イヌの尿からiPS細胞を高効率で作製 大阪公立大など世界初の手法 獣医療での再生医療の促進に期待 | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

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小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

 

 

イヌの治療にもiPS細胞が使われる時代が到来するかもしれません。

 

iPS細胞は、再生医療において、多くの病気の治療に期待されています。 ヒトより先にイヌがiPS細胞が進み、安全性がわかればヒト医療もより進むのですばらしいことです。 iPS細胞を用いた治療法は、病気の原因となる細胞をiPS細胞に変換し、そのiPS細胞を用いて患部の細胞を再生することで病気を治療する方法です。iPS細胞で治療が期待されている病気には、パーキンソン病、ALS、網膜変性症、心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病、難聴、脊髄損傷などがあります。 イヌの中には、ウェルシュ・コーギーの変性性脊髄症(DM)という遺伝病であります。それは、ヒトのALSにもよく似ている症状だといわれています。いまの獣医学で、このDMの治療法はないので、iPS細胞の治療に期待をします。 それ以外にもイヌはシニア期になると、心臓病の子が多いので、さらに元気で長寿に過ごすことができる未来が来ているのですね。

 

以下に詳しく載っています。

イヌの尿からiPS細胞を高効率で作製 大阪公立大など世界初の手法 獣医療での再生医療の促進に期待(読売テレビ) - Yahoo!ニュース