前日の山歩きのせいで犬たちはグッタリ。
おやすみ~・・・
お疲れの犬たちをホテルにお留守番させて、この日はスイスへ。
ライン川の上流にある、ライン唯一の滝、RHEINFALL(ラインファル)を目指します。
以前ボーデン湖の本を読んだ時からずっと行きたいと思っていた滝。
高低差の少ないヨーロッパのなかで、随一の大きさといわれるラインの滝。
25mほどの落差しかありませんが、水量は多く迫力があって、
人気の観光地だそう。
リンダウから電車に乗り、フリードリヒスハーフェンでスイス方面への電車に
乗り換えて、シャフハウゼンへ。
バスで滝の近くまで行くこともできますが、あえて隣駅のノイハウゼンまで
電車で行き、ライン川沿いの遊歩道をお散歩しながら滝に向かいました。
水の透明度が高くめちゃくちゃきれいです。川底まで透き通っています。
普段見ているライン川とは全くの別物。
15分ほど歩いていくと徐々に川の流れが速くなり、観光客も増え、
水の流れる音が大きくなっていきます。
そして。
滝に到着。
すごい水量です。
世界の名だたる瀑布に比べたら、スケールは小さ目かもしれませんが、
ヨーロッパではなかなか見ることのできない光景です。
水の色もコバルトブルーで本当にきれい。
滝壺近くまでいく遊覧船に乗りました。
船は揺れるし水びたし!
このアトラクションはテンションあがります! たのしい!
上から見たらこんな感じ。
対岸に上がって、滝を一番間近で見られる展望スペースへ。
ものすごい轟音。 吸い込まれそう!
滝の真ん中にある岩に上ることもできます。
(専用の船に乗って上陸します)
とても混んでいて上るのにも順番待ちなので、お時間のある方はどうぞ。
私たちは上りませんでした。
途中、売店でホットドッグと500mlのコーラを買いましたが、
ホットドッグ7ユーロ(約900円)、コーラ3.5ユーロ(約450円)でした。
売店の隣のレストランではランチメニューが軒並み20ユーロ(2600円)超えで、
入る気になりませんでした。
観光地価格もあるのでしょうが、やっぱりスイスって物価高いです!
以前、会社の上司が、「スイスに行くときは自炊できるロッジを借りて、
車で炊飯器と米を持って行って、自炊をする」と言っていましたが・・・・
家族みんなでスイスに1週間旅行に行ったりしたら、自炊しないと
破産しますね。思い知りました。笑
みなさんも、ヨーロッパの他国からスイス入りするときには
食糧を持参することをお忘れなく。
ラインの滝を見終えて、電車に乗ります。
実は当日までラインの滝を観終わってからの午後の行動は
まったくノープランだったのですが、スイスのガイドブックを
見ながら移動していると、気になる町が。
「シュタイン・アム・ライン」
地球の歩き方のなかで「中世の雰囲気を残す町としては
スイスの中で1位に挙げても異論はないだろう」と
大絶賛されていて、さきほどのシャフハウゼンからも
それほど遠くないので立ち寄ってみることにしました。
駅から徒歩5分。
ライン川の向こうに旧市街が見えてきました。
一人でどんどん歩いてしまう私は、いつもKさんの撮る写真に
写り込んでしまいます。
さあ、町の中に入っていきますよ。
角を曲がると急におとぎの世界に迷い込んだようです。
15世紀以降に建てられた美しい壁画で装飾された建物の数々。
ここまで華やかな木組みの家が並ぶ通りはドイツでもなかなか見られないのでは
ないでしょうか。
写真だけではなかなか伝わらないのが残念。
実際はこれよりもっと鮮やかで美しかったです。
いままで訪れた町の中でもトップクラスの美しさ。
こんなに美しい町が観光地化されず、スイスの田舎にひっそりと
残されていることに驚きました。
これといって見どころもないですし、ホテルやレストランも多くはないですが、
立ち寄ってよかったと心から思えた場所でした。
路地裏には日本の鯉のぼりが。
日本人が住んでいるんでしょうか? 気になります。
メインストリートに面していないお家も、手入れが行き届いていて
とてもかわいらしいです。
川沿いのベンチに座ってのんびり。
川では泳いでいる人、ボート遊びを楽しんでいる人もたくさんいました。
時がゆっくりゆっくりながれていて、ここで暮らす人をうらやましく思ったり。
ライン川の魅力を再発見できた一日でした。
5日目に続きます。