美ヶ原はマップ地図で見ると広大でどこから取り付いていいのか
分からなく、何となく行く機会を失っていた
クラブの例会で山行計画が発表された。チャンス到来と参加をお願いした。
何とリーダーの百名山の百座目の登山であった
焼山沢登山口から登る こちら
昭文社の山と高原の地図 2000年度[美ケ原。霧ヶ峰]
大まかな登山のコース説明によると
武石村観光センターから渓谷沿い1km進む、竜ケ沢ダム
を見おろしんがら 焼山沢にそって 渓谷を上りつめる、
高山性針葉樹林 帯のなか焼山沢を3kmほど行くと焼山の滝、
その周辺には 天然記念物のヒカリゴケもあり。渓谷が
狭くなるとスリルも味わえる。 美ケ原高原唯一の森林コースで
樹林帯を抜ける と一気に開けた高原に出る
武石観光センターを通りすぎてさらに62号線を西に行くと
焼山登山口の立派な看板があった
焼 山の滝2.7km 美ケ原 6km 7:15
今日は長丁場になるのでダブルストックで登る。メンバー8人
草が生い茂る登山道を行くとすぐに広い林道に出た
沢の音を聞きながら 林道から登山道に入り 焼山沢の初めての徒渉7:39
沢の音を聞き ふかふかとした苔むした道を行くと 深呼吸したくなる
沢沿いの道
沢に出たり 山腹を巻くような登山道を登ったりして高度を稼ぐ
トガの親木8;30
ここは寄らず先に進む 雨に降られないうちに 頂上へと急ぐ
山の中を登っていくと登山道正面い
「↑史跡 鬼ケ城」 の看板
どうやら此の先を行くようだ どんなところだろうと
夢をはせながら 此の看板を眺めて先に行く
美ヶ原高原 2km 焼山登山口4km9:22
木にも足元もコケ、 あと2km 散歩道の幼稚園までだ! 頑張ろう!
水石10:15
岩に水が溜まっていた その上に屋根の様に岩が覆っていたが
横から見ると カバの口の様だ
樹林帯 の終わり鉄柵がありそれを 出ると 牧場 10:41である
牧場」に出た
「登りついて不意にひらけた目前の風景に
しばばらくは世界の天井が抜けたかと思う」
という尾崎喜八の詩にある
この景色だった しかし 空はどんよりと灰色であった
しかしどこが端かわからないほどの広い高原が広がった
「美ガ原溶岩台地」 より
尾崎喜八『高原詩抄』第47編(昭和17年刊行)
「 登りついて不意にひらけた眼前の風景に
しばらくは世界の天井が抜けたかと思う。
やがて一歩を踏みこんで岩にまたがりながら、
この高さにおけるこの広がりの把握になおもくるしむ。
無制限な、おおどかな、荒っぽくて、新鮮な、
この風景の情緒はただ身にしみるように本源的で、
尋常の尺度にはまるで桁が外れている。
秋の雲の砲煙がどんどん上げて、
空は青と白との眼もさめるだんだら。
物見石の準平原から和田峠の方へ
一羽の鷲が流れ矢のように落ちて行った。」
後ろを振り返って
牧場の柵を抜けると 美ヶ原高原のシンボルの美くしの塔が見えた10:59
王け頭ホテル 頂上 王ケ頭の登山者 もう少し
王ケ頭 2034m 11:35
「リーダー 百名山完登 おめでとうございます !!」
百名山完登のリーダーと記念撮影
長年温めていた 山に登れて感激 !!
頂上から霧ケ峰 方面をみる
Kちゃんへ
ご主人と登っていた思い出の霧ヶ峰、 雲の中に手の届くほど近くにありましたよ
王ケ頭のホテルで11:45~12:45
メンバーが焼いたケーキで完登 のお祝いに御相伴にあずかり、リーダーからは
完登記念品を頂戴したり と楽しい一時を過ごした
ご馳走様でした 、 ありがとうございました
ホテルから出ると辺り一面ミルク状だった
下山は 登って来た道を帰った
幽玄の世界にはいりこんだよだった
長いこと温めていた山は 穏やかな草原にたどり着くまでは、 まるで
修験者 のようだった
リーダー メンバーありがとうございました