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ドイツ・メアブッシュにて☆2人と2匹で暮らすドイツ

2012年3月末、
旦那様の転勤でチワワ2匹を連れて神奈川県から
ドイツ・メアブッシュ市へ引っ越してきました。
初の海外生活でわからないことだらけで
ドキドキの毎日です。。。
日々の珍道中、犬のことなど綴っていきます。

ポルトガル旅行後半戦です。

12月26日はちょっと足を延ばして
電車で40分ほどの街シントラへ。

リスボンのロシオ駅にて、シントラやロカ岬、
カスカイス間の電車とバスが乗り放題の周遊パスを
購入していざ出発。


シントラの町はそれほど大きくなく静かですが、
王宮やムーア人の遺跡などが残り、
町自体が世界遺産に登録されていて、
リスボンからの観光客がたくさん来ています。

町を走る周遊バスに乗って、まずは王宮を外から見学。


ここはポルトガル王家の夏の離宮で、美しいアズレージョ(ポルトガルの
伝統的な青いタイル)や天井画などの素晴らしい装飾がみられるそうです。


この日は犬連れだったので、中には入らず・・・。


またバスにのって山を登っていき、ムーア人の城跡へ。


実はここも犬はNGだったのですが、何度か今までも
やったように、「こっそり」犬のキャリーバッグを背負ったまま
入らせてもらいました。(すいません)



タスキがけしたキャリーバッグのなかにワンコ。
まさか、このなかに犬が入っているとは
誰も気づくまい。


たいてい中で眠っているのか、急に吠えたりすることも
めったにありません。


7~8世紀にムーア人によって築かれた城跡。
昔の人はどんな思いでこの景色を見ていたんだろう?



城壁を登っていくと、向こう側に1885年に建てられたペーナ宮殿が見えます。
イスラムやゴシックなどいろいろな様式をミックスしたおもしろいお城です。

こちらは裏側ですが、正面はもっと色とりどりらしい。
(日本の高速道路からもたまにこういう派手な「お城」が
見えますね。笑) ←台無し発言。(笑)


眼下に広がるシントラの町。
絶景です。


ムーア人の城跡のあとはまた周遊バスに乗り、
バスの中から宮殿などをチラ見。
(犬がいて城内の見学はできないので、スルーです)


一旦シントラの駅前まで戻り、そこから別のバスに乗って
本日のメインイベント、ロカ岬を目指します。


ロカ岬はユーラシア大陸の最西端にある岬。
昔学校で習ったような気もするけど、
まさか自分がそんな「地の果て」に来られる日が来るとは
思ってもいませんでした。


シントラからバスに揺られること40分。
ついにユーラシア大陸の端っこに到着しました。



「ここに地果て、海始まる」 -ポルトガルの詩人カモンイスが
詠んだ詩の刻まれた石碑がポツンと立つロカ岬。


午前中の曇り空が嘘のように、空はカラっと晴れ渡り、
見渡す限りの空と海に言葉をなくす私・・・




ここは天国でしょうか? (笑)




足元には多肉植物たちがモニョモニョと赤土の上に広がり、
エキゾチックな雰囲気。


ワンコたちも気持ちよさそうにお散歩です。


しばらく辺りを犬と歩いていると、
おそらくポルトガル人(もしくはスペイン人?)の
オバちゃんが英語で話しかけてきました。
「地元(ポルトガル)に住んでるの?それとも
犬を連れて旅をしているの?」


私たちが「犬を連れて旅してるんだよ」と話すと、
「ワオ!ちょっとみんな! 犬を連れて世界中を
旅しているんだって! すごいわ!」 と
興奮して家族に話すオバちゃん。
べつに、世界中を旅しているわけではないけど・・・笑


「せっかくこんな遠いところまで犬と来たんだし
犬と一緒に写真を撮りなさいよ!」
と、なかば強引に(?)我が家のカメラで
写真を撮ってくれたオバちゃん。



普段ツーショットであまり写真を撮ることのない我が家には
貴重な一枚になりました。


プリントして部屋に飾るよ、ありがとう、オバちゃん。


ポルトガルではこんな温かい出会いばかりで、
思い出すたび、心がふわっとします。
自分も誰かの心に残るような優しい人になれたらなぁ・・・


後ろ髪をひかれる思いでロカ岬を後にし、
カスカイスの町を経由して、夕方リスボンに帰ってきました。


夜はポルトガルを代表するビールメーカー「サグレス」が
経営するビアレストラン「トリンダーデ」へ。
サグレスを初めて飲んだのは
デュッセルドルフのポルトガル料理のお店でしたが、
のど越しがよく、魚介料理にピッタリの
とても飲みやすいビールで、
我が家のお気に入りなのです。
そのビアレストランならば行かないわけがありません。



キンッキンに冷えたビールは最高!!



昔修道院だった建物を改装した店内は、天井が高く、
アズレージョ(タイル)の装飾が美しくゴージャスな雰囲気。


メインのお料理は20ユーロ前後と、
若干お高めでしたが、
この旅の間何度も食べた魚介のリゾットは
ここでもやっぱりおいしかった。




一方、ポルトガルで定番料理のエビ入り「パンがゆ」にも
初挑戦しましたが・・・
これはかなりヘビーでした。
(煮すぎて溶けたスイトンっぽい感じ)
残念ながらポルトガル料理で唯一口に合わなかった料理でした。



お姫様のようにアパートの花柄ソファで眠るジャム嬢。


今日はいっぱい旅したね。たのしかったね。










ポルトガル旅行続きです。

今回の旅のテーマは「のんびり」。

1週間あるのでキツキツにプランを詰め込まずに
アパートでゴロゴロする日もあってもいいや、くらいの
ペースで動くことにしていました。

クリスマスの時期で、お店や見どころが閉まってしまう日も
あるので、それも考慮の上で。

12月24日は私のリクエストでリスボン水族館へ。

ヨーロッパ最大級の水族館で、
大阪の海遊館と同じ、
建築家ピーター・シャーメイフさんの設計なのだとか。

最寄りの駅から地下鉄に乗ります。

オフシーズンということもあってか、地下鉄は
どこの駅もひとはまばら。
でも清潔感もあるし、危なそうな人もいなくて
安全な雰囲気です。

各駅の装飾(タイル装飾多め)もセンスが良くて
見ていて楽しい。



路線は「赤ヴェルメーリャ」「黄色アマレーラ」「緑ヴェルデ」「青アズール」の
4色になっていて、とてもシンプルです。
乗り換えの看板も色で書いてあるのでわかりやすい。


シーズンオフに加え、この日は時折横殴りの雨で風も強く、
水族館もガラガラ。


ラッコさん~ (Kさん撮影)


中央の大水槽には、ほかの魚たちと一緒に泳ぐマンボウの姿が。

マンボウは水槽のガラスに当たるだけでもショック死するほど
デリケートだと聞いたことがあって、厳重にガードされて
展示されているのしか見たことがなかったのだけど、
ここではフリーでほかの魚と一緒に泳いでる。
すごーい!こんなにスイスイ泳いでるマンボウ初めて見た。

そしてこの水族館の展示のすごいところは
「奥行き感」。


写真ではわかりにくいかもしれないけれど、
ずーっと奥の方まで水槽が続いていて
自分が入り江の深いところまで迷い込んだような
不思議な感覚になる。


そしてその入り江の岩と岩の間をスイスイ泳ぐペンギン!!

ブレちゃってるけど、これ全部ペンギン!


ペンギンの泳ぐところが見られる展示は数あれど、
こんなに生き生きしているペンギンの姿はなかなか見られない。


ジンベイザメのような「目玉」がいるわけではないけれど、
展示の仕方が独特で、おもしろくて、
ずいぶん長い時間見入ってしまった。


帰りは水族館のすぐ近くの
ヴァスコダガマ・ショッピングセンター(ネーミングがベタすぎ。笑)で
ウィンドウショッピング&夕飯の買い出しをして
アパートへ。

この日は本当に悪天候で、傘をさせば風でひっくりかえるほどの
強風だったので、無理せず夕方からアパートで過ごす。

持参した袋のラーメンに、買ってきたエビを入れて
エビラーメンを作ったり・・・ (しあわせ・・・)


翌日はクリスマス(12月25日)でほとんどのお店はお休み。



雨も降ったり止んだりだったので、
街をちょっと歩いたり、開いてたレストランでランチをしたり。


リスボン名物のカワイイ市電。
ホントは黄色なんだけど、広告のラッピングで
黄色くない子が多くて、ちょっと残念。

お昼に食べたポテトとイカのグリル。
リスボンで食べるシーフードはどこもハズレがない。


メインストリートも閑散としてる。
これがヨーロッパのクリスマス、12月25日。



コルメシオ広場。
観光客がちらほらいるくらいで、とっても静か。


地下鉄もこのガラガラっぷり。笑

駅にも誰~もいない。


キオスクくらい開いてたら、少しビールや食材でも
買い足したかったんだけど、
案の定閉まっていたので諦めて、
持参していたカップラーメンを食べて夕食は終了。



ワンもお疲れの様子。


アパートのベランダから眺めるクリスマスの夜。

「シーン」という音が聞こえそうなぐらい静寂に包まれていました。


翌日は犬を連れて郊外へ足を延ばします。







VHS(市民学校)のドイツ語のクラスが一旦終わり、
約3週間のお休みです。
このお休みの間になるべくたくさんブログをUPしてしまいたいと
思っているのですが、、、、


年末のポルトガル旅行の続きです。

12月23日、
朝早くにフランクフルトのホテルを出て空港へ。
犬連れのため、問題があってはいけないと
早めに空港で諸手続き。

犬を一緒に乗せるという特別なチェックインになるため、
機械でのチェックインが出来ず、カウンターで事情を説明し
チェックイン。
犬の飛行機代はまだ未決済だったため、一旦チケットカウンターで
1匹あたり50€を支払い、手続き完了。
※帰りのポルトガルの空港ではドッグパスポートの掲示と
マイクロチップ番号のチェックがありましたが、
フランクフルトでは無し。
荷物チェックの時は、犬を抱っこして金属探知機を通過するのですが
空港の人たちみんなニコニコ。
ドイツ人はホントに犬好きです。


無事クリアー。 これから飛行機の旅だよー。



ワンコを足元に乗せていざリスボンへ。
片道10時間の電車の旅などでも
一度も吠えることなくいつもおりこうさんの二人。
この日もおりこうさんでいてくれ、
無事リスボン空港に降り立ちました。


空港からはタクシーでホテルへ。


ホテルといっても今回は1週間の長期滞在のため
アパートメントホテルを予約していました。
キッチンや洗濯機も完備!
でも中心部のホテルの半額くらいの安さで
犬も追加料金なしの良心的な宿です。


ポルトガルの人はとても親切と聞いていましたが
さっそくタクシーのおじさんがとても親切で
ほとんど英語はできないようだったんですが、
一生懸命ポルトガル語で街を案内しながら
運転してくれました。
サッカースタジアムやアリーナ、広場など
なんとなくしかわかりませんでしたが、
テンションが高くて面白かったです。


アパートにつくと、オーナーのおじさんが来て
カギをもらって、部屋の案内をしてもらって完了。
アパートメントホテルだと思っていたのですが、
どうやら普通にポルトガルの人が暮らしている
アパートの1室を旅行者に貸し出しているところ
だったようで、地元感満載。

こういう地元っぽいところに滞在してみたかったので
逆にテンションの上がる私。


さらにこの部屋をネットで予約するときの決め手になったのが
この景色。


着いた日はあいにくのお天気でしたが、
ポルトガルらしいオレンジ屋根がずっと向こうまで続いて
異国情緒たっぷり。
オーナーのおじさんも、このベランダは自慢のようで
「ナイスビューだろ?」とニコニコしていました。


お部屋の雰囲気もかわいらしく、
フルキッチンの使い勝手もよさそうだし
洗濯機は最新式で操作方法はドイツと同じだったので
洗濯に困ることもなさそう。

↑ 新しいおうちにテンションが上がって走り回る人。




夕方近くのショッピングモールまで食材の買い出しに。




さすがはお魚大国ポルトガルです。

魚売り場の充実っぷりは日本並み!
ドイツでは普通のスーパーにちょっとしか鮮魚がないので
テンションがあがります。 笑


こちらはバカリャウという干したタラで、ポルトガルでは
とても一般的な保存食。
グラタンやコロッケにしたり、リゾットにしたり、もっともよく食べるお魚です。
骨ごとの塊を店員さんがイトノコで切って量り売りしていました。
調理法がわからないので買いませんでしたが
レンジでチンするだけのインスタントのバカリャウ料理を
いくつか買って食べました。
まさに「タラの干物」の味で、日本人の口にも合います。


毎日外食では高くつくので、自炊もしながら・・・・
1週間のポルトガル旅行がスタートしました。