まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

 

 

 

 

抗生剤が効きにくい子がいます。

 

そして、抗生剤を使うと耐性菌ができるので、適切に使う方がいいです。

 

私たちの動物病院では、オリーブ葉というものを使っています。

 

●オリーブ葉とは?

 

・オリーブの葉から抽出したエキス

・様々なウイルスを殺すがヒトの細胞にはダメージを与えない、天然の抗ウイルス剤です。

・真菌・カンジダ・イースト感染症などにも優れた効果があります。

・マクロファージや好中球の働きを活性化させ、免疫力を高める作用もあります。
・免疫力を高める
(白血球の活性化)
・:病原菌を直接攻撃する
(細菌やウイルスを不活性化)
 

・抗生物質等と異なり、耐性菌を作りません

 

このようなサプリメントを使って治療をしています。

 

 

 

人のがん食事療法のなかでは、「ゲルソン療法」が有名です。

 

●ゲルソン療法とは?

ドイツの医学博士マックス・ゲルソン(1881年から1959年)は、部位だけではなく、体全体の免疫力を高める食事療法を考えました。

 

その療法が、100年前に考え出されたものですがまだ続いています。

 

ゲルソン療法をざっくり説明すると、食事と浣腸をすることです。

 

 

●ゲルソン療法の食事療法について

 

ゲルソン療法は、ざっくり説明すると、ニンジンなど野菜ジュースを飲むこと、とコーヒー浣腸をすることです。

 

私たちは、野菜ジュースに注目しています。

ニンジンなどの野菜ジュースを飲んで、ナトウムとカリウムを適正な量にすることです。

人間の場合は、塩分のあるものを食べるので、ナトウムは関係があるのですが、もふもふちゃんは、塩分のあるものはあまり食べません。それで、カリウムに注目しています。

 

血液検査の電解質のカリウムが少ない子は、なかなかがんが寛解しません。

 

眼窩 鼻腔内リンパ腫が寛解して4年のいちごちゃんの血液検査の電解質は、いつも正常値で、カリウムも5近くあります。

 

 

●なぜ、ジュースなのか?

 

もふもふちゃんは、肉食なのでニンジンをあげてもカリウムを吸収しにくいのでジュースにするのです。

できれば、コールドプレズジューサーがいいですね。

 

体にカリウムがあるか?

 

 

、血液検査をすればすぐにわかるので、がん治療をされてりう人は、電解質をチェックしてあげてくださいね。

 

 

抗生剤ばかり使うと耐性菌ができたり、腸内細菌叢が崩れたりします。

そのため、あまり抗生剤を使いたくないです。

 

今日は、マヌカハニーに抗菌作用があることをご紹介します。

 

●マヌカハニーの抗菌作用

 

抗菌作用とは、抗菌性ともいい、細菌の生育、増殖を抑えたり、細菌を死滅させる作用のことをいいます。

マヌカハニーには天然の抗菌成分MGOが含まれており、MGO100mg/kg以上で下記の菌に対する抗菌作用が確認されています。

 

・黄色ブドウ球菌

・ストレプトコッカス・ミュータンス菌(虫歯の原因菌)

・ヘリコパクター・ピロリ菌

・大腸菌

・サルモネラ菌

 

●マヌカハニーの抗ウイルス作用

 

ハチミツには抗ウイルス作用が考えられうるフラボノイドなどの活性成分が多数含まれていることが確認されています。特にマヌカハニーに含まれるMGOはタンパク質を糖化し変質させるので、タンパク質で出来ているウイルスの核を覆う膜(カプシド)やウイルスが人の細胞に侵入するための突起(スパイク)を壊しウイルスの増殖を抑える効果があります。

・インフルエンザウイルス

・ヘルペス

 

 

注意、子猫や子犬には、ハチミツがよくないです。

 

口内炎のある子、猫ウイルス性鼻気管炎が治らない子にはいいかもしれません。

アレルギーがある子がいるかもしれないので、少量から始めてあげてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワンコさまでがんになったときに、一番先にしていただきたいことは、食事療法です。

どんな食事療法をしてよいかわらない場合は以下をしましょう。

 

●リンゴ+ニンジンジュース

 

リンゴとニンジンジュースは、皮をむかないで、そのままジュースにして飲ませてあげてください。

できれば、コールドプレスジューサーで。

 

人間は、ニンジンは300g前後なので、体重で換算してくださいね。

リンゴは、適量で。

 

 

なぜコールドプレスジューサーだと酵素を壊さず絞れるので、体にいいのです。

ワンコさまは、もともと肉食なので、ミキサーよりコールドプレスジューサーで作ったジュースの方が、早く吸収するのです。

 

細胞を作っている電解質がないと薬も効果が薄くなるので、食事療法は大切です。

 

 

 

 

 

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↑眼窩 鼻腔内リンパ腫が寛解して4年のいちごちゃん

 

私たちは、毎日、がんの治療をしています。

がんは「炎症反応」でなる疾患だと考えて、食事療法をしています。

 

遠方の方で食事療法の相談をしたいという問い合わせがきます。

私たちは、血液検査や尿検査などからどのような食事やサプリメントがいいのかを考えています。

そのため以下のものを持ってきてください。

・尿 冷蔵で

・血液検査

一般的な血液検査に以下のものを含めてください。

 □SAA(猫さま)

 □CRP(ワンコさま)

 □リンパ球の数

 □好中球の数

 □Ht

 □Hb

 □TP

 □ALB

 

 

血液検査は正しく体の反応を示します。

それらを見ながら、食事療法をしています。

 

血液検査や尿検査が炎症反応を示さなくなれば、抗がん剤をよく効くようになります。

食事療法をベースで治療をしています。