ホテルローヤル/桜木紫乃
読後しんみり。
第149回直木賞を受賞しているこの作品。
著者の、桜木柴乃さんはご実家がラブホテルとのこと。
「ホテルローヤル」 という名前も実名(実家のホテル)だそうです。
直木賞受賞会見の席に、タミヤのTシャツ姿で現れた桜木さん。
(しかもご自分でカスタマイズ済みの!)
金爆のファンなのだそうです。
受賞の知らせを居酒屋で待つ間、担当さんなど居合わせた全員タミヤのTシャツ着用だったそう。
「抱きしめてシュヴァルツ」 を聞いて金爆のファンになったとのことで。
ゴールデンボンバーの鬼龍院翔さんの言葉の選び方にはすごく刺激を受けています。
「抱きしめて離さないで」
という出だしはありだと思うんですけど、
「慰めて隅々まで」
という言葉は、ちょっとなかなか思い浮かばない、すごく斬新な歌詞だと思ってて、
そういう、
あーこういう歌詞を書く人が長いものを書いたらすごいだろうなと今も思ってます。
そうかなー。
そんなこと言っちゃっていいんですか!
飾らないお人柄なのですねー。
いつかここを舞台に、ひとつちゃんと書きたいなーと思っていた。
10代から見てきた世界、というか舞台裏。
いろんな人と出会える場所であり、常にいろんな人を見てきた。
ホテル屋の娘に生まれてよかった。
長い会見の中で、
とりわけ印象に残った言葉が、
幸、不幸についてもよく言われるんですけれども、
一生懸命生きてる人の口から、幸せとか不幸とかいう言葉を私は聞いたことがないんですよ。
直木賞受賞会見 (ちょっと声が聞き取りにくいです。)
「ホテルローヤル」 は、
「小説すばる」に書いていた短編に、書下ろしを加えた連作の短編集です。
シャッターチャンス (「ホテルローヤル」改題)
本日開店 (書き下ろし)
えっち屋
バブルバス
せんせぇ
星を見ていた
ギフト
中でも、「星を見ていた」 のエピソードが気に入りました。
~そもそも自分の感情というものがミコにとっては不可思議な沼の底のようなのだ。
親が死んだときも、子供を流したときも、泣いた記憶というのがなかった。
泣いても笑っても、体を動かさねばならない毎日は続く。
黙々と働き続けるしかない毎日だ。
時間が金になり、その金でぎりぎりの生活をする。
ぎりぎりという言葉は他人に教わった。
泣きかたを教えてくれる他人はいなかったが、ミコの暮らしがひどく貧しいことは、出会った誰もがそれとなく口にした。
『誰も恨まずに生きていけや』
母親が死ぬ間際に言い残したひとことも、上手く理解できなかった。
誰をどんな理由で恨めばいいのかわからなかった。
港で、農園で、家政婦に入った家で、
どこへ行っても他人様はみな働き者のミコに優しかった。
星々を見ていると、
この坂を上り、下り終わったところに自分が生まれ育った家があることも、
そこで待つ正太郎のことも、今朝見た新聞も、テレビニュースのことも、
なにもかもがひどく遠いもののように思えてきた。
どこかでゆっくりと休みたい━━。
「ミコ、あんなところでお前、なにしてた」
静かな問いだった。
「星━━」
「星がどうかしたか」
「星をみてた━━」
正太郎は「そうか」と言って再び歩き始めた。
傷めた右脚を庇いながらゆっくりゆっくり坂を下る。
ミコもひと揺れごとに眠りに吸い込まれてゆく。
なだらかな下り坂を転ばぬように歩む正太郎も、昨日より少し優しくなっている。
んー。
これだけでは、良さ、伝わらないですね。
良かったらご一読ください。
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