とても高く遠い存在だった新澤さん。宮城県内15軒、県外25軒しかない特約店でしか買えないという超人気かつ入手困難な酒。そもそも大橋先生がワインも好きな新沢さんに当社のシャンパーニュ・パーティを紹介いただいたのが3年半前。それからお店にお立ち寄りいただくようにもなり、昨年10月には一限定酒の取り扱いをさせていただくことにもなった。徐々にお付き合いの幅が広がりつつある中で今回ついにお邪魔することに。


この千載一遇のチャンスに何を喋ろうかと思いを巡らしても、知らないことを知ったかぶりしてもボロが出るだけだ。


案の定?新沢さんのお話にはついていくのが大変。精米所を皮切りに、田んぼや蔵を案内いただきながら、自社の特徴を次々と流れるように説明していく。とても手短に無駄なくテンポが良い。我々の無知ぶりを見透かしてか、話をわかりやすいものに限って説明していただいているようにも思ったが、そんな我々に対しても真剣に純粋な思いを伝えてくれた。説明の中に、考える間もなく具体的な数字が次々出てくるのは、日頃いかに真剣に取り組んでいるかの表れだ。


いろんな苦労がおありのはずだが、それを微塵も感じさせない明るさ、元気さ、情熱。この人の有様を伝えていくのが僕たちの使命だと思う。商品だけのやり取りではない、作り手・販売元の人間の思いを買い手に伝えていくことが求められている。


量販小売によるデフレ安値競争が進行していく中、当社はその土俵から抜け出そうと昨年来努めてきている。今回の訪問で見せていただいた姿は、量販小売の正反対の姿で、理想ではあるが、ある程度の規模を展開している当社が従業員の雇用を維持続けるには、これまでの量販の部分とのバランスを作り上げていくことが必要だと思っている。


大きなチャレンジです。がんばります





池谷さんにお越しいただきウ゛ァンクゥールさん商品の社員勉強会。数多くのラインナップから11のアイテムを選定いただき、ティスティングを進めながら説明を聞いた。

生産者のもとに頻繁に足を運び、日本の消費者の嗜好に合わせたユニークなワインづくりを提案しているスタイルは普通のインポーターとは全く違う。規模が小さいながらも、生産者との強力な関係を作り、日本の消費者との懸け橋となっている。

代表の池谷さんはまだ33歳、弱冠28歳で自身の会社を立ち上げ、ここまでやってきた。色んな苦労があっただろうに、それを微塵にも感じさせない強烈なワインへのパッションが溢れている人だ。

初めて出会って4年くらい。せっかくのすばらしい出会いを生かすことなく今日に至った。何でだろう

その出会いが素晴らしいかどうか、というのを、昔僕はいつも打算で計ってたように思う。特に即効性のあるものを嗅ぎ回っていたように思う。

こんなふうに昔の自分を客観視できるようになったのは何がきっかけだろうと思いを巡らしてみた。少し前まではブログはおろか、日記らしきものを付けていないからとても曖昧。

一つ思い出されるのは去年の福島夢学園のころかなぁ

多くのひとがボランティアとして会の成功に奮闘する中に縁あって少し関わらせてもらった。何も大したことはできなかったけど、目の前の人を幸せにすることから始めよう、という誰かの言葉だけは強く胸に刺さっている

自分の人間性を高める鍵がその言葉にあるように思う。そのせいだろうか、少しずつだけれど、目の前の人を心地好い気持ちにさせるような言動が自然にできるようになっている気がする。

でももともと自分はとんでもない自己チューだったわけで、その性根は簡単には治りはしないはず。きっとまだまだ嫌な奴に見られることが多いかもなぁ。それでも少し改善したぶん、今日のような素晴らしい4年ぶりの再会をいただいたんじゃないのかっ、てプラスに考えている。

池谷さん、感謝するよ、一生懸命頑張るね~
郡山の新店、同業者の嫌がらせにも負けず、順調に伸びてきている。単月黒字も目の前だ。スタッフの努力の賜物だ。

この地の市場を牛耳っている同業者さんたちと全く違うことでお客さんに喜んでもらえることをやろうと思ってチャレンジしたのが昨年の11月。同じことをやるだけなら価格競争を避けられない。そうならない手法をあれこれ想像を巡らして考えた。不安な要素があったのに、成功しかしないと思い込むようになった。一度そのように思ってしまうと、居ても立ってもいられず早く実行しなければ気が済まなくなってしまった。

同様なパターンで自分はよくおっちょこちょいな間違いを犯す。ワクワクしだすと、冷静な判断ができず、その替わりに次から次へと自分がうまくいく妄想が沸き起こってきて制御不能に陥ってしまう。

これまでのところ何とか来れているのは有り難いとしか言いようがない。頑張ってくれているみんなのおかげだ。けれど、そんないい加減な検討結果にみんなを巻き込んではいけない、もっと自分を抑えて慎重に行動をしなければ

見えて来るまで考え抜く。そうでなければダメなのに、自分はちょっと見ただけで分かった気になってしまう浅はかさがある。このごろ少しは大人になったかな、といいオッサン面しながら思っていたのだが、まだまだだということが分かった、あるいは教えていただいた。

それでも、少し自分に甘い判断を下すとすると、こういう思慮不足な行動力が新しいチャレンジを可能にしているのかもしれない。

結局のところ自分だけの力って所詮大したことがないけれど、失敗したとしても周の人の助けのおかげでなとかいくものなんだ、だから自分は失敗をおそれず、お客さんに喜んでいただけること、従業員さんたちがやり甲斐を持てるようになることにさらにチャレンジしていこう