まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

今日は、腎不全の話をします。

 

他院で下部尿路疾患の治療をしていましたが、悪化したので私たちの動物病院に来院。

 

そのときの症状

・食欲不振

・嘔吐

 

血液検査

・BUN 140 mg/dl以上

・CRE 10 mg/dl以上

 

【私たちの治療】

・導尿

・皮下点滴

・幹細胞培養上清液の静脈点滴

・有機ゲルマニウム

 

このような治療をして

BUN、CREは正常値になりました。

まだ貧血はしていますが、それもよくなりつつあります。

 

まとめ

炎症反応には、幹細胞培養上清液と有機ゲルマニウムが劇的な効果があるときがあります。

 

 

犬を飼いたい人は、2019年の動物愛護管理法の改正内容を知ってほしいです。

劣悪な環境下で子犬を産まされている繁殖犬がいます。その犬たちを救うためにこの法律が改正されました。

繁殖犬に関することを要約すると、ブリーダーが飼育できる繁殖犬の数は、スタッフ1人あたり15頭までと定められ、出産の回数は6回まで、交配時の年齢も原則として6歳以下となりました。

 

動物愛護管理法は2020年6月1日から施行されました。そのため、繁殖引退犬が10万頭いるといわれています。

そんな背景で、元ブリーダーが繁殖できなくなった犬を窒息死させるという痛ましい事件がありました。

このような事実を知って、繁殖引退犬を飼いたいと思う人もいるかもしれません。繁殖引退犬は、ペットショップやブリーダーから子犬を飼う場合とは、性格や病気になりやすさが違います。それを見ていきましょう。

 

元ブリーダーが犬を窒息死 10万頭の犬が行先を失う? ”繁殖引退犬”を飼う前に知ってほしいこと(石井万寿美) - エキスパート - Yahoo!ニュース

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↑眼窩 鼻腔内リンパ腫が寛解して5年半以上のいちごちゃん

 

 

私たちの動物病院は、がんは炎症反応だと考えています。

それは以下を見れば、わかります。

・CRP

・SAA

・リンパ球の数

・好中球/リンパ球の比

 

 

炎症がおさまってくると、治療の頻度や薬を減らします。

 

もちろん、元気、食欲がある、体重が減らない、なども大切な要素です。

 

元気があっても、血液検査の異常があれば、のちのちなにの形で出てきます。

誰が見てもしんどそうになると、寛解しないとか、寛解に時間がかかります。その点、血液検査で異常が起きた時点で、治療をしているとよくなることが多いのです。

 

血液検査は、正直に体の炎症反応を表してくれます。

 

炎症反応がなくなれば、がん細胞は撤退してくれます。

そのため、以下の治療をします。

・丸山ワクチン

・高濃度ビタミンンC点滴

・食事療法

・重曹療法

・低分子フコイダン

 

 

 

 

 

 

 

 
がんの子を多く診察しています。
がん細胞とは、何かを知っていただくことで、より治療効果が上ると思っています。
 
実際、がんが寛解している子の飼い主さんは、意識が高く、何故、免疫誘導でがんが寛解するのかをよく勉強されています。1時間のプレゼンなどもすぐに出来るぐらい知識を持っていらっしゃる方が、ほとんどです。
 
難しい本を紐解くのもひとつですが、簡単に書いてあるところから、知識を増やして学術の方を読まれた方が、よくわかると思いますので、『はたらく細胞 人体のふしぎ図鑑』を紹介させてもらっているわけです。
 
 
この本の後ろを見ると、
医学監修 医学博士 原田知幸とあるので、原田先生が、しっかり監修をされているので、医学的に間違えはないわけです。
 
本書では、
 
がん細胞の3つの性質
がん細胞は、
*増殖
*浸潤
*転移
という性質を持っています。がん細胞が少なければ、免疫細胞たちが退治できます。
 

 

他の治療とは、

 

*食事療法
*高濃度ビタミンC点滴
*インタードック
*インタードック
*丸山ワクチン
*サプリメント
 
などをするわけです。
その子の免疫細胞がどれぐらいちゃんと働けるのかによって違うので、オーダーメイドの治療にどうしてもなります。
免疫誘導の治療の面白いところは、免疫細胞にとって、WHITEの環境だと勝手に治っていくことです。
 
 
 

 

 

 

夏場にイヌを散歩に連れて行ったり、ネコを外に出したりすると、マダニをつけて家に帰ってくることがあります。

 

夏だから仕方がないと諦めていませんか。

その考えは命の危険を伴うこともあります。実は、ダニがウイルスや細菌などを保有している場合、刺されたヒトが病気を発症する「ダニ媒介感染症」というものがあります。もちろん、イヌやネコもダニに刺されると病気にかかることがあります。

 

今日は、マダニが媒介する病気について見ていきましょう。

 

【危険マダニ】散歩をすると予想ダニしないところに マダニの感染症をどうする?(石井万寿美) - エキスパート - Yahoo!ニュース