小正月 | おばあちゃんと 一緒に

おばあちゃんと 一緒に

遠く忙しく暮らす子供達に、健康でいる証として60才代で始めたブログ、
しかし娘親子と同居、孫と付き合う日々、 孫達も成長し、とうとう私も70歳代になりました。そして2021年80歳になり、娘親子は独立し、また夫と二人暮らしになりました。

今日は餅つきをした。

餅をつくと言っても、機械でつく。そして、鏡餅の飾り替えをする。

また日本水木の枝を採ってきて、その枝に三センチ四方に切った餅を刺す。この地ではお飾り換えをすると言う。

この行事は私が子どもの時から、続いている。この地に嫁いでからも数十年同じようにしている。昨年は義母の喪中でお休み。

実家の方では、柳の木の枝を採ってきて、上新粉で繭玉を作り、繭玉を、枝に刺して飾る。座敷には柳の木が立っているほどの大きさのもの、神棚、仏壇、台所、風呂、便所、玄関、は60センチくらいの枝を飾る。

実家は養蚕の盛んな土地柄で、繭が沢山取れるようにとの、願いを込めて作るのだと、今は亡き母に聞きいた。繭玉を明日(15日)の朝飾るのだが、その光景は枯れ枝に白い花が咲いたようで、部屋がとても華やいで、気持ちまでも「うきうき」したのを思い起こす。

嫁いだ先は餅で作る。この習慣は面倒と思いながらも、体の中に染み付いていて、今では子ども時の郷愁を感じ、やめられない。今年は、たまたま孫娘がいたので、賑やかなイベントになった。