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ドイツ・メアブッシュにて☆2人と2匹で暮らすドイツ

2012年3月末、
旦那様の転勤でチワワ2匹を連れて神奈川県から
ドイツ・メアブッシュ市へ引っ越してきました。
初の海外生活でわからないことだらけで
ドキドキの毎日です。。。
日々の珍道中、犬のことなど綴っていきます。

5日目です。

この日は前日から雨の予報とわかっていたので、

遠出せずにゆっくりすることに。

先日湖上オペラで訪れたオーストリアのブレゲンツが、

ボーデン湖畔でも大き目の街のようだったので

少し散策してみることにしました。

リンダウからは電車で15分ほどです。


立派な教会もありました。


街も少し歩いてみて、ショッピングモールを覗いてみたり


お土産物屋さんを覗いてみたりもしました。


が、想像していた以上の土砂降りで、犬も人間もずぶ濡れ。


気温も低く、街歩きのテンションになれません。


傘をさすのがやっとで、カメラをカバンから出すこともできません。


午前中早々に切り上げ、ホテルへと戻ります。


ぼっさぼさだわよ。


リンダウに戻る電車の中。ずぶ濡れになって不服そうな姫。


ホテルに戻り着替えて、犬を乾かし、雨が落ち着くまで


ごろごろ。


駅の売店で買ったトランプをしたり。



B、D、K・・・・???


ドイツのトランプを初めて買ったのですが、


J、Q、Kではなく、


B → Bube(ブーベ)少年


D → Dame(ダーメ)貴婦人


K →König(ケーニヒ)王様


なんですよ。 笑


この感覚に慣れないまま「スピード」をやったけど、


頭が混乱。 笑


いい頭の体操になりました。


ちなみにマークの呼び方は


ハート → Herz(ヘアツ)心臓


ダイヤ → Karo(カーロ)ひし形


スペード → Pik(ピーク)槍


クラブ → Kreuz(クロイツ)十字


というそうです。


たとえば、ハートのクイーンなら、


ヘアツダーメHerz-Dame。


クラブのジャックなら


クロイツブーベKreuz-Bube というそうです。


勉強になりました。


ちなみにトランプのことはドイツ語で die Spielkarten(シュピールカーテン)と


いいます。Spiel=遊び の Karten=カード という意味です。



午後もそのまま雨は続き、


この日は近場にご飯を食べに行っただけで休養の日となりました。


6日目は最後の日、頑張って遠出します。


6日目に続く。

旅4日目。

前日の山歩きのせいで犬たちはグッタリ。

おやすみ~・・・


お疲れの犬たちをホテルにお留守番させて、この日はスイスへ。


ライン川の上流にある、ライン唯一の滝、RHEINFALL(ラインファル)を目指します。


以前ボーデン湖の本を読んだ時からずっと行きたいと思っていた滝。


高低差の少ないヨーロッパのなかで、随一の大きさといわれるラインの滝。


25mほどの落差しかありませんが、水量は多く迫力があって、


人気の観光地だそう。


リンダウから電車に乗り、フリードリヒスハーフェンでスイス方面への電車に


乗り換えて、シャフハウゼンへ。


バスで滝の近くまで行くこともできますが、あえて隣駅のノイハウゼンまで


電車で行き、ライン川沿いの遊歩道をお散歩しながら滝に向かいました。


水の透明度が高くめちゃくちゃきれいです。川底まで透き通っています。


普段見ているライン川とは全くの別物。


15分ほど歩いていくと徐々に川の流れが速くなり、観光客も増え、


水の流れる音が大きくなっていきます。



そして。

滝に到着。


すごい水量です。


世界の名だたる瀑布に比べたら、スケールは小さ目かもしれませんが、


ヨーロッパではなかなか見ることのできない光景です。


水の色もコバルトブルーで本当にきれい。


滝壺近くまでいく遊覧船に乗りました。


船は揺れるし水びたし!  


このアトラクションはテンションあがります! たのしい!





上から見たらこんな感じ。


対岸に上がって、滝を一番間近で見られる展望スペースへ。



ものすごい轟音。 吸い込まれそう!


滝の真ん中にある岩に上ることもできます。


(専用の船に乗って上陸します)


とても混んでいて上るのにも順番待ちなので、お時間のある方はどうぞ。


私たちは上りませんでした。


途中、売店でホットドッグと500mlのコーラを買いましたが、


ホットドッグ7ユーロ(約900円)、コーラ3.5ユーロ(約450円)でした。


売店の隣のレストランではランチメニューが軒並み20ユーロ(2600円)超えで、


入る気になりませんでした。


観光地価格もあるのでしょうが、やっぱりスイスって物価高いです!


以前、会社の上司が、「スイスに行くときは自炊できるロッジを借りて、


車で炊飯器と米を持って行って、自炊をする」と言っていましたが・・・・


家族みんなでスイスに1週間旅行に行ったりしたら、自炊しないと


破産しますね。思い知りました。笑


みなさんも、ヨーロッパの他国からスイス入りするときには


食糧を持参することをお忘れなく。


ラインの滝を見終えて、電車に乗ります。


実は当日までラインの滝を観終わってからの午後の行動は


まったくノープランだったのですが、スイスのガイドブックを


見ながら移動していると、気になる町が。


「シュタイン・アム・ライン」


地球の歩き方のなかで「中世の雰囲気を残す町としては


スイスの中で1位に挙げても異論はないだろう」と


大絶賛されていて、さきほどのシャフハウゼンからも


それほど遠くないので立ち寄ってみることにしました。


駅から徒歩5分。


ライン川の向こうに旧市街が見えてきました。


一人でどんどん歩いてしまう私は、いつもKさんの撮る写真に


写り込んでしまいます。


さあ、町の中に入っていきますよ。




角を曲がると急におとぎの世界に迷い込んだようです。


15世紀以降に建てられた美しい壁画で装飾された建物の数々。


ここまで華やかな木組みの家が並ぶ通りはドイツでもなかなか見られないのでは


ないでしょうか。


写真だけではなかなか伝わらないのが残念。


実際はこれよりもっと鮮やかで美しかったです。


いままで訪れた町の中でもトップクラスの美しさ。


こんなに美しい町が観光地化されず、スイスの田舎にひっそりと


残されていることに驚きました。


これといって見どころもないですし、ホテルやレストランも多くはないですが、


立ち寄ってよかったと心から思えた場所でした。


路地裏には日本の鯉のぼりが。


日本人が住んでいるんでしょうか? 気になります。


メインストリートに面していないお家も、手入れが行き届いていて


とてもかわいらしいです。


川沿いのベンチに座ってのんびり。


川では泳いでいる人、ボート遊びを楽しんでいる人もたくさんいました。


時がゆっくりゆっくりながれていて、ここで暮らす人をうらやましく思ったり。


ライン川の魅力を再発見できた一日でした。



5日目に続きます。



さて3日目です。

この日は、電車とバスを乗り継いで、

スイスとオーストリアの間にある小国リヒテンシュタインへ向かいます。

リヒテンシュタインは、バチカン・モナコ・サンマリノに次ぐヨーロッパ第4の

小国で、総面積160㎢、人口約34000人。

切手の生産で有名なほか、法人税の安さからペーパーカンパニーが

多い国でもあります。

で、みどころは? というと、これといってナシ。

スイスのガイドブックに、わずか3ページほどしか紹介されていない、

なんともさびしい小国。

でも、きっと今回訪れなければ一生行くこともなさそうということで、

ちょっくら覗きに行ってみることにしました。



オーストリアのブレゲンツで電車を乗り換え、フェルトキルヒという小さな町で

バスに乗り換え。

途中シャーンという町のターミナルでファドゥーツ行きのバスに乗り換え。

なんだかんだ乗継にも時間がかかり、3時間ほどかかって首都ファドゥーツに

到着。

街のツーリストインフォメーション。


ここでハガキを買い、リヒテンシュタインの名産品(?)である切手を貼って


自宅あてに出しました。


(後日、私たちの帰宅より先に届いていました。)


こういう形のお土産もいいですね。



街中にも、切手が色々なところに描かれていて、切手ファンにはたまらないかも。



切手博物館もあります。


お昼休憩で閉館していたため時間が合わずに中には入れませんでしたが。


こじんまりとした資料館といった感じです。



リヒテンシュタインはスイスほどではありませんが、物価は高め。


カフェでサンドイッチ(手の込んだものではありましたが)と、ビールを頼んで


13ユーロ(日本円で1700円くらい)かかりました。


観光客向けのカフェだったので、さらにお高めだったのかもしれませんが。


ドイツの物価に慣れていると、少々怯みます。。。


ランチのあとは、山の上にあるファドゥーツ城へ向かってみます。



山の上にあるお城。現在も侯爵一家のお住まいで、中を見学することはできません。


が、唯一(?)の名所なので、近くまで行ってみることに。



頑張って登り始めたものの、気温は30度以上、結構な勾配で、しんどい・・・・


ワンコたちも辛そう。


休み休み、木陰を選びながら。 湧水に手を浸したりしながら・・・・


山頂が近くなり、木々が開けてくると、ファドゥーツの町が見下ろせます。


赤レンガで統一されたドイツの古い町並みなどに比べると、ちょっと色気がない。。。笑


でも、山々に囲まれたのどかな風景は、

日本の里山のようでもありなんだか懐かしいです。


山の上のお城。


装飾もなくとてもシンプル。


敷地内には入れません。


暑さもあり、人間も犬もバテバテなうえ、それほどの感動もなく(笑)、


またのんびり下山。


犬たちのバテ具合がひどく、熱中症の危険も考慮して、


帰りはキャリーにいれて下ります。


30度越えの猛暑の中、足場の悪い山道を犬を抱えて歩き続ける・・・


なに、この苦行(笑)!!


でも、こーいう、あとになって「あれ何だったんだろね」っていうエピソードが


旅で一番おもしろいんです。


リヒテンシュタインを思い出すとき、この山道とヘロヘロの犬たちのことを


真っ先に思い浮かべることでしょう。


下山して少しお土産物屋さんを覗くも、スイス土産やドイツ土産ばかり。


独自に作っているものなどほとんどないようです。


数時間で街見物(国見物)も終わり、帰りのバスへ。


途中またシャーンで乗り換え。


切り立った山に囲まれていて、首都ファドゥーツよりも、雰囲気があります。


バスターミナルの向かいには鉄道の駅もありました。


リヒテンシュタイン独自の鉄道はないようで、ここはオーストリア国鉄の線路だそう。


駅にはまったく人気がなく、電車が通る気配も全くありませんでしたが。


そんなこんなで、リンダウへと帰還。


リヒテンシュタインに行ってきた感想は、


「ほぼ何もない」


「ヨーロッパの小国に興味がある、小国巡りをするのが趣味、


または、小国を含め、全ヨーロッパを制覇したい!、


という人以外にはお勧めしない」


という感じですかね。笑


ネタとして周りに自慢はできるんじゃないですかね。 笑




夕方、あまりに暑いので、旅行中一度はやってみたかった、ボーデン湖での


海水浴ならぬ、湖水浴に行きました。


注※右端のおっさんはKさんではありません。



有料のビーチもあるようですが、そこらじゅうで泳いでいる人がいるので


私たちも適当な浜から入水。


さすがに湖の水は冷たい!


そして、河原と同様に足元はヌルヌルした岩場だったりして結構危険!


Kさんは足の裏を負傷しました・・・


結論。


「プールのほうがいいね。」


(この時のフラストレーションから、旅行後すぐに近所のプールに駆け込むこととなる)


4日目に続きます。。。