まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

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↑眼窩 鼻腔内リンパ腫が寛解中のいちごちゃん

 

私たちは、がんの治療を多くしています。

がん子は食欲がなくなる子が多くいます。

 

その場合は、西洋の薬で反応するといいのですが、そうじゃない場合は、漢方薬も使います。

 

●がん薬物療法による悪心・嘔吐 CINV

□chemotherapy-induced nausea and vomiting

□嘔吐とは延髄の嘔吐中枢の刺激

□幽門部の閉鎖

□胃の逆流運動

□悪心は、嘔吐はしないけれど、そのような状態

 

●西洋薬では、

□吐き気止め

□5HT3受容体拮抗薬

 

などもありますが、なかなか反応しない子には、漢方薬も使います。

 

やはり、がんのもふもふちゃんにも食べていただきましょう。

 

がんは炎症反応で慢性疾患なので、多方面からのアプローチもしていきましょう。

 

 

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扁平上皮がんの猫さまの治療をしています。

 

扁平上皮がんなので、どうしても皮膚がなくなります。

そのため皮膚のケアは大切です。

 

私たちは、皮膚のケアに漢方薬の外用も使うことがあります。

 

漢方薬の外用とは?

・紫根(シコン)

・当帰(トウキ)

・ゴマ油

・ミツロウ

・ゴマ油

 

などが入っています。

 

飲み薬も漢方薬がありますが、外用もあります。

 

がんは、慢性疾患なので多方面からのアプリーチが必要です。

 

扁平上皮がんの猫さまが、寛解したら許可を得て写真を載せました。

 

 

 

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ラッキーは、18歳になった頃から、慢性腎不全になりました。

加齢のためなのでしょう。

 

あまりタンパク質を食べると、腎臓によくないのはわかっています。

それでも、やはりタンパク質が好きなのね。

 

植物性と動物性たんぱく質、どちらがいいのか?

 

結論からいいますと植物性タンパク質です。

 

動物性タンパク質には、

・飽和脂肪酸

・トランス脂肪酸

・コルステロール

・酸が多いためアンモニア生産が増える。

 

そのため、繊細な子宮体が崩れて慢性腎不全になります。

 

●飼い主さんのできること

・慢性腎不全のワンコさまは、なるべく植物性タンパク質を与える。

・血液検査でTPやALBが低い子は、アミノ酸サプリメントを

 

超シニアになると、腎臓が弱くなるので、気をつけてくださいね。

 

 

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ありがとうございます。
意識の高い読者のおかげで人気記事ランクインしました。
これからもコツコツと書いていきますので、よろしくお願いいたします。
芥川賞受賞作『推し、燃ゆ』を読みました。
私の推しはもちろん、ラッキーです。
 
宇佐美りんさん、まだ21歳。
すごい才能の作家が出てきましたね。