恩田陸さんー!
ついに直木賞受賞!
おめでとうございます!!
まだとってなかったのか!
とっくに取っているべきという選考への皮肉も込められた、
おそらくは愛をこめてのファンの方々の声。
取ってないの、
知っていました。
おそらくは多くのファンの方と同じように。
恩田ワールド、
私は好きなのですが、受け入れられない人がいることも理解できる・・・
何となく、このまま取らないのかと勝手に思っていましたが、
直木賞受賞会見での、恩田さんの「ほっとしました。」というのを聞いて
あーやっぱりよかったと心から思ったのでした。
おそらくは多くのファンの方と同じように。
全作読んではいないのですが、
(だってすごい量です。)
今のところ、
恩田作品マイナンバーワンは、
「きのうの世界」 です。
これも以前の直木賞候補作だったらしいですが、
え?
これがあなたのナンバーワン?
いやあもちろん賛否両論あるでしょう。
つっこみどころは満載だし、
いくらファンタジーでもそれはないでしょーという個所も。
それでも、ラスト、
精神が宇宙と同化する描写には、
すうっと心が解放されるような気持になるのです。
◇
こんな殺風景なものであっても、世界はやはり美しかった。
しかし、吾郎にとってそれはもはや彼のものではなく、他人のもののように感じた。
◇
なんと小さく、なんと無力なのだろう。
吾郎は、自分の後ろ姿にそう呼びかけていた。
◇
顔が遠ざかり、水無月橋が遠ざかり、丘の斜面の果樹園が遠ざかっていく。
そのスピードは、さっき町の上を飛び回った時よりもより速く、より加速していくようだった。
◇
もはや後戻りはできない。
今日という新しい一日、昨日までとは違う新しい世界が、もう始まってしまっているのだから。
◇
とてもわかりやすく、シンプルな描写。
いかがでしょう?
