【がん】20歳の猫さま 鼻腔内リンパ腫 肺にも転移か このような場合はどうする? #リンパ腫 | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

 

↑眼窩 鼻腔内リンパ腫が寛解して5年になるいちごちゃん

 

私の動物病院は、多くのがんの子の治療をしています。

今日、ご紹介する猫さまは、20歳です。

 

猫の平均寿命は約15歳なので、高齢です。

 

ひとつの考え方として、もう高齢だからほとんど治療をしないというのもあります。

 

飼い主さんは、猫さまが負担にならない程度の治療なら、してほしいということでした。

 

【私たちの治療】

・アルカリ化

・重曹療法

・丸山ワクチン

・高濃度ビタミンン

・温熱療法

・ステロイド剤

 

などをしています。

治療をはじめて1カ月が過ぎていますが、少しずつですが元気になっています。

 

ブログの読者の方で、高齢だからがんの治療をどうしようか、と悩んでいる人もいると思います。

そんな方に参考にしてください。