アルザス ワイナリー巡り Florian Beck Hartweg | フランス, アルザスワイン365日記

フランス, アルザスワイン365日記

フランス、アルザス在住言語学博士
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フランス アルザス より

 時差投稿


外出もできるようになり、ワイナリーにも行けるようになって来た。
 
そんな中各ワイナリーでイベントなども開催始めている
 
 
と言う事でFlorian & Mathilde Beck-Hartweg (フロリアン・ベック・ハートウェグ)の
人数制限ありのワイナリーの小さなイベントに行ってきた。
 
今回行って来たのはDambach La Ville 。ストラスブールからローカル電車で約1時間の場所にある。
この村は2100人ほどの村だが、この村に28のワイナリーがある。この中いはコオペラテイブやネゴシオンと呼ばれる大手のワイナリーもあるため、この村のアルザスワイン販売量がアルザスワイン全体の10%になると言われている。
村自体もかなり可愛らしく、ただただ歩いているだけでも楽しい村だった。その至ところにワイナリーがあり、本当にここはアルザスワイン街道の村とも言える村だ。
アルザスワイン街道には103つの村があるが、村によってはたった1軒しかワイナリーがないような村もあり、この村のように、28軒ものワイナリーがあるような村もある。そういう意味ではこの村だけに訪れれば自分の好みのワイナリーが見つかるとも言える。
私の知る限りでも大手から小規模ワイナリーも含め、数軒のワイナリーのワインが日本に入っている。
 
ワイナリーのこういったオープンデイに行くと、数時間の滞在で畑も見せてくれることが多く、そのワイナリーのこともよく知る良い機会になる。この村のすぐ裏に、畑が広がり、天気の良い中1時間半ほど畑を回った。
 
 
こうして畑の中を青空のした歩くなんとも贅沢な時間だ。あまりの天気の良さに、まだ夏前だと言うのに肌がちょっと焼けてしまった。自然派ワイン生産者はもちろん畑にも気を使っており、ここの畑はもちろんビオだ。こうして土壌も見せてもらえると、その特徴が良く分かる。
1992 年よりビオに転換し始め、2008 年に認証を取得。ビオデイナミの考え方にはあまり賛成していないそうで、ビオのワイン生産を継続していくんだそう。
現在の当主フロリアンは 14 代目で奥さんおマチルダと 自然派ワインを生産している。畑は8ha 、約 30,000 本のワイン生産をしている。そのうち大体3000本ほど日本へも輸入しているそうだ。日本にも来られたことがあり、日本の自然派的な農家などにも興味があるためWOOF(農家などで仕事をする代わりに宿と食を提供してもらうシステムを斡旋する活動のサイト)で日本の農家にも滞在したことがあるそうだ。日本はパリに比べてもアルザスワインが多いんじゃないか、そしてワインへの知識も高い人が多いとフロリアンは驚いていた。
 
【ワインテイステイング】
ということで、今回テイステイングさせてもらったワインたち。
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小さな村にこんなに多くのワイナリーがあれば、皆ライバルでもあるのだが、この村は、村のワイナリーが全て分かるサイトまであり、地元愛が強いことも伺える。この村のワイナリーの前には、必ずワイナリーさんの似顔絵が掛かれているというのも一つの特徴だ。村全体が協力して、この村のワインを、アルザスワインをプロモーションしていきたいという気持ちがあるんだろうと思う。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

こちらの村もストラスブールからローカル電車で1時間弱で行ける村。
また、こちらのワイナリーは日本にも入っているワイナリーなので、超自然派ワインがお好きな方にはお勧め。