まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

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↑眼窩 鼻腔内リンパ腫が7年以上寛解していちごちゃん

 

手術や放射線治療をしても再発した、転移したと来院されるもふもふちゃんが、数多くいます。

 

がんは「炎症」反応だと思っている私たちにとっては、なるべく早く来ていただきたいと思っています。

 

上記の場合だと大火事になっていることが多く、なかなか火消しができないのです。

 

がんは自分の細胞が異常に増えた結果です。

そのため、体を変えないとよくないのです。

・尿のpHが7.5から8

.・CRPが正常

・SAAが正常

・好中球/リンパ球の比が、2から3

 

 

これになっていて、食欲があれば寛解します。

そのために

・食事療法

・丸山ワクチン

・有機ゲルマニウム

・重曹療法

・高濃度ビタミンンC点滴

・低分子フコイダン

・チャーガ

・ミサトール

・フルボ酸

・珪素

などを行い、炎症をとります。

 

放射線治療や手術をしたので、再発、転移させないようにしてあげてほしいです。

私たちの動物病院を受診される場合は、なるばく早く来院していただきたいです。

 

 

 

 

 

宮崎県えびの市の路上で見つかった子豚が保護され、警察署で「落とし物」として約3週間世話を受けた後、17日、新たな飼い主へ引き渡されました。

本来の飼い主は現れませんでしたが、引き取り希望は8件寄せられ、その中から串間市で牛を飼育する農家の河野康太さんに託されました。

子豚は「トントン」と名付けられ、署員に大切に育てられてきました。今後もその名前を引き継がれるそうで、署員や園児らに見送られ、新たな生活へと歩み出しました。

子豚を育てるということは、どういうことなのか、あらためて考えてみましょう。

 

迷子の子豚のトントン「落とし物」から新生活へ 可愛さの裏にある“命の責任”とは #エキスパートトピ(石井万寿美) - エキスパート - Yahoo!ニュース

 

猫さまの慢性腎不全に対する基本的な治療は、以下の通りです。

・腎臓用療法食
・皮下点滴
・ラプロス

などが挙げられます。

 

今日、ご紹介するのは、SGLT2阻害薬

 

人医療ですが、SGLT2阻害薬は、本来は糖尿病の治療薬ですが、近年では腎臓保護作用が注目され、慢性腎不全との関係が大きく研究されています。

 

【SGLT2阻害薬の作用機序】

この薬は、腎臓の近位尿細管でのブドウ糖再吸収を抑え、尿中に糖を排泄させることで血糖を下げます。同時に、ナトリウムの再吸収も抑制されるため、糸球体内の圧力(過剰なろ過状態)を低下させる働きがあります。これにより、腎臓への負担が軽減され、腎機能の悪化スピードを遅らせる可能性が示されています。

 

人医療では、糖尿病の有無にかかわらず慢性腎不全の進行抑制効果が報告されており、腎保護薬としての位置づけが確立しつつあります。

 

一方、獣医療、特に猫においてはエビデンスがまだ十分ではなく、標準治療として広く用いられているわけではありません。

また、副作用として脱水や電解質異常、まれにケトアシドーシスなどがあるため、特に食欲低下や脱水傾向のある腎不全の個体では慎重な判断が必要です。

 

【飼い主さんのできること】

飼い主さんは、SGLT2阻害薬があることを知って、かかりつけの獣医師とご相談ください。

 

SGLT2阻害薬は有望な選択肢ではありますが、単独での治療ではなく、全身状態を見ながら補助的に活用する視点が重要です。

 

 

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↑眼窩 鼻腔内リンパ腫を寛解して7年目以上のいちごちゃん

 

ベンフォチアミンは、脂溶性のビタミンB1(チアミン)誘導体で、吸収率が高く、主に神経障害(糖尿病性神経障害など)で使われる成分です。

がんとの関係については、いくつかの観点から補助的な意味で注目されることがあります。

 

 

ビタミンB1はエネルギー代謝に関わる重要な栄養素であり、がん患者では食欲低下や消耗により不足しやすい傾向があります。その補充という意味では、全身状態の維持に役立つ可能性があります。

 

慢性炎症の抑制

「糖化(AGEs)」の抑制作用です。

ベンフォチアミンは体内での糖化ストレスを軽減するとされ、慢性炎症や細胞ダメージの抑制に寄与する可能性があります。

 

 

まとめ


・栄養状態の補助
・糖化ストレスの軽減
・神経障害のサポート
といった役割は期待されます。

 

臨床で使う場合は、他のサプリメントや治療とのバランスも含めて慎重に考える必要があります。

 

【飼い主さんのできること】

がんは、慢性炎症なので、以下のような血液検査の子には、おすすめです。

・CRPが高値

・SAAが高値

・リンパ球が少ない(好中球/リンパ球の比が2ぐらいに)

 

かかりつけの獣医師とご相談ください。

↑15歳のお誕生日おめでとうございます

(飼い主さんから許可を得てあげています)

 

↑ワンコさま用のケーキ

(飼い主さんから許可を得てあげています)

 

私たちの動物病院では、がんの子を多く診察しています。

中には他府県から通われる子もおり、メールやSNSを通して日々の様子を拝見しています。

 

そんな中、とても嬉しいご報告が届きました。がん治療を続けているゴールデンレトリバーのNicoちゃんが、15歳のお誕生日を迎えたのです。

 

大型犬で15歳。しかも、がん(膀胱がん)と共に生きながら迎えた節目の年齢です。

 

当院での治療開始から、すでに1年以上が経過しています。

 

「がん=すぐに抗がん剤や手術」と思われがちですが、すべての子に同じ治療が最適とは限りません。

実際にNicoちゃんは、抗がん剤や手術を行わず、体への負担を抑えた治療を選択しながら、穏やかに日々を重ねています。

 

【当院での治療】
・丸山ワクチン
・食事療法
・重曹療法
・アルテスネイト
・有機ゲルマニウム
・ビタミンC
・チャーガ
・ミサトール

 

こうした治療の積み重ねにより、15歳という高齢の大型犬でも食欲を保ち、穏やかに過ごすことができています。

 

がんと診断されても、「その子らしく生きる道」は一つではありません。治療の選択肢は、もっと広く考えてよいのです。