大型犬の中には、1歳や2歳で骨肉腫などのがんになる子がいます。
一方で、中型犬はシニア期に入ってからがんになるケースが多いです。
なぜ大型犬は早期にがんになりやすいのかについて、ナショナル ジオグラフィックが解説しています。詳細は以下のリンクからご覧ください。
参考記事: なぜ大型犬は早死にで、がんになりやすいのか — 動物全般と逆 | ナショナル ジオグラフィック日本版サイト (nikkeibp.co.jp)
記事によると、成長速度が原因だとされています。チワワとグレート・デーンの生まれたときの大きさは2倍程度しか違いませんが、1年も経つとチワワは約3キロ、グレート・デーンは約70キロになります。この急激な成長の過程で、遺伝子のコピーミスが起こりやすくなるのです。
参考引用: 「成犬のグレート・デーンは確かに大きいが、子犬は驚くほど小さい。『生まれたばかりの子犬は、どの犬種でもほとんど同じ大きさです』とウーファー氏は指摘しています。大きくても2倍ほどの差しかありません。」
成犬になると、例えばニューファンドランドは体重68キロにもなり、寿命は9~10年程度です。一方、体重3キロにも満たないチワワは14~16年生きることが多い。このため、大型犬は短期間で急激な成長を遂げる必要があり、その結果、がんのリスクが高くなるのです。
大型犬を飼っている方やこれから飼おうと考えている方には、このようなリスクがあることをぜひ知っておいてほしいです。