2013年末ポルトガル旅行(その4~シントラ、ロカ岬) | ドイツ・メアブッシュにて☆2人と2匹で暮らすドイツ

ドイツ・メアブッシュにて☆2人と2匹で暮らすドイツ

2012年3月末、
旦那様の転勤でチワワ2匹を連れて神奈川県から
ドイツ・メアブッシュ市へ引っ越してきました。
初の海外生活でわからないことだらけで
ドキドキの毎日です。。。
日々の珍道中、犬のことなど綴っていきます。

ポルトガル旅行後半戦です。

12月26日はちょっと足を延ばして
電車で40分ほどの街シントラへ。

リスボンのロシオ駅にて、シントラやロカ岬、
カスカイス間の電車とバスが乗り放題の周遊パスを
購入していざ出発。


シントラの町はそれほど大きくなく静かですが、
王宮やムーア人の遺跡などが残り、
町自体が世界遺産に登録されていて、
リスボンからの観光客がたくさん来ています。

町を走る周遊バスに乗って、まずは王宮を外から見学。


ここはポルトガル王家の夏の離宮で、美しいアズレージョ(ポルトガルの
伝統的な青いタイル)や天井画などの素晴らしい装飾がみられるそうです。


この日は犬連れだったので、中には入らず・・・。


またバスにのって山を登っていき、ムーア人の城跡へ。


実はここも犬はNGだったのですが、何度か今までも
やったように、「こっそり」犬のキャリーバッグを背負ったまま
入らせてもらいました。(すいません)



タスキがけしたキャリーバッグのなかにワンコ。
まさか、このなかに犬が入っているとは
誰も気づくまい。


たいてい中で眠っているのか、急に吠えたりすることも
めったにありません。


7~8世紀にムーア人によって築かれた城跡。
昔の人はどんな思いでこの景色を見ていたんだろう?



城壁を登っていくと、向こう側に1885年に建てられたペーナ宮殿が見えます。
イスラムやゴシックなどいろいろな様式をミックスしたおもしろいお城です。

こちらは裏側ですが、正面はもっと色とりどりらしい。
(日本の高速道路からもたまにこういう派手な「お城」が
見えますね。笑) ←台無し発言。(笑)


眼下に広がるシントラの町。
絶景です。


ムーア人の城跡のあとはまた周遊バスに乗り、
バスの中から宮殿などをチラ見。
(犬がいて城内の見学はできないので、スルーです)


一旦シントラの駅前まで戻り、そこから別のバスに乗って
本日のメインイベント、ロカ岬を目指します。


ロカ岬はユーラシア大陸の最西端にある岬。
昔学校で習ったような気もするけど、
まさか自分がそんな「地の果て」に来られる日が来るとは
思ってもいませんでした。


シントラからバスに揺られること40分。
ついにユーラシア大陸の端っこに到着しました。



「ここに地果て、海始まる」 -ポルトガルの詩人カモンイスが
詠んだ詩の刻まれた石碑がポツンと立つロカ岬。


午前中の曇り空が嘘のように、空はカラっと晴れ渡り、
見渡す限りの空と海に言葉をなくす私・・・




ここは天国でしょうか? (笑)




足元には多肉植物たちがモニョモニョと赤土の上に広がり、
エキゾチックな雰囲気。


ワンコたちも気持ちよさそうにお散歩です。


しばらく辺りを犬と歩いていると、
おそらくポルトガル人(もしくはスペイン人?)の
オバちゃんが英語で話しかけてきました。
「地元(ポルトガル)に住んでるの?それとも
犬を連れて旅をしているの?」


私たちが「犬を連れて旅してるんだよ」と話すと、
「ワオ!ちょっとみんな! 犬を連れて世界中を
旅しているんだって! すごいわ!」 と
興奮して家族に話すオバちゃん。
べつに、世界中を旅しているわけではないけど・・・笑


「せっかくこんな遠いところまで犬と来たんだし
犬と一緒に写真を撮りなさいよ!」
と、なかば強引に(?)我が家のカメラで
写真を撮ってくれたオバちゃん。



普段ツーショットであまり写真を撮ることのない我が家には
貴重な一枚になりました。


プリントして部屋に飾るよ、ありがとう、オバちゃん。


ポルトガルではこんな温かい出会いばかりで、
思い出すたび、心がふわっとします。
自分も誰かの心に残るような優しい人になれたらなぁ・・・


後ろ髪をひかれる思いでロカ岬を後にし、
カスカイスの町を経由して、夕方リスボンに帰ってきました。


夜はポルトガルを代表するビールメーカー「サグレス」が
経営するビアレストラン「トリンダーデ」へ。
サグレスを初めて飲んだのは
デュッセルドルフのポルトガル料理のお店でしたが、
のど越しがよく、魚介料理にピッタリの
とても飲みやすいビールで、
我が家のお気に入りなのです。
そのビアレストランならば行かないわけがありません。



キンッキンに冷えたビールは最高!!



昔修道院だった建物を改装した店内は、天井が高く、
アズレージョ(タイル)の装飾が美しくゴージャスな雰囲気。


メインのお料理は20ユーロ前後と、
若干お高めでしたが、
この旅の間何度も食べた魚介のリゾットは
ここでもやっぱりおいしかった。




一方、ポルトガルで定番料理のエビ入り「パンがゆ」にも
初挑戦しましたが・・・
これはかなりヘビーでした。
(煮すぎて溶けたスイトンっぽい感じ)
残念ながらポルトガル料理で唯一口に合わなかった料理でした。



お姫様のようにアパートの花柄ソファで眠るジャム嬢。


今日はいっぱい旅したね。たのしかったね。