【がん】健康診断を受けていたけれど、がんになった がんになると血液の「顔つき」が変化 #がん | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

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小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

 

 

 

 

 

私たちのところでは、他院で健康診断を受けていたけれど、がんになっていたという言葉をよく耳にします。

 

こおブログの読者は、「がんになると血液の【顔つき】が変化する」ということを覚えておいてほしい。

 

和田洋巳先生の『がんとエントロピー』によりますと、ページ51

 

好中球とリンパ球の比は、1.5倍。

つまり好中球÷リンパ球が、1,5であれば問題ではないといわれています。

 

犬や猫は、この比が2から3になれば、まずまずだと思っています。

 

 

しかし、がんになってくるとこの比が、4から5になります。がんが活発な子は、10になってくるのです。

 

つまり炎症が起こっているので、それを抑えないといけないのです。

それで、私たちは以下のことをします。

・食事療法

・丸山ワクチン

・有機ゲリマニウム

・高濃度ビタミンンC

 

 

などです。

 

好中球の数を気にする動物病院は、多いのですが、リンパ球の数に注視していないところが多いので、このように健康診断を受けていてもがんになったりするのです。