【がん】 あなたは写真のようになったとき、どうしますか? #腫瘍#メラノーマ | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

 

↑これは、なんでしょうか? ダニに噛まれているようにも見えます。

 

私たちは、がんの子を多く診察しています。

上記のような写真のとき、あなたならどうしますか?

 

もふもふちゃんをよく触っていると、なにかできていることがわかると思います。

そのとき、以下のようなときはすぐに取った方がいいです。

 

□色が黒い(メラノーマの可能性があります)

□できものから血が出ている

□できものが日に日に大きくなってきている

□もふもふちゃんが気にしている

 

などがあれば、小さいうちにとっておくと安心ですね。

2年経っていますが、元気にしています。転移や再発はないです。

 

 

上記の写真は、マージンを取って手術をして病理検査に出しました。

結果、これはメラノーマでした。

 

その後の治療

・丸山ワクチン

・ルペオール

 

などで治療をしています。

獣医学も進歩しています。早期に発見して、飼い主さんが医学的に正しい知識を持っていれば、寛解できる時代になりました。