犬はいつも足元にいて/大森兄弟
カバーを広げると
カバーを外した中
装幀/坂野公一(welle design)
装画/ヒロミチイト(ペンスチ)
第46回文藝賞
全国学校図書館協議会選定図書
第142回芥川賞候補作
初出は「文藝」
「日本文学史上初!の兄弟ユニット作家による完全共作。」
あれ?そうなの
岡島二人っていう方たちは兄弟ではなかったのかな?
と、思って調べたら兄弟ではなかった
しかも岡島二人じゃなくて岡嶋二人だった
記憶よ
しかもすでにコンビは解消されていて
昨年、お一方お亡くなりになっていたと知りました
「犬はいつも足元にいて」の
河出書房新社のページ
上のサイトによると
選考委員絶賛!
「文学は個人の自我の発露である」という旧来の文学観は音を立てて崩れ去る。
ぜひ読んで驚いていただきたい。――斎藤美奈子氏
生きとし生けるものは匂いならぬ臭いを発し、
腐りもする存在なのだ、
との輪廻的達観を抱いた秀作。――田中康夫氏
二人の作者が個々の深層意識に潜入しながら、
公園の「肉」という真の主人公を探り当てている。――藤沢周氏
この作者は相手がちゃんと見えている。
それは、世界と人間に対する肯定の基盤であり、
だから主人公も登場人物もうとましいのに、
好きになってしまう。この距離感は絶妙で、
作者独自のものだ。――保坂和志氏
なんだけど、
読後のわたしの第一声(心の声)
え?これで終わり?
下巻へ続く、かな?
あれ?下巻ないよ
ちょっと待ってーーこれで終わりなんて困るんですけどーーー
思わせぶりにバラまいたナゾはナゾのままですかー
意味ありげな登場人物は意味不明なままですかー
サダのお母さんのキャラとか、興味をひかれたのです
サダのおばさんはやっぱり口を、ぽくっ、と開けて
「来る頃だと思ってたけど、予想していたよりも四十五分早くて今ちょっと手が離せない状況だから手短に言わせてもらうなら、日本には昔から素晴らしい言葉があって、それをなくしてはいけないと同時に、いつか誰かに言いたいと思っていた言葉、ここにいる皆が幸せになれる魔法の言葉とは何か、水に流します」
いつもは解決系のお話とか大団円的ラストはむしろ敬遠するのです
道中の心模様や、やりとりが楽しめれば良いと思っている派なのです
カバーの絵からは日常系ほんわか話を想像したのです
少しの心の揺れなども期待したのです
けど
確かに日常系ではあるけど、不穏、不穏、不明、不穏…
文体自体はは読みやすくてサクサクあっという間に読めたのです
けど
けど
文藝賞受賞作、他にどんなの読んでたかな
以下、読了本です
| 山田詠美 | /ベッドタイムアイズ |
伊藤たかみ/助手席にて、グルグル・ダンスを踊って
佐藤亜有子/ボディ・レンタル
鈴木清剛/ラジオデイズ
羽田圭介/黒冷水
山崎ナオコーラ/人のセックスを笑うな
白岩 玄/野ブタ。をプロデュース
青山七恵/窓の灯
磯崎憲一郎/肝心の子供
今村友紀/クリスタル・ヴァリーに降りそそぐ灰
ああ、面白かったのも
そうでもなかったのも
面倒くさい話だなあと感じたのもあるな
選考委員の方との相性や
読んだタイミング
それと理解度にもよるのか
思わず、過去受賞作は?と振り返ってしまうラストなのでした















