美ケ原 | おばあちゃんと 一緒に

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遠く忙しく暮らす子供達に、健康でいる証として60才代で始めたブログ、
しかし娘親子と同居、孫と付き合う日々、 孫達も成長し、とうとう私も70歳代になりました。そして2021年80歳になり、娘親子は独立し、また夫と二人暮らしになりました。

9月6日(日)   曇り雨
  美ヶ原はマップ地図で見ると広大でどこから取り付いていいのか
分からなく、何となく行く機会を失っていた
クラブの例会で山行計画が発表された。チャンス到来と参加をお願いした。
何とリーダーの百名山の百座目の登山であった


焼山沢登山口から登る   こちら
 昭文社の山と高原の地図 2000年度[美ケ原。霧ヶ峰]
大まかな登山のコース説明によると
武石村観光センターから渓谷沿い1km進む、竜ケ沢ダム
を見おろしんがら 焼山沢にそって 渓谷を上りつめる、
高山性針葉樹林 帯のなか焼山沢を3kmほど行くと焼山の滝、
その周辺には 天然記念物のヒカリゴケもあり。渓谷が
狭くなるとスリルも味わえる。 美ケ原高原唯一の森林コースで
樹林帯を抜ける と一気に開けた高原に出る 

  

  武石観光センターを通りすぎてさらに62号線を西に行くと 
焼山登山口の立派な看板があった 
焼 山の滝2.7km 美ケ原 6km   7:15

今日は長丁場になるのでダブルストックで登る。メンバー8人

草が生い茂る登山道を行くとすぐに広い林道に出た


沢の音を聞きながら 林道から登山道に入り 焼山沢の初めての徒渉7:39


沢の音を聞き  ふかふかとした苔むした道を行くと   深呼吸したくなる



沢沿いの道  
沢に出たり 山腹を巻くような登山道を登ったりして高度を稼ぐ


トガの親木8;30
ここは寄らず先に進む 雨に降られないうちに 頂上へと急ぐ


焼山の滝  8:37
 登山道から左手に入る

 
左に大きな滝 右手に幾重にも線条の滝 

  
サワギク
初めて愛でる


山の中を登っていくと登山道正面い

「↑史跡 鬼ケ城」  の看板 
どうやら此の先を行くようだ どんなところだろうと 
夢をはせながら 此の看板を眺めて先に行く


ヒカリゴケ  9:05



登山道脇に 滝が流れ落ち  風情を楽しませてくれる


ダイモンジソウ

また沢を渡る9:14


美ヶ原高原 2km  焼山登山口4km9:22
木にも足元もコケ、   あと2km  散歩道の幼稚園までだ! 頑張ろう!


マップ説明の最も高山性針葉樹林らしいところ9:55


水石10:15
岩に水が溜まっていた その上に屋根の様に岩が覆っていたが
横から見ると カバの口の様だ


樹林帯 の終わり鉄柵がありそれを 出ると 牧場 10:41である



牧場」に出た
「登りついて不意にひらけた目前の風景に
しばばらくは世界の天井が抜けたかと思う」
 という尾崎喜八の詩にある
 この景色だった しかし 空はどんよりと灰色であった
 しかしどこが端かわからないほどの広い高原が広がった

  「美ガ原溶岩台地」 より 
       尾崎喜八『高原詩抄』第47編(昭和17年刊行)

  
    「 登りついて不意にひらけた眼前の風景に
     しばらくは世界の天井が抜けたかと思う。
     やがて一歩を踏みこんで岩にまたがりながら、
     この高さにおけるこの広がりの把握になおもくるしむ。
     無制限な、おおどかな、荒っぽくて、新鮮な、
     この風景の情緒はただ身にしみるように本源的で、
     尋常の尺度にはまるで桁が外れている。
     秋の雲の砲煙がどんどん上げて、
     空は青と白との眼もさめるだんだら。
     物見石の準平原から和田峠の方へ
     一羽の鷲が流れ矢のように落ちて行った。」

 

後ろを振り返って 


 ウメバチソウ

牧場の柵を抜けると 美ヶ原高原のシンボルの美くしの塔が見えた10:59


王ケ頭の電波塔が見えてきた11:15

王け頭ホテル                頂上 王ケ頭の登山者 もう少し

 

王ケ頭 2034m 11:35 

「リーダー 百名山完登 おめでとうございます !!」


百名山完登のリーダーと記念撮影

長年温めていた 山に登れて感激 !!  


頂上から霧ケ峰 方面をみる
Kちゃんへ
 ご主人と登っていた思い出の霧ヶ峰、 雲の中に手の届くほど近くにありましたよ


王ケ頭のホテルで11:45~12:45
メンバーが焼いたケーキで完登 のお祝いに御相伴にあずかり、リーダーからは
完登記念品を頂戴したり と楽しい一時を過ごした
ご馳走様でした 、 ありがとうございました

ホテルから出ると辺り一面ミルク状だった


牛が草を食んでいた


下山は 登って来た道を帰った
幽玄の世界にはいりこんだよだった


登山口に15:20無事下山した

歩いたコース



長いこと温めていた山は 穏やかな草原にたどり着くまでは、  まるで
修験者 のようだった

リーダー  メンバーありがとうございました