二十四節気、今年も粛々と冬至を迎えましたね。

「一陽来復 陰極まれば 陽甦る
    迎えたる日に 湯治も良きかな」

願望交え、創作句詠む。

東洋思想の陰陽論では、夜は陰、昼は陽に分類されます。「陰極まりて、陽生ず」陰(冬)が極まり、陽(春)という次の季節に向かって、気が戻ってきます。

冬至の別名は「一陽来復(いちようらいふく)の日」。中国や日本では、冬至は太陽の力が一番弱まった日であり、この日を境に再び力が甦ってくるという前向きな意味合いを含んだ言葉です。

また、天文学的に言うと、太陽の黄経が270度に達する日で、太陽が一番南にある状態。そのため、北半球では一年の中で昼が一番短く、夜が最も長い日。

冬至を境に運も上昇すると言われており、かぼちゃを食べて栄養を付け、身体を温めるゆず湯に入り無病息災を願いながら、古来より、寒い冬を乗りきる知恵とされているものがいくつかあります。
 
そして冬至の七種。「ん」のつくものを運盛りといい、縁起をかつぎます。運盛りは縁起かつぎだけでなく、栄養をつけて寒い冬を乗りきるための知恵でもあり、土用の丑の日に「う」のつくものを食べて夏を乗りきるのに似ていますね。
ゆず湯に入る風習は、江戸時代初期の銭湯から始まったようです。「冬至(とうじ)」とお湯で療養する「湯治(とうじ)」を語呂合わせしたとも言われています。
 
ゆずの果汁に含まれる成分はお身体を温めますし、血行を促進し、香りは脳へと作用し神経をリラックスさせてくれます。
新しい年をお迎えする前に、浄化・断捨離が理想的。新鮮な良き波動・氣が舞い込みますように。

朝の湯に 浮きてただよふ 柚子の実の
きんの肌へに さす日の光
時間を忘れて湯治に行きたいわ♨️



お写真お食事処は内容と無関係ですが
英気を養う意味では私にはご褒美。
今年最後のステーキハマ様にて。
皆様もどうぞ健やかに、心穏やかに
ごゆるりとお過ごし下さいませね🍵🍂

𝐏𝐚𝐭𝐫𝐚.