くもり
折角の日曜日、久しぶりに、山に登りに行こうと思っていた。
天気は悪いし、寒いし、同伴してもらうつもりの夫には断られ、
一人で行くほどの元気はない。
夫といえば、桑の老木を切ったのを、裏の家から貰いうけ
、それで丸太状の椅子を作るのに一生懸命だ。女房となんか
山にいってられない、というところらしい。
その椅子を作るのに、電気鋸、電気かんな、を新調した
そのかいあって、中々風情のある椅子ができあがった。
出鼻をくじかれたような私は家の掃除をして、買い物をして
、と貴重な日曜日が暮れてしまった。
こうやって年をとってしまうのかと、少し感傷してしまった。