフラッシュ美味しい!です

日本茶としての価値が下がる2番茶以降を
あいているラインで紅茶造りをして
うまく利用しようという考え方には
非常に良い考えだと思いますし
今後も力を入れていって欲しいとは思います
ただ、セカンドフラッシュが一番良いという表現は
ごまかしに聞こえてしまうのでどうも引っかかります

また緑茶生産ラインの利用も良いと思いますが
物珍しさだけで売っているといった茶工場さんも多く
紅茶と言われなければ紅茶とは思えないという
物が非常に多くなっているのが現状です
物珍しさだけでは今後続けていく事は非常に難しいと思いますので
緑茶のラインを利用するにしても工夫が必要だと

那須野紅茶さんは
紅茶にする茶樹の選択からきっちりとし
一番茶から紅茶生産を行っていますし
茶樹の位置ごとで1ロットとして紅茶生産をし
茶樹にそれぞれの特性をつかむという事までされています

なんていうのはお訪ねしてお話を伺って
初めて知った事なのですが。
その内容を伺う以前に那須野紅茶を飲んだ時に
国産紅茶という物を見直した?存在意義/可能性を感じたのです
それだけの事をして作られていると聞いて納得でした。

それまでも色んなところの国産紅茶を飲んできましたが
変わった日本茶として飲める物はあっても
紅茶として美味しいと思える物とは出会えずにおり
正直、国産紅茶に期待をする事をやめていたのですが
こちらの紅茶に出会い国産紅茶という物に
期待を持って対せるようになれたという
私にとってとても重要なお茶です
それほど他の国産紅茶とは、一線を画す出来でした
今現在当店で那須野紅茶を提供させていただいておりますが
人気の紅茶となっております。


さて、那須野紅茶さんですが
紅茶の製造区画で行われているのは
れっきとしたスタンダード製法です。
緑茶のライン製造に乗っけた製法は、
環境の利用としては魅力的ですが
紅茶を本気で生産するという点では
現状やはり行き届かないのが事実だと思います。
今後工夫がなされれば、発展もしていくかもしれませんが
現状やはり専用の場で作る方が
遥かに良い結果を生み出せるというのが事実だと思います。

でっ那須野紅茶さんで見させていただいた
スタンダード製法の行程を写真と共に~

vindens cafe projektera-製茶1
まず摘み取ってきた茶葉を萎凋槽(網状の棚)の上に広げ下から送風し
萎凋(いちょう)させます。
要は乾燥させる状態です
人工的に温風で乾燥させる方法もありますが
那須野紅茶さんでは送風はするものの自然乾燥のため
半日から丸一日位かけるようです
水分量を見極めて次の行程に移るので
気温や湿度等でこの時間は変わります
 
vindens cafe projektera-製茶2
これはまだ萎凋をはじめたばかりの茶葉です
多少しおれて来てますが、まだまだ綺麗な緑ですし
葉っぱの形がしっかりしてます

vindens cafe projektera-製茶3
そしてこれが萎凋をはじめ丸一日程立ったものです
適度に水分が抜け色も緑から黒っぽい感じになります
水分量が半分くらいになっている感じでしょうか?
萎れた事により茶葉は柔らかくなっています
この時点で少しずつですが発酵は進んでおります。

vindens cafe projektera-製茶4
次に
揉捻(じゅうねん)します。
要は揉み込むという事ですね。
茶葉を揉み込んで、葉汁を出し酸化発酵を促す事になります。
元々は手で揉み込んでいたのだと思いますが
現在は機械で行います
このように釜のような物の中に萎凋させた茶葉を入れ込み

vindens cafe projektera-製茶5
押さえ蓋で茶葉を強く圧迫します。
そしてモーターでこの上の釜の部分が回ります
釜の底は抜けているので下の凹凸で揉み込まれる訳です
動いている様子は下からどうぞ


ぐぅおんぐぅおん
だけですが音しますのでご注意を

 
vindens cafe projektera-製茶6
ちなみにこの揉捻機の下の部分
こちらは
木の物をわざわざ探して使用しているとの事
金属製とか石とかが多いんだと思いますが
試した結果木製の物が良いという結論に至ったたとの事
水分をいい感じで含むからでしょうかね?
現在木製はあまり無いようですね。
 
押さえ蓋で茶葉を強く圧迫しながら揉みつづけると
発酵が進みすぎてしまうので一度冷やすという意味も含めて
玉解を行います
ダージリンなどのある程度大量生産する場所では
玉解機という物が存在するのですが
那須野紅茶さんでは手でござの上に広げ
冷却しつつ玉解をします

ぐるぐると揉み込んでいるので
こんな感じで玉になってたりするのです
これを手でほぐしてあげます
ファーストフラッシュの時期には固まるけど
その他の時期で葉が堅くなっているため
こんなにはならないそうです
この作業により固まりをほぐすと共に
粉のような物は取り除けます
玉解機はふるいのような機械で
固まりをほぐすのと共に
粉のような物を下に落としてやるという作業もしているんです。

玉解し冷却されたら揉捻を再度行います。
揉捻は 様子を見て一回しかかけない事もあるようです

揉捻はダージリンとかの情報ですと
45分×2回とか1回というのが多いようですが
那須野紅茶さんでは自分のところの環境
茶葉の状況にあった時間と回数を計ってやっておられます
教科書通りにするのがいいわけではなく
環境も物も異なる訳ですから研究/工夫が大切ですよね。

さて行程はまだ続きますが今日はここまでという事で


明日はおやすみ予定ですが
そっと16時まではお店あいてます
16時にお店を閉めて早々と出かけてしまいますが・・・・

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お休み情報 今月はお休みが多くなっておりますご注意ください

休店日
5月22日(土)/24日(月)/28(金)~30(日)

酒蔵訪問等のため連休を頂く予定となっております。

Vindens cafe (ヴィンデンス カフェ 通称:風カフェ)
住所 :杉並区天沼3-10-17
TEL/FAX:03-6479-3259
HP:http://www.ne.jp/asahi/cafe/vindens/
Twitter: https://twitter.com/vindenscafe  

【紅茶】和紅茶の茶摘みにいって参りました

17~19日の3日間お休みを頂き
那須の方へいって参りました

当店でも人気の和紅茶 那須野紅茶の製造元である
烏山製茶工場さんへ

今年の春は4月に雪が降るなど
お茶の発育にも影響が
本来ならGW明けに茶摘みが始まる予定が
こんなにずれ込んでしまいました
とは言え先週ご連絡をいただき
お休みを頂いて茶摘みへ参加!!

vindens cafe projektera-茶摘み3
この日は快晴
というか暑い位~
若葉色の茶畑が気持ちいい
清々しい事この上無し
あはは
 
vindens cafe projektera-茶摘み6
80代の地元のおばあちゃん達に混じり
お茶を摘みます
おばあちゃん達はさすがです
早いわ正確だわ、
かといっておしゃべりもとまらない
あはははは

vindens cafe projektera-茶摘み1
お茶の新芽
日本茶でいえば一番茶
紅茶的な表現をするなら
ファーストフラッシュの状態
この若葉色の部分を摘みます

vindens cafe projektera-茶摘み4
この先っぽ芯芽が1つに対して2葉が付いているところを
摘み取って行きますこの部分を1芯2葉といいます
まっ1芯2葉だけでなくて、
3枚目まで摘んで、3葉摘みもします。
とにかく新芽の柔らかい部分を摘むのです

vindens cafe projektera-茶摘み2
1芯2葉は、こんな感じですね

vindens cafe projektera-茶摘み5
でっこんな感じで茶色にしおれてるような茶葉が所々にあります
緑茶の世界では悪い葉としてはじかれます
がっこれはウンカ芽と言われ、
(この写真のがウンカ芽かちょっと微妙ですが・・・・多分ウンカ芽だと・・・・)
台湾茶や紅茶の世界では逆にありがたがります
ウンカ芽ってのはチャノミドリヒメヨコバイ(チャノウンカ)という虫が吸汁したもの
汁を吸われた茶葉は抵抗性を持たせるんですが
それが紅茶や半発酵茶にした時に薫気にとんだ良質なお茶となります
科学的にはポリフェノールオキシターゼの活性が高まり、
タンニン含有量が増加するためと言われているようです。

このウンカ芽が多いと、ダージリンで有名な
マスカテルフレーバーのようなフルーティーな薫りが立ちます。
その為紅茶の世界ではとても重要
でも茶摘みをしているおばあちゃん達は
元々緑茶のための茶摘みをしてきた方々、
「これは良くないねぇ~」とおっしゃってました
「紅茶にするにはこれ重要なんですよぉ~」と話すと、
「ヘェ~じゃあ摘んだ方が良いんだ~」と首を傾げられていました
那須野紅茶さん(と呼んじゃいます)でも
これは薫りを良くするからと説明されているようですが
ずっと緑茶をやられていた方々なので
なかなか浸透しないようですね
あはははは

ウンカ芽は緑茶にするとタンニン量が増える為に苦い緑茶になってしまう為
緑茶を作る際は採取されませんし
ウンカ芽が多い状態は、害虫による被害って世界ですから
防除策なんかも茶園ではずっと施されて来た物です。
殺虫剤もこのウンカを殺すのも目的でまかれてますんでね。
勿論こちらの茶園は、ウンカ芽はあった方が良いですし
自然の状態で殺虫剤なんて使っておりません

ここいらはウンカがそれほどでないようで
今年は結構ウンカ芽が出ている方との事で
今年の紅茶はますます楽しみに~
次回はこの紅茶を使っての紅茶の製法の話を
那須野紅茶さんは国産の紅茶を作られているところとしては珍しく
純粋なるスタンダード製法(ダージリン等と同じ製法)で作られていますので
良い勉強になりました

本日はここまで~




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お休み情報 今月はお休みが多くなっておりますご注意ください
休店日
5月22日(土)/24日(月)/28(金)~30(日)

酒蔵訪問等のため
長期のお休みを頂く予定となっております。

Vindens cafe (ヴィンデンス カフェ 通称:風カフェ)
住所 :杉並区天沼3-10-17
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【紅茶】いよいよ2010年のお茶入荷しました。 いややっとですね

2010年のお茶が出始めて色々試して
考えて悩んでどうしようと・・・・
ニルギリにスリランカの一部
色々試してまだこれというのが決まりきりません
試した中にはうちの店で
「これが日本で手に入る最高品質の紅茶です」と
いっても良いかな?という物はありましたが
まだ自分の中で納得のいく程の物に出会えておりません

うちのお店に出すお茶は私が実際試飲した物の中で
私がこれはと思う物しかお出ししておりません
取り寄せていただいているリーフショップさんは
どちらもしっかりとしていらっしゃいますから
個人で飲むんなら十分美味しいというレベルどこも保っています
ただ私がお店に出すとなると・・・・躊躇が

いえ失礼を承知でいわせていただければ
試したお茶達は他の店舗さんでお出しすれば
間違いなく美味しいと言ってもらえるだけの質は持っていると思います
ただうちの店では・・・・となっております。

今現在、当店でお出ししているお茶は
良いお茶を取り扱っているリーフショップさんから集めたうえで
私が試したお茶達の1割にもみたない状態です
良いお茶達の中から、更に私がピックアップをという形でおります
ちいさな店としてはどうなんでしょう?とは思うんですが・・・・
ロスというか老直が掛かりすぎている気が
あはははは・・・・
いやかっこいい事?言っていますが
結局は自分が色々試したいだけなんですけどね
あははははは~


そんな中2種お茶を
実はニルギリでもスリランカの春にクオリーティーシーズンになる
地域の物ではありません・・・・
ダージリンのファーストフラッシュの季節になってしまいましたんで
あはははは

vindens cafe projektera-紅茶


ダージリンファーストフラッシュの第1弾?として

キャッスルトン農園 MoonLight DJ-12

ダージリンの中でも最高峰といわれる
キャッスルトン農園
その中でも厳選された品種を集め
キャッスルトンの中でも一番の茶畑と言われる
MoonLightエリアお茶となります。

鮮烈でみずみずしい薫りと酸味と甘みの絶妙なバランスの持った
フルーティーな味わいとなっております。
春の薫りに包まれる紅茶であり
キャッスルトン農園らしさをもった
ダージリンのファーストフラッシュのお手本のような紅茶です

ダージリンファーストフラッシュはまだまだこれから入港してきますし
これから色んなところで私自身100種くらいは試す事になると思いますが
ダージリンファーストフラッシュを感じてもらうには
申し分の無い出来でしたので、
当店としてはいち早くご提供させていただく事にいたしました

王道すぎて置く事も躊躇しましたが
その実力はやはりさすがですので、1度うちでも出してみようかなと

ちなみに写真奥側です


そしてももう1種類、写真手前になります

ネパール ジュンチヤバリ農園 1stフラッシュ

ネパールはダージリにほど近い地域で紅茶を生産しておりますが
生産地はあまり大きくなく生産量はあまり多くありません
ただここ数年急激にその質が向上して来ていると
感じておりました。

そしてこのお茶はジュンチヤバリ農園自身が
創立以来の最高傑作と謳ったお茶とのこと
といってもジュンチヤバリ農園さんは
2000年代になって創立された農園さんのはずですから
それほどの歴史があるという訳ではないのですが・・・・

といいつつ正直言って店主としても
このお茶は今まで飲んだ
ネパールの紅茶の中で間違いなく1番と思います
といっても店主自身がネパールをちゃんと飲み始めたのが
おそらく7~8年位前の事ですから
それこそたいした事無いんですが・・・・

ダージリンの2ndフラッシュのようなマスカテルフレーバーに
上質の中国紅茶のような濃厚な甘み
その甘みの輪廓をしっかりと保つがごとくある上質な渋み
正直、試飲をしたとき私はつい笑ってしまいました
あぁこれはおいしい!!と

心配が1つ
メニューを作ったんですが
ついつい自分の感動をそのまま書いてしまったので
このお茶が他のメニューのお茶に比べて特別なのか?
と思われるんじゃないかというような肩の入れよう
落ち着いたらメニュー差し替えるか??


メニューの方はこちら のページへ


どちらもお薦めの紅茶となっております
是非是非体験しに来てくださいませ



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お休み情報 今月はお休みが多くなっておりますご注意ください
休店日
5月13日(木)/15日(土)/17(月)~19(水)/
22日(土)/24日(月)/28(金)~30(日)

茶園訪問/酒蔵訪問等のため
長期のお休みを頂く予定となっております。

Vindens cafe (ヴィンデンス カフェ 通称:風カフェ)
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