まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

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■ネコ 慢性腎不全は3分の2が崩れないとクレアチンが上がらない。#慢性腎不全#クレアチン

とう昨日のブログで書きました。

 

クレアチンを追っているだけでは、慢性腎不全の初期を見つけることがでないのです。

 

●腎臓とは

腎臓は大小さまざまな血管がたくさんあって「血管の塊」のような臓器なのです。

 

動脈硬化などで、血管がつまってしまえば、その血管の先にある血液をろ過する“糸球体”に血流が行かなくなってしまって、腎臓病になるのです。

 

これに注目すると、血管が詰まり気味だとよくないことが、理解していただけると思います。

 

●中性脂肪の血液検査を

*中性脂肪が高いと血管が詰まりやすい。

*中性脂肪は4、5時間後にピークがくる。だらだら食べているとずっと高中性脂肪状態になっり、これも動脈硬化の大きな原因。

 
●飼い主さんの出来ること
*猫さまを慢性腎不全にしないためには、腎臓は血管の集まりであることを理解する。
*水をこまめに飲ます。
*置き餌はしない。
 
飼い主さんが、科学的に正しい知識を持つことで、猫さまの腎不全に送らせることができるのです。
 

猫さまの慢性腎不全は、そう珍しい病気ではありません。

慢性腎不全さえないと、猫さまは、20歳まで生きていてくれます。

 

●人の腎臓病のなりやすい体質

*高齢

*メタボリックシンドローム(メタボ)

*血圧が高い。

*コレステロールが高い。

*中性脂肪が高い。

*高尿酸症

 

なぜか、というと、腎臓は大小さまざまな血管がたくさんあって「血管の塊」のような臓器なんです。

 

動脈硬化などで、血管がつまってしまえば、その血管の先にある血液をろ過する“糸球体”に血流が行かなくなってしまって、腎臓病になるのです。

 

血液検査をしているから大丈夫だと思っていませんか?

 

糸球体の3分の2が壊れたくらいの状態になって、やっと血清クレアチニンの数値が上がってくるという感じです。

 


●早期に見つけるために

*尿検査をして、尿タンパクが出ていないか、チェックする。

 

 

●飼い主さんにできる慢性腎不全しないために。

*体重を適正にする。

*こまめに水を飲ませる。

 水は結石予防に限らず、「腎臓の薬」です。

水分が足りなくなってくると途中の血管の血流が簡単に途絶えるので、それで、常時、流しておく必要があります。臓にとっては、ちょこちょこ水を飲み続けるのが一番いいんです。

 

 

 

 

もふもふちゃんに長生きして欲しいのなら、ちょこちょこ水を飲ませて、腎臓の糸球体に血流が流れるようにしてあげてくださいね。

 

 

このブログに登場する線維肉腫のミミちゃんのことを書かせていただきました。

もちろん、飼い主さんには許可を得ています。

 

もふもふちゃんは、長生きになりがんになる子は割合にいます。飼い主さんは、そんなことを踏まえて飼っていただきたいです。

https://news.yahoo.co.jp/byline/ishiimasumi/20191118-00150655/

 

 

 

https://twitter.com/BookloverMD/status/1195830174190690305

 

 

私たちの病院では、がんの子を多く診ています。

これからの治療について説明しています。

 

●一般的な治療

*外科手術

*抗がん剤

*放射線治療

 

などですが、

●私たちの治療

*手術できるのならする。

*ICGリポという少量の抗がん剤

*免疫誘導

*食事療法

などで、飼い主さんの理解がないとわかりにくいので、説明します。

 

飼い主さんは、愛するもふもふちゃんが、がんなので、頭が真っ白になっていることは、理解しているので、私たちが行っていること。

*資料を渡す

*ホワイトボードでキーワードを書いて説明する(説明後、写真を撮ることはOK)

 

で工夫しているのだけれど、しっかり伝わっているのかな、と悩むことがあります。

Twitterで精神科医のいろは先生が「言語化」しないと頭に残らないといわれています。

 

「言語化」しているつもりなんだけれど、私の説明を聞いて、わからないときは、また尋ねてくださいね。