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ドイツ・メアブッシュにて☆2人と2匹で暮らすドイツ

2012年3月末、
旦那様の転勤でチワワ2匹を連れて神奈川県から
ドイツ・メアブッシュ市へ引っ越してきました。
初の海外生活でわからないことだらけで
ドキドキの毎日です。。。
日々の珍道中、犬のことなど綴っていきます。

おはようございます。

日本はまだ30度越えの猛暑だそうで

お察しいたします。

ドイツは一気に秋めいてきて、半そでではちょっと寒いくらいです。

午前10時現在、15度しかありません。

もう1回くらい屋外プールに行きたかったよ


さてさて。

ドイツ生活のなかで、時折感じるMADE IN JAPANの素晴らしさ。

たとえば紙製品。

ドイツの紙製品は値段も高いし質も悪い。

ドイツに来たころは、あまりのトイレットペーパーの硬さに、

おしりが剥けるかと思ったものです

ポケットティッシュも紙ナプキンのような厚手のものしかないので

ローションティッシュでやさしく鼻をかんでいる日本人には

かなりのカルチャーショックです


そして生理用品。

日本ほどバリエーションに富んだ国はないと、海外に来てようやくわかりました。

長時間座ってる人用、とか、動き回る人用、とか、夜用超ロングガード!みたいな

親切なナプキンはこちらにはありません。

「多い」「ふつう」「昼」「夜」 それくらいなもんです。

そして、基本的にはナプキンよりもタンポンが主流のようです。

しかし、タンポンもアプリケーターなしで、ただ突っ込んで終わり、

(下品ですいません)というタイプが主流なのです。

私には恐ろしくて使えません。 笑


料理用のラップも、すごいです。

日本のようにパリっと切れて、ピタっとつくラップはありません。

そして、質が悪いうえに箱のギザギザも弱いので、

使っている途中で箱の方が負けて、歯がとれたり箱が潰れたりします。

投げつけたくなるほどのストレス!!!


そこで、私は「無印のラップ用ケース(プラスチック)がいいらしい」との

情報を得て、デュッセルドルフの無印良品に走りました。

ドイツの銀座ともいわれる、(日本人が言ってるだけだけど)

高級ブランド立ち並ぶケーニヒスアレーの

一角、ケーギャラリーの中に無印良品があります。

値段はだいたい日本の1.5倍か2倍くらい。

ドイツ人にとっては日本製の高級雑貨店なので、

接客も丁寧だし、お客さんもお金持ちそうな人が多かったり。

ラップケースは人気商品のようで、レジ前にたくさん陳列されていました。

4.5ユーロくらいだったか。(500円ちょっと) 

使い心地はなかなかで、ドイツの粗悪なラップに負けることなく

頑張っています。ドラッグストアやスーパーで売ってるラップ

(私のはDMで買ったラップ)でも使えました。 おすすめです


今回のラップの件に限らず、困ったときは多少高くても

無印に行って探してみる、というのが私の生活術(?)で、

デュッセルに無印があることは本当にありがたいことです。



そしてまたここ最近困ったことがありました。

日本から持ってきていたヘアゴムがとうとう切れてしまったのです。

私は中途半端な髪の長さなので、いつも手首にヘアゴムをしていて、

邪魔な時、暑いときにササっと髪を縛るようにしているので、

手首に通してちょうどいい太さ(若干余裕があって締め付けられない)で、

ゴムの質も良くてベロベロになったりすぐに切れたりしないヘアゴムを

ドイツで探したのですが、全然見つからず。

その辺で売っているものは、わっかが小さくて手首に巻くと血が止まるし、

2~3回使っただけでゴムが切れたりビロビロに伸びたり。

輪っかになっていない1本のゴムを買ってきて自分で結べばいいんですが、

なんか、そこはこだわりで、わっかに結び目のダンゴが出来るのが嫌だったりして。

(どーでもいいことですけど)

そこでまた無印に駆け込みです。


ありました、ありました。私の求めていたヘアゴムが。

太さも十分、強度も十分、輪っかの大きさも締め付けないベストサイズです。

1本1.5ユーロとちょっとヘアゴムにしては高級ですが、

丈夫で長く使えるのでぜんぜん高くはありません。

無印さん、ありがとう


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左 某ドラッグストアで買ったヘアゴムと、某アクセサリー店で買ったヘアゴム
(ドイツのやつとイギリスのやつ。どっちもすぐ切れる)


右 無印のヘアゴム。1本1.5ユーロ。安心のMADE IN JAPAN



日本ほど、「ものを便利にしたい」「品質を良くしたい」ということに

こだわる国は他にはないと思います。

ドイツにいると「こんなのでよくガマンしてるね?もう少し使いやすく

改良すれば?!」とつっこみたくなることがしょっちゅうあります。

でも、日本の便利なものがそこまで海外で普及していないことを

考えると、日本人ほど「便利」や「品質」にこだわらないお国柄と

いうことなんですかね。

「白アスパラ自動皮むき機」みたいに、好きなものにだけは

極端にこだわるようですが・・・ 笑



6日目後半です。

スイス・アッペンツェル地方を目指し、

ザンクトガレンから電車移動約1時間。

お昼をまわっていましたが、この日はランチの余裕がなく・・・

30分に1本の電車が来るから急げ! とか、

1時間に1本のバスにとにかく乗り込め! とか、

そんなギリギリの移動を繰り返していたため、

タイミングをすっかり失ってしまいました。

こういうこともあるから、リュックにパンかお菓子くらい

詰めて来るべきだといつも後悔するのに・・・ (反省)

のどかな田園風景の中、電車は山岳地方へと進んでいきます。



アッペンツェルのさらに先、ウルネッシュという駅まで

行って、そこからさらにバスで30分。


標高2501m、この周辺では最高峰の山、センティスまでやってきました。


空気がめちゃくちゃきれい!


そして、静かな山の中に、放牧された牛たちのカウベルの音だけが


カラーンカラーンと響いています。


まさにハイジの世界。 これぞスイスだわ。


ここからロープウェイに乗って2501mの山頂を目指します。


自力で登山している人も結構いました。(子供も!)


上の方は結構な岩場なのにすごいなー。



ロープウェイの料金は、安心のスイス観光価格36ユーロ! 高っ!


(日本円約4700円!) ま、せっかく来たし、ね・・・。




高所恐怖症の私ですが、さすがにここまで来ると怖くない。


お天気も良くて気持ちいいです。


頂上にはレストランやお土産コーナーなどもあり、


結構賑わっていました。

こんな動物たちが生息しているよ。


ロープウェイからもシカ的な生き物が雪の上を歩いているのが見えました。


なんだこいつはー かわいいな・・・




展望台に上ってみますよ。


雲が結構出てきてしまいました。


でも風の流れが速いので、晴れたり曇ったりの繰り返し。


雲が取れて、遠くにボーデン湖が見えます。



天気のいい時には、この山頂から、


ユングフラウ、アイガー、ピラトゥスなどのアルプスの山々を


見ることもできるそうです。(この日は確認できず)


ワンコもいました。 ちょっと息が苦しそうでしたが、犬は高山病にならないの?


ウチのワンたちにはハードすぎて無理でしょう。



山頂のレストランは、言うまでもない山頂価格だったので、


スルーし、売店でお菓子を買いました。


スイスのおまんじゅう的なお菓子。


本日の昼食です。  センティスからの帰りのバスの中で食べました。


味の方は、ドイツのクリスマス菓子などに似た、シナモンやクローブなどの


スパイスがガッツリきいたもので、私は好きなのですが、Kさんは


苦手だったようで・・・


ウルネッシュの駅につき、アッペンツェル行きの電車に乗り、


アッペンツェルの町に立ち寄りました。


車窓からの景色がずっと美しい。


さて。アッペンツェル駅から町(正しくは村)に入っていきます。


先日のシュタイン・アム・ラインの建物とは全く違い、


ポップでかわいい。ホテルもレストランも、お土産物屋さんも、


お菓子のおうちのような色使いです。


村中がこんなお家ばかり。 めちゃくちゃかわいい!


30分もあれば見終ってしまうほどの小さな小さな村ですが、


とにかくかわいらしく、何周もしたくなってしまいました。


この地方の名産はアッペンツェラーチーズというチーズと、


ビール、グラッパ(キルシュ酒)、そして木彫り。


木彫りの土産物屋さんはたくさんあり、木彫りの人形から


カッティングボードやペッパーミルなどの雑貨まで、


どれも手の込んだ高級品が並んでいました。


その中から、小さな木彫りのワンコをひとつだけ購入。


日本でも最近よく見かけるようになった、バーニーズマウンテンドッグ。


スイスといえば、ハイジのヨーゼフでもおなじみのセントバーナード犬の


イメージが強いのですが、バーニーズもスイス原産の犬だったのですね。


昔から、農家の犬として、牛追いや重い荷物の運搬などに


使われてきた犬だそうです。


バーニーズの置物、なかなか他では見かけないので


いいコレクションになりました。


各国のオリジナル犬グッズを集めてみるのも楽しいかもしれません。


(ドイツにもたくさんありそう)


※あとで調べたところ、バーニーズと同じ毛色で短毛の


アッペンツェラー・キャトル・ドッグという、アッペンツェル地方原産の


犬もいるそうで、もしかしたらそちらの種類の置物かもしれません。


そうだとしたら、なおさら貴重なコレクションですね。


ビールも買いました。まだ開けてません。


アッペンツェルからまた電車を乗り継ぎ乗り継ぎ、


リンダウに戻ってきたのは夜10時近く。


おまんじゅう1個ではさすがに疲れましたが、


近場のレストランでラストディナーをしてこの日は終了。


翌日はホテルをチェックアウトして、お昼にIC特急に乗りデュッセルドルフへ。


リンダウの駅。 またいつか来られたらいいな。


実は今回は、もうすぐ迎える結婚10周年の記念旅行のひとつだったのですが、


ドイツに住む今だからこそ行っておきたい場所としてボーデン湖を選んで


本当に良かったなと思います。


日本にいて「海外旅行に行こう」ということになっても、


なかなか来られる場所ではないから。


一生モノの思い出になりました。



そして、忘れちゃいけません、


帰宅して翌々日には近所のプールへ。


あの日のモヤモヤがようやくおさまりました!


やっぱり泳ぐなら、湖よりもプールですね! 笑



終。
6日目です。

翌7日目は電車に乗って帰るだけなので、

実質の最終日。


(長くなりそうなので記事を2つに分けます。)


この日はまた電車でボーデン湖沿いのスイス方面へのお出かけです。

オーストリア側からまわって約1時間かけて最初の目的地、

ザンクトガレンに到着。

スイス ♪  スイス ♪


駅周辺は大きな建物も多く結構都会です。


この街は7世紀からの歴史がある古都で、


世界遺産である修道院図書館と大聖堂があります。


図書館には8世紀から12世紀の古い写本など10万冊を超える


スイスの貴重な蔵書が保管されています。


しかもロココ様式の大変美しい図書館としてドイツのガイドブックにも


大きく写真が載っていて、絶対訪れたいと思っていた場所の一つ。


駅から10分ほど歩いて修道院のお庭に到着。


この一角に大聖堂もあります。


外観からしてゴージャス。


大聖堂の中は後でゆっくり見学するとして、


まずは図書館へ。



図書館の中は今も貴重な蔵書があるため、


写真撮影厳禁、土足厳禁(備え付けのスリッパで見学)。


myswitzerland.com からお借りした画像


本棚の一つ一つの装飾や、手すりの曲線、天井絵の美しさ・・・


宮殿のような煌びやかな空間なのに、修道院の図書館だなんて


不思議。


実際に本を手に取ることはできませんが、いくつかの本が


ケースのなかに展示されていたり、古い地球儀のレプリカが


あったりして、おもしろかったです。


(地下の資料館にも蔵書の展示あり)


そのあとはお隣の大聖堂へ。


これでもか~!といわんばかりのバロック様式。


現在の建物は後期バロックのもので1755年~69年に建てられたそう。


そして、中もすごいですよ。


ロココ様式のゴージャスな教会と言えば、ドイツではヴィース教会が


有名ですが、こちらもかなりゴージャスです。


天井もどーーん。


細工が細かくて本当にきれいです。


天使たちもひとりひとり表情が違います。



残念ながらこの日は、奥半分が改修工事中で


祭壇の周りしか見学できなかったのですが、


今までたくさん見てきた教会の中でも、かなり豪華で印象的な


教会でした。


個人的にはもう少しシンプルな教会の方が好きですが・・・ 笑


ザンクトガレンの街をしばし散策したのち、


また電車に乗ってボーデン湖から少し奥まった山岳地方へ


向かいます。


目指すは古き良きスイスの生活が残るアッペンツェル地方。


今回私がどうしても行ってみたかった場所です。


6日目後半へつづきます。