とても高く遠い存在だった新澤さん。宮城県内15軒、県外25軒しかない特約店でしか買えないという超人気かつ入手困難な酒。そもそも大橋先生がワインも好きな新沢さんに当社のシャンパーニュ・パーティを紹介いただいたのが3年半前。それからお店にお立ち寄りいただくようにもなり、昨年10月には一限定酒の取り扱いをさせていただくことにもなった。徐々にお付き合いの幅が広がりつつある中で今回ついにお邪魔することに。


この千載一遇のチャンスに何を喋ろうかと思いを巡らしても、知らないことを知ったかぶりしてもボロが出るだけだ。


案の定?新沢さんのお話にはついていくのが大変。精米所を皮切りに、田んぼや蔵を案内いただきながら、自社の特徴を次々と流れるように説明していく。とても手短に無駄なくテンポが良い。我々の無知ぶりを見透かしてか、話をわかりやすいものに限って説明していただいているようにも思ったが、そんな我々に対しても真剣に純粋な思いを伝えてくれた。説明の中に、考える間もなく具体的な数字が次々出てくるのは、日頃いかに真剣に取り組んでいるかの表れだ。


いろんな苦労がおありのはずだが、それを微塵も感じさせない明るさ、元気さ、情熱。この人の有様を伝えていくのが僕たちの使命だと思う。商品だけのやり取りではない、作り手・販売元の人間の思いを買い手に伝えていくことが求められている。


量販小売によるデフレ安値競争が進行していく中、当社はその土俵から抜け出そうと昨年来努めてきている。今回の訪問で見せていただいた姿は、量販小売の正反対の姿で、理想ではあるが、ある程度の規模を展開している当社が従業員の雇用を維持続けるには、これまでの量販の部分とのバランスを作り上げていくことが必要だと思っている。


大きなチャレンジです。がんばります