いねかり

 もはや稲刈りが終わった地域も多いのですが、うちの場合は田植えの時期が遅かったこともあり、まだまだ作業は残っています。うちの場合はだいたい、10月一杯までかかります。


 稲刈りに関しては、写真でも動いてるような「コンバイン」という機械のおかげでだいぶ作業スピードが上がりました。これは横幅の広さに応じて1~8条くらいまでの大きさがあり、うちが使っている機械は3条刈りの物なのですが、やはり手で刈るよりも圧倒的に早いです。ちなみに3条刈りは専業農家としては大きいほうの機械ではありませんが、なぜこれを使っているかというと、これより大きい物はサイズ・重量的に2トンダンプに載らないからです。これより大きい機械を使う場合は、コンバインの運搬専用として4トンダンプを購入する必要があり、もちろん機械も含めて価格が安かろうはずが無いので、非常にもったいないためです。コンバインって機械はものすごく高価なのですが(6条や7条などの大型機になると2000万円とかするので。しかも値引き無し)、実は年間での実働日数は1ヶ月にも満たない実に怠け者の機械であって、便利ではあってもこれにお金をかけるのは、いったい何のために仕事してるんだ?という自問自答に陥ることがあります。農家は機械を買うため・農機メーカーを儲けさせるために仕事をしているのではないはずですが、実情は冷静に見て、本当にそうなっています


 話は元に戻りますが、実は稲刈りという作業は、雨の日にはできません。雨の日は稲が濡れてしまい、その濡れたままの稲を機械に通すと詰まってしまい、作業効率が致命的に悪くなってしまうのです。
 しかし、だからといって秋は、雨の日は休みにはなりません。夏は雨が降れば休みの場合が多かったのですが、秋の場合は稲刈りができなくとも籾すりという作業があり、これは屋内でやる作業なので雨の日でも十分可能なのです。


 稲刈りをした後に得られる籾(もみ)は、すぐに乾燥機に入れなければいけません。そのまま放置しておくと腐ってしまうのです。
 というわけで稲は刈れば片っ端から乾燥機に入れないといけないわけですが、もちろん乾燥機の内容量・台数は有限ですから乾燥が終わった籾は今度は片っ端から籾すりして玄米に仕立ててしまわないといけません。実は稲刈りと籾すりはいたちごっこの関係があるので、ひたすら稲刈りだけしてるわけにはいかないのでした。
 雨が降れば1日中籾すりでもいいのですが、しかし稲刈りの時期に雨が降ること自体は決して喜ばしいことではありません。また、そうそう都合よく雨が降ることもありませんので、つまり籾すりは稲刈りが終わった後、深夜に行うこともよくあります。


 また稲刈りの時期は当然、新米の出荷シーズンでもあります。うちはお米の直接販売もしているので、つまり仕事の3重苦(?)です。休みの日もほとんど無く、一番忙しいシーズンですね。


 まあこれが終われば後は長大な休みが待っているし、とにかく収穫は1年の集大成なのでそういう喜びももちろんあります。今年は豊作らしいですよー。もう価格が安くて安くて(爆死


koume