何かと話題の最年少議員、様々な失言に関して「あの」森嘉朗が苦言を呈したというのは今国会最大のギャグではないでしょうか?彼にしても、まさか森にだけは言われたくないと言う心情だと思いますが、逆に意外と「さすが、この道の先輩の忠告には重みがある」とか思っているかもしれません。


 こないだの謝罪会見もテレビで見ましたが、実に面白くなかったです。言わされてる感ありありで、確かに謝罪はしていましたが具体的に何がどう悪くて謝っているのかさっぱりわかりませんでした。どの発言のどの部分が不穏当だったとか、そういうことを言わずに全てを不適切だなどと言っていたら、当選の喜びですら間違いだったということになります。先輩議員のあいまいさなど別に見習わなくてよろしい。
 そもそも彼は、謝罪に値するようなことを喋ったのでしょうか?公用車がどうとか給料とか官舎とか、それらは実は国会議員の場合は法律で規定されている事柄ばかりで、マスコミの前で喋っても一切差し支えのないことばかりだったはずですが国会議員の年収というのは国民に知られてはまずい情報だったのでしょうか。


 だいたい、自民党本部がお怒りって言ったって、そんな彼を比例の名簿に入れたのはほかならぬ自民党本部でしょう。彼を叱るなら、それより先にまず名簿作成者が責任を取るべきだと思うのですがその辺は党としてはどうなってるんでしょうかね。まあ党として責任も取りたくないから譴責だけで済ませたのかな。
 って、そんなことを言ったら政党側としては「それを言い出すと、では彼を当選させた有権者の責任は」と言いたい所かも知れませんが、彼は比例区選出ですからね。有権者は自民党に投票したのであって、彼に投票したわけではありませんから。


 今回の選挙で私が一番不快だったのは、鈴木宗男、辻本清美、山崎拓らのみっともないはしゃぎぶりで、あんな人たちでも恥さえ捨てきれば性懲りもなく立候補できるのは民主主義の利点なのかもしれませんが、テレビに出ていた彼らはまさに「厚顔無恥」の歩く見本になっていました。そんな人たちを取り上げるマスコミも嫌ですけど。


 とにかく最年少の彼には、できればこんな謝罪会見をやって欲しかったものです。


 「今回、私の数々の失言に関しまして、この方面の大家であられます森前首相からお叱りを受けまして、私のしたことはそれほどの大それたことであったのかといまさらながら恐縮しております。わたくし如きのために世間の耳目を集め、不本意ながらもいらぬ話題を世間に提供してしまったことに関して、反省の意を込めまして、わたくしを比例区の名簿にわざわざ載せてくださった党執行部のお歴々にはまことに申し訳ないことではありますが、次回給料日をもちまして議員を辞職させていただく所存でございます」


koume

【激安販売】コート・デュ・ローヌ ルージュ [2001] E・ギガルコート・デュ・ローヌ ルージュ 2001 E.ギガル

ぶどう品種:50%グルナッシュ、25%ムールヴェードル、25%シラー

価格:¥900(ハーフ)

飲んだ日:2005.09.18-19

個人的評価(10点満点):6


ローヌの偉大なるワインであるラ・ランドンヌ 、ラ・ムーリンヌ 、ラ・テゥルク で有名なローヌ地方の生産者で、これら3つのワインを代表する素晴らしいコート・ロティを つくり、『コート・ロティの帝王』と言われているE.ギガル社のワインです。


このとき、以前の記事に書いたマルキ・ド・カロン やコールドストリームのカベルネと一緒に飲んだのですが、それらのようなしっかりした力強い骨格の部分は似ています。けど、ぶどう品種の違いゆえに味が少々違うということですね。

ボルドーの良いワインは高いけど、あの味わいは捨てがたいし日常的にも飲みたい、というときにはもってこいのワインなんじゃないかなぁ。フルボトルでも1200円程度ですしね。最近ラ・キュヴェ・ミティークの名が上がってますが、私的にはこっちの方が好きです。

 世間的には、社会は規制緩和がどんどん進められていますが、その流れを完全に無視して規制強化に突き進んでいるのが、我らが農業業界です。
 で先日、あくまで噂ですが、将来実行されそうな規制の話を聞きました。
 米の販売業者は、その米袋(商品パッケージ)に、その米の残留農薬量を表示しなければならなくなるかもしれない、んだそうです。


 もう、誰が考えたのか知らないけど、これを考えた官僚の方には馬鹿、無知、無能のレッテルを思い切り貼らせてもらおうと思います。そんな改正が通ったら米屋のいくつかは間違いなく潰れるぞ。
 理由はいつもどおり、消費者保護のためとか何とからしいのですが、木っ端役人め、それさえ言ってればなんでも通ると思うなよ?


・「馬鹿」の理由
 規制とは、困ったことが起こった際、あるいは起こることが予想された場合に行われるはずです。マルチ商法が世間的に問題になると関係法規が強化されたり、海外でテロが活発になると国内ではテロ行為が行われていなくてもそれの対策のための法整備がなされたりという具合です。
 
 今、国産農産物の残留農薬で誰か困ってます?米を食って、農薬中毒にかかった患者って、近来の過去数年で全国にどれだけいるんですか?普通の新聞、業界紙、テレビのニュースを見ている限り私はそんな事例は知らないんですけど。


 また、新しく表示を追加するということですが、これってこれまでの法律の下では処理できないような問題ですかね?実は全然そうじゃありません。農薬取締法でも食品衛生法でもJAS法でも景品表示法でもなんでもどうにでもなります。新しい規制を導入する理由が全くわかりません。
 今現在でも、市場に並ぶ農産物の残留農薬量を検査する、いわゆる抜き打ち検査は普通に行われているのですが、それだけではなぜダメなのでしょうか。


・「無知」の理由
 それぞれの生産農家によって、農薬の使用量は違います。では残留農薬量の検査は、各農家ごとに検体一つでOKでしょうか?
 厳密に検査を行おうとすると、全然、そんなことはありません。業務用には米は30キロ袋に入れられますが、しっかりした検査を行おうとすると、その袋一つ一つ全てにおいて検査が必要となるでしょう。


 なぜなら、農薬の使用量は、各農家ごとに違うだけでなく、各田んぼごとにも違うからです。虫が大量に発生した田んぼには殺虫剤を撒くだろうし、まるで発生しなかった田んぼには撒きません。雑草の量・種類によって各田んぼでも除草剤の種類などはまちまちになります。


 各田んぼでも収穫ごとに農薬量に違いが出る可能性がある以上、規制は恐ろしく細かな検体で行われる必要があるはずで、そうでないならわざわざ規制する意味はなくなります。ただし、30キロごとに一つずつ検査を行うというのは費用・手間とも膨大にかかりすぎます。
 要するに、この規制に対する答えは「手抜きでいい加減な対応をする」または「手間を反映して、非現実的な商品価格にする」のどちらかしかありえないということです。


 さらに、この残留農薬検査、簡単にはできません。各販売業者が行うのは無理でしょう。研究機関など専門業者に委託になります。そんな機関は全国に山ほどある・・・わけではありません。
 さて農産物にはそれぞれ旬の時期という物があるわけですが、米の場合は当然、秋です。新米がどばっと出る時期、米屋としては年間最大の勝負時期なのですが、ここに1週間から1ヶ月間という「農薬検査期間」が新たに発生することになります。一日も早く新米を出したい業者にとって、ものすごく水を注される事でしょう。検査機関にしても、検査依頼がいきなり集中するわけですから、かなりの混雑で時間がかかることが予想されます。だからといって冬にのんびり検査するというわけにも行かないのが農産物という物です。


・「無能」の理由
 しかし本来、全ての米に関して検査を行う必要はありません。なぜなら、農薬取締法に準じる限り、米に対して残留農薬が出るはずはないからです。農薬の使用量制限は、そういう観点で決められています。恐ろしく厳しい規制です。
 しかし、それでもわざわざ「表示せよ」というからには、それはすでに制定されている農薬規制に効果が見られない、ということと同義です。農薬取締法は失敗だったと自ら告白しているも同じなのですが、だからといって官僚は責任を取らないのですから気楽な物です。


 残留農薬って、世間ではほとんど話題にもなってないような気がしますが、仮にわずかにあったとしても、調理の前に水洗いすればそれで落ちるような物です。農薬は直接摂取しない限り、農産物から取ってやばい物は(海外の農産物を除けば)ないはずですが、それをことさらにあおっているのはむしろお役所のほうで、いちいちいらないことをしなきゃいいのにと思います。
 だいたい残留農薬って、「基準値以内ならほぼ安全」ってものなのに、それをわざわざ表示したら、余計なかんぐりで逆に不安が広がりそうです。基準値内ではあってもどうたらこうたらと、世間知らずなやつらが一杯いるんだから。平時に火を放たなくてもいいのに。


 役所側は適当に法律を決めて「これやれー」と通達すればそれでいいだけの気楽な商売ですが、こっちは本気で生き死にに関わる商売なんだよ。このくそ税金泥棒らめ!


 この規制が本気で行われたら、たいていの場合は「検査せずに、残留ゼロと表示して販売」という方法を取らざるをえないでしょう。規制の意味が全く無いわけですが、しかし実務上はこれでかまわないわけです。だって生産が間違いなければほんとに残留はないはずだし、生産や流通に間違いがあればそれはそれの責任で、表示がどうであろうと処罰になるからです。


 ちなみに
 http://www.maff.go.jp/syohi/kokusan14.pdf
 平成14年の、野菜等に関する残留農薬の調査結果です。
 695検体中、基準値を超えて農薬が残留していた物件はなんとゼロ!!
 いやあ、日本の農産物って素晴らしいですね(笑


koume

いねかり

 もはや稲刈りが終わった地域も多いのですが、うちの場合は田植えの時期が遅かったこともあり、まだまだ作業は残っています。うちの場合はだいたい、10月一杯までかかります。


 稲刈りに関しては、写真でも動いてるような「コンバイン」という機械のおかげでだいぶ作業スピードが上がりました。これは横幅の広さに応じて1~8条くらいまでの大きさがあり、うちが使っている機械は3条刈りの物なのですが、やはり手で刈るよりも圧倒的に早いです。ちなみに3条刈りは専業農家としては大きいほうの機械ではありませんが、なぜこれを使っているかというと、これより大きい物はサイズ・重量的に2トンダンプに載らないからです。これより大きい機械を使う場合は、コンバインの運搬専用として4トンダンプを購入する必要があり、もちろん機械も含めて価格が安かろうはずが無いので、非常にもったいないためです。コンバインって機械はものすごく高価なのですが(6条や7条などの大型機になると2000万円とかするので。しかも値引き無し)、実は年間での実働日数は1ヶ月にも満たない実に怠け者の機械であって、便利ではあってもこれにお金をかけるのは、いったい何のために仕事してるんだ?という自問自答に陥ることがあります。農家は機械を買うため・農機メーカーを儲けさせるために仕事をしているのではないはずですが、実情は冷静に見て、本当にそうなっています。


 話は元に戻りますが、実は稲刈りという作業は、雨の日にはできません。雨の日は稲が濡れてしまい、その濡れたままの稲を機械に通すと詰まってしまい、作業効率が致命的に悪くなってしまうのです。
 しかし、だからといって秋は、雨の日は休みにはなりません。夏は雨が降れば休みの場合が多かったのですが、秋の場合は稲刈りができなくとも籾すりという作業があり、これは屋内でやる作業なので雨の日でも十分可能なのです。


 稲刈りをした後に得られる籾(もみ)は、すぐに乾燥機に入れなければいけません。そのまま放置しておくと腐ってしまうのです。
 というわけで稲は刈れば片っ端から乾燥機に入れないといけないわけですが、もちろん乾燥機の内容量・台数は有限ですから乾燥が終わった籾は今度は片っ端から籾すりして玄米に仕立ててしまわないといけません。実は稲刈りと籾すりはいたちごっこの関係があるので、ひたすら稲刈りだけしてるわけにはいかないのでした。
 雨が降れば1日中籾すりでもいいのですが、しかし稲刈りの時期に雨が降ること自体は決して喜ばしいことではありません。また、そうそう都合よく雨が降ることもありませんので、つまり籾すりは稲刈りが終わった後、深夜に行うこともよくあります。


 また稲刈りの時期は当然、新米の出荷シーズンでもあります。うちはお米の直接販売もしているので、つまり仕事の3重苦(?)です。休みの日もほとんど無く、一番忙しいシーズンですね。


 まあこれが終われば後は長大な休みが待っているし、とにかく収穫は1年の集大成なのでそういう喜びももちろんあります。今年は豊作らしいですよー。もう価格が安くて安くて(爆死


koume

マルキ ド カロン [2000] サン テステフマルキ・ド・カロン 2001

ぶどう品種:カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー、カベルネ・フラン
価格:頂き物(¥2,400ぐらい)
飲んだ日:2005.09.18

個人的評価(10点満点):8点


セギュール伯爵の「われラフィットやラトゥールをつくりしが、わが心はカロンにあり」の言葉で有名な、シャトー・カロン・セギュールのセカンドワインです。ちなみにシャトー・カロン・セギュールはボルドー・メドック地区の等級格付け第3級。


セカンドワインも加えて、ボルドー格付けのワインを飲むのは覚えているところで、レ・ザルム・ド・ラグランジュ(シャトー・ラグランジュの白)、シャトー・リューセックに続いてですが、どちらも白だし、赤ワインは初めてです。

今までそんな大したことない(と言ったら失礼ですが)ACボルドーをいろいろ飲んできましたが、いずれもブルゴーニュのワインに比べるとコク、タンニンが強く、かつ渋みも強くて、男性的であり、従って飲みにくいという印象を持っていました。


マルキ・ド・カロンはかのシャトー・カロン・セギュールのセカンドということもあって、ちょい期待感がありました。まだ若いせいか、開けたてのせいか、最初はやはり硬くて渋いところがありましたが、その中にコクと甘みが少しあってそれらのバランスも良いところに、「あ、結構美味しいかも」というのが第一印象。香りはブルゴーニュワインのような華やかさはないけど、味に劣らずしっかりパワフルで、スパイシーでやや甘酸っぱい。

時間がたってくると、硬さと渋さが落ち着いてきて、甘さも強くなって、それでもコクや力強さは健在であり、非常に飲み応えがあって美味かったです。とても骨格がしっかりしていて男性的。熟成させたらどうなるのかなぁというわくわく感も出ました。


それでもやはり私はブルゴーニュワインの方が好きですが、なるほど、シャトー・マルゴーやラフィット・ロートシルト、コス・デストゥルネルなどのボルドーワインが人気な理由がちょっと分かったような気がします。


suzu