主婦友 | おばあちゃんと 一緒に

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遠く忙しく暮らす子供達に、健康でいる証として60才代で始めたブログ、
しかし娘親子と同居、孫と付き合う日々、 孫達も成長し、とうとう私も70歳代になりました。そして2021年80歳になり、娘親子は独立し、また夫と二人暮らしになりました。

主婦友が直腸ポリープの切除と、胆石の摘出手術を四日前にした。主婦友達とお見舞いに行った。まだ四日目だから、痛がってるのではないかと、私は想像していた。待ち合わせていた、二人の主婦友が既に来ていた、そっーと彼女のベットを覗くと、いつもと変わらない顔色をしていた。 「食堂に行って、もうすぐ点滴がおわるから」といった彼女の声のトーンまでがいつもと変わらない力強さを感じた。

 

点滴の管と腹から出てる管を提げて、食堂にやってきた彼女は、もう先生が歩けというから、「今日いっぱい歩いちゃった」と言った。昨日までここに痛み止めが入れてあったと言って左胸あたりを指差した。そして「胆石を取る手術って、胆嚢を取るんだってね」と不本意の様な顔つきでいった。

 

(そうっか、ここあたりで患者と、医者の食い違いが生じるのかもしれないなと頭をよぎった、今日午前中に手術した犬と飼い主さんの顔が浮かんだ。)

 

7人の主婦友達のなか彼女で私を含め手術経験者は4人なる、確率からするとかなり高い数値なるな、と内心思った。年をとってきた表れでもあるのだなとも思った。彼女に「もう日柄を稼げばいいだけね」と言うと、 「自分でも昨日より今日の方がよくなっていくのがわかる、はじめ、白いご飯粒を食べた時は嬉しかった」と実感を込めていった。

 

年老いると段々と身体がかれていくの仕方が無いことだが。せめて心だけでも、年老いないようにしたいものだと思った。

 

 

大学時代の友から彼女の近くの名所の桜写真付きメールが届く、生命の誕生も載せて、 手術した主婦友の元気な姿とがだぶった。